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[アルマと二人で「擬似空中浮遊」、などと戯れつつ、少女を担いで客室へと運び届ける。
とぼけた様子で、しっかりと車内を走り回る衛兵の姿は把握している。
その後、アルマより一足先に自分のコンパートメントへと引き返し、大きな鞄を漁って、何かを「フロシキ」に包む。
と、今度は再び食堂車を通って、一等車両へと抜けた。
目指すコンパートメントの主は、既に食堂車から引き上げていることだろう。]
ムシュ・レイヨ?
[と、扉を叩いた。]**
残念ですがMonsieur、私もこの食堂での出会いを
文字に残すべく部屋に戻ろうと思うのです。
ですが、もしMonsieurがご興味がおありでしたら、後ほど客車を
お尋ね戴ければ歓迎いたしますよ。
…ああ、申し出が遅れてしまいました。私はレイヨ・マルヤマー。
宜しければ、この旅の道連れになってくださるかもしれない
あなた様のお名前をお伺いしても?
[軽く首を傾げて仏語を話す男へ問いかけ追えると、
万年筆に蓋をして、手帳をそれとともに懐へと仕舞い込んで席を立ちあがる。
残していった挨拶は非常に紳士的なものだった]
−食堂車→ピェルヴィクラース・コンパートメント−
…まったく、騒がしい場所だ。
趣味はいい場所なのに、もったいない。
[海の外の人間は、島国の人間からすれば酷く騒がしかったらしい。
コンパートメントに到着すれば、水差しから杯へと水を満たし、
それをゆっくりと飲みこむと寝台に腰かけ目を瞑る。眠るわけではない]
…。
[杯を置くと手帳に書き込む葡萄黒]
『旅は道連れ世は情け。
甘し飯、甘し酒、甘し話に満ち足りて
女帝は麗しき芸術の都に背を向ける』
[そこまで書き込んだ手帳を閉じる。
またしばらく目を瞑ると、扉を叩く音がした。
ゆっくりと破璃の奥の瞳を開いて、寝台から立ち上がる。
魚眼レンズと眼鏡のレンズ越しに映るのは先程の相席の男。
懐に在るものと、それから────を確認してから]
ようこそ、Monsieur。
[扉を開いた先にいる男を迎え入れた*]
[ウルスラの客室に運ばれて、寝台に横たえられる。]
(どうしよう、ちょっと面倒……でも一等車に近づけたからよし?)
[ほっぺをつんつんされながら明日の行動計画を練る。]
(食堂車を抜けるより、連結から屋根に出たほうがいいかもしれない…あるいは車体の下から?)
[頭が重い。酒がきいているようだ。
マティアスがいなくなって安心したのか、そのまま眠ってしまった]
―夢―
[体中に付けられた深い切り傷が痛む。
意識を失っても再び現実に引きずり戻される。
ああ、またあの変態が来た。
男の癖にフリルやレースが大好きなサディスト。]
……もう、やめて。なんでもするから。ひとごろしだって、へいき、だから。
―現在・二等車―
あ、頭、いたい……。二日酔い…?
[洒落たテーブルに乗せられた水差しをとり、コップに注いでゆっくりと飲む]
……ずきずきする……。うぅ…揺れが頭にひびく、止まらないかなぁ……。
[いつの間にか自分の荷物も傍に置かれている。
このまま居候してもいいのだろうか?]
確か……ウルスラさん?
[誰かがそう呼んでいたような気がする。
ウルスラを起こさないようそっと廊下に出ると、そのまま食堂車と二等車の連結部へ向かった]
―連結部―
とりあえず下見っと。
[手すりに足を掛け、食堂車の屋根の上へ顔を出す。
流石にこのまま上れば煤まみれになってしまうだろうから今は見るだけだ]
うん……十分通れそう。やるなら早めのほうがいいよね……。
[決行は今夜。乗客達が食堂車に集まる頃。
頭の中で手順を確認。
その時、横殴りの強い風にあおられて、足元がふらついた。
細い手すりの上、カクンと片足を踏み外した]
[赤毛の少年は楽しそうに歩いている]
……お客様?
[食堂車と2等車の連結部で、アイリが危なっかしく屋根を覗き込んでいるのが見えた]
っと─…わぁ!
[風にあおられたのかバランスを崩したアイリ>>35を咄嗟に支える**]
おお、遅くに失礼いたしますぞ。
いやなに、あなたのお名前をお伺いして、日本の方と知りましたのでな。
ちょうど携えていたジャポニズムの小品の事を思い出したのです。
聞けばあなたは記者さんとのことだ。まだ無名の画家の作品ですゆえ、お気に召したらお国でもご紹介いただけると有難い。
[などと「フロシキ」包みを手に捲し立てる。と、ふと列車の前の方に目をやり]
む?ややっ?あれは何だ?
[大仰に叫んで、前の車両に続く扉へと走る]
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