情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
……困った、なぁ。
[端末が無いことにも、血の先を見に行く勇気がないことにも、仕損じたことにも。
柄にもない弱気が身を食うような心地に、小さく溜息を吐く。
少し眉を寄せて、目を伏せて、考える。
守るべきもののこと。守りたいと、思う者のこと。
私は、同じフロアにいるカノウくんを探して、日記を取られたことを伝えて、謝る。
……そして、私の日記から一つ予定が消え、代わりに、別の予定が書き加えられるのは、もう少し後の*話だ*]
[夜明けの空は、きっとかみさまの気紛れだ。
紫が次第に青へと移り変わる様は、
つい目を奪われて、
あっという間に時間が過ぎていってしまう。
死者がたくさん眠っている其処に吹く風は。
寂しさと、朝の爽やかさと。
螺旋のように色を変えて、頬を過ぎてゆく]
…7thのねーちゃんも、連れてきたくなるな。
ちょっとだけ。
何処で倒れてんのか、しんねーけど。
[まだ、彼女の死体は見ていない。
でも、他の死者は此処に揃っているように見えて。
なんだか1人だけ違う場所のようで、
そんな感想がちょこっと落ちる]
[鬼である1stから必死に、
なるべく離れようと無我夢中で暗闇を駆ける。
起動していないエスカレーターを駆け下り続ければいつしか地下まで降っていた。]
はぁはぁ…──。
ここは…
[見渡せばそこは駐車場で。
じめっと湿気た空気が漂う。
ゆっくりと足を踏み入れれば、
靴の音が辺りに響き。
隅の方に残っている車と壁の間に挟まれるようにして腰を下ろした。]
[セイジとデンゴ、
向こうから気づくことはないかと眺めるが、
それまでの和装ではない。
サロンエプロンから扇子を出して、広げる。]
そうですね。
彼らには会いたいです。
[会う未来に頷いて、そちらに歩き出した。
その時、ソラの遺体も見る。グリタの横に。]
おはようございます。
ソラさんは死んだのですね。
[マシロとネギヤは無事なのだろうかと思うが、
今はそれを確認する事は無理な話で。
どうか生き延びててくれと願う事しか出来なかった。
日記に目を通す暇など無かった事を思い出し、
ポケットから日記を取り出して読もうとするが、
この暗闇では内容を読む事も出来ず。]
…どうか明るくなるまで命がありますように。
[日記をポケットに仕舞えば痛む腕を軽く庇う。
痛みはあるのだが気が緩んだせいでそのまま背中を丸めて瞼を閉じてしまった。
ネギヤとソラのその後を知るのはもう少し先の話**]
あー、ああ。そうだった!
[口ごもる様子に、ぽんと手を打ち]
セイジのにーちゃんは、オレ様のことどう思ってんだろ。
[悪戯を仕掛けるように、けらっと笑う]
あー…うん、次は…12thのおっちゃんかな。
[絵日記を開く。…――が、其処で戸惑ったような顔を浮かべた]
あ、れ??
…セイジのにーちゃんって、
そんなすげー世界に居たの??
んー、そっか。
でも、大事ならいいんじゃね。
どんな場所だって。
其処にしかない何かがあんだろ。たぶん!
えーとさ。
セイジのにーちゃんの世界の、一番自慢って、何?
[好奇心を瞳に煌かせて、空を見上げる背中に訊ねてみた]
[そして、デンゴには返事を。]
それまで生きていた場所です。
きっと、みなさんより平穏な場所です。
嫌いではありません。
だけれども、
悲しいことが全くないわけではなく、
むしろ、悲惨な現実も多くある世界です。
だから、残したいかと言われ、絶対に、とは言えないのです。
余計なお世話って言われるかもな……。
僕だったら、こうはされたくないし……。
[7thについてはそんなことをぽつりといって]
なんか、やたら自由な子供……、
たまに大人みたいな顔もするなまいき。
[さらっと言ったが、怪訝な顔をする9thに、
なにかあったのかと同じく怪訝な顔をした]
はい、
傍観者ではなくなったからです。
[それがわかれば、フユキは男にとっては、まだ、消す対象ではなかった。]
そして、ネギヤさんを脅威だと、
前から考えていました。
[けれど、無邪気にも聞こえる声に問われれば背中を向けたまま目蓋を伏せた]
大事では、あるけど。
……僕の世界は一言で言えば、戦争しかなくて。
本当にそれだけの世界 でさ……、
ずっと憎しみみたいなのが連鎖してて僕らと人間とが殺しあって、それが当たり前で、その始まりもしらないし終わりも無い……。
他のたくさんの……こんなふうに、
穏やかな世界を滅ぼして、存続する価値は……、
――……、
[移り行く空の色、こんな風に暁の空をただ眺めたことなどなくて、なんだかとても眩しいような気がしてきつく目蓋を閉ざす。
指先がフェンスを捉えた、越えるのは簡単な境界線、カシャンと乾いた音が鳴った*]
……、
……、…、 えと、
[大きく一度、息を吸い込んで]
――――ソラのねーちゃんが、死んだよ…。
3Fで死んだ。今は、屋上に居る。
…綺麗な朝焼けの、下にいる。
[吐き出す息に混ぜ込みながら、一気に伝えた]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了