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ああ、 ぁ。
[掻き乱された癖っ毛を整えもせず、溜息吐いて肩を落とした。緊張の糸だってもう、切れた。
爽やかな葉擦れの音色や新緑の香りすら、今は少し恨めしい。]
も、毎回毎回。
こんなに言う事聞かない子は、キミが始めてだよ。
[被写体は、何食わぬ顔で風に戦いでいる。
責任を問うべきは風であり、被写体に文句を言うのはお門違いであるのだが。
それよりも何よりも、海辺に続く道の一角で、何の変哲も無い一本の木に話しかけ、指差して怒る自分の方が余程奇異だなどとは未だ思い至らぬのだった。*]
/*
ひそり。
たすくさんの所に栞させて頂いたので、飛び込んでしまいました…!
定期的に緑の子の皮を被りたくなる病。
薔薇だかなんだか持った会長に激しく惹かれたのだけれどもキャラが思いつかなかtt
手探りしつつではありますが、どうぞ宜しくお願いします。(ぺこ)
─ 学校 ─
…は?
ねぇ、それって本気で言ってる?
[スマホから聞こえる声に眉を寄せ、不機嫌に問う。
学内での携帯使用は禁止されている為声量を抑えなければならないのだが。]
ちょっと、待ってよ父さ、
って切るな!こら待て親父!!!!
[暖簾のようにのらくら言いたいことだけ一方的に言われた挙句きられた通話に、思わず声を荒らげてしまった。]
─ 学校 ─
まじで切りやがった…
[耳につく不通音に舌を打ち、即座にこちらからかけた相手は電源を切っていた。]
言いたいだけ言ってこっちの言い分ガン無視ってことかよ!
あんっのくっそ親父、しんじらん…コホン?
[多機能携帯を握る手と声を怒りに震わせ毒づく。
早い話怒りに我を忘れているのだが、背後からの咳払いによって現実に引き戻された。
ぎぎぎ、と音が出そうな程ぎこちなく振り返るとそこには風紀指導の教師が良い笑顔で立っていた。]
─ 学校 ─
せ、ん、せ、ぇ。
…あ、あの、これには深い訳がありまし…
[強張りながらも何とか笑みを作って言い訳を試みてみるも、問答無用で説教タイムに突入。
<<16>>分みっちりと女性としての品位だの何だの言われた挙句携帯まで取り上げられる羽目になった。]
─ 学校 ─
……今日は厄日だ…
[教師の姿が見えなくなって、ようやく呪縛が解けたようにその場にへたりこむ。
もとはと言えば電話をかけてきた父親が悪いと思うのだが、文句を言いたくとも携帯は反省文を提出するまで返してもらえない。
下宿に帰って電話を借りるという手もあるが、下宿先では素を隠しているからできれば親との会話は聞かれたくない。]
…早めに反省文書いて、携帯返してもらお。
[盛大な溜息と共に小さく呟くと、立ち上がり鞄を持って校舎を後にした。]
─ →校外 ─
……跡取りは、苦労するよなあ。
[間を置いて、滲んだのは苦笑。
自分も長男ではあるけれど、そこまで厳しい家ではないから、好きな事はできていた]
…………。
[最後に呟かれた言葉に、ほんの少し、目が細められるが。
結局、何も言わずに、ぽん、と肩を叩くに止めた]
─ 海辺の道 ─
……あ〜もう、息がつまる。
[歩みは重く、口からは愚痴しか出てこない。
仕事で一発当てて成金になった父親のせいでお嬢様学校に押し込められてしまったけれど、庶民育ちな上男兄弟の中で育ったから言葉遣いは元々良くない。
制服を着ているだけでも、息苦しさに目眩がしそうだ。]
…あのくそ親父。
ってー……悪ぃ、愚痴になっちまった。
んで、その様子だと見合いの話は断って良いんだよな?
[愚痴を零してしまったことに苦笑を浮かべ、改めて呼び出した理由についての返事を問う]
─ 海辺の道 ─
よりにもよって、見合いとか。
あたしまだ17だっつーのに。
…いや。
見合い自体は別にいーんだけど、さ。
[先程の通話を思い出して、再燃した怒りに歩みを止めて眉を寄せた。
見合い自体は構わない。
級友達の中には見合いどころか許嫁がいる子も居るのだし、別に付き合ってる人がいるわけでもなし。
ただ。]
…若さしか自慢できるものないとか言いやがって。
[父親から言われた言葉を繰り返すと、更にめらめらと燃えあがった怒りに思わず拳を握った。]
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