189 あおいろ幻歌
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え…だれか、って、ちょ…え……え…
……ってか、それ、大丈夫なの…!?
[狭間というのは何処なのか、他にも疑問はあるけれど。
零れ落ちたという人は無事なのか、空間が揺らいだってどういうことなのか。
問うた所で返る答えは無いと解っていながら、声に出さなければ不安で押し潰されそうで。
歩くペースは徐々に遅くなって、立ち止まった所でふと、足音に気付き。
つい先刻までの自分の所業を思い返して慌てる間も無く、>>35呼びかける声に顔を上げた]
……っ、ご、ごめんなさい、大丈……
…あれ?
(40) 2016/07/20(水) 22:21:50[海辺の街角ふらふら]
[きっとさっき叫んだ声を聞き心配して来てくれたのだろう、申し訳無い気持ちで大丈夫と返しかけて。
近づくその顔を見たら、ふ、と微かな潮の香りと共に懐かしい何かが過っていった。
自分の知るよりも、幾らか皺が多く、深くなってはいるものの]
おじー、ちゃん?
[何時かの海、いつも夫婦仲良さげに自分達の歌を聴いてくれていたその人ではないか。
そう問いかけるこちらの表情にも、十に満たない程の幼い面影を見出すことは出来ようか*]
(41) 2016/07/20(水) 22:22:40[海辺の街角ふらふら]
合唱部員 イマリが接続メモを更新しました。(07/20 22:23)
合唱部員 イマリは、ランダム を能力(捕獲)の対象に選びました。
[兎が再度現れる少し前。
>>1:*16探して良いのかな、という自分の想いに返された同意は自分の不安を仄か和らげてくれた。
続く言葉、その思考も伊万里の望みと重なるもので]
…うん。
探したところで、アタシ達が戻れる保証ってされてないし。
ただ闇雲に探すっていうのは、ちょっと待って欲しいなって。
[それは無意識のものか、それとも何かの働きによってか。
口に出した願いが思わぬ形で作用することになるとは、思ってもいなかった]
(*1) 2016/07/20(水) 22:45:59
[それから。
歌声から離れようと、歩いて、歩いて。
追われるような想いは、>>*0聴こえた呟きに重なった。
時間が欲しい、その声の、その記憶を受け止める器が、まだ出来ていない]
[だから]
『聴こえるはず、ない』
[拒絶の言葉を吐き出したその瞬間、ナニかが起きた。
それが何を齎したかは、兎の言葉を聞くまではっきりとは解っていなかったけれど]
(*2) 2016/07/20(水) 22:50:43
[声をかけたことで見えていなかった少女の顔が覗く>>40。
「おじー、ちゃん?」と呼ぶ声>>41。
髪色と同じく聞き覚えがあるような無いような]
……んむ?
[記憶を呼び起こそうとする間は他よりも長い。
ウミには子も孫も居らず、そのように呼んでくれるのは灯台守をしていた時に遊びに来てくれた子達ぐらい。
記憶の靄奥にある少女の面影を引き寄せた時、記憶から消えかけた歌声が脳裏を過ぎった]
(42) 2016/07/20(水) 22:50:53[街の通り]
──…おぉ、もしや。
君は歌を歌ってくれた、……あぁ、すまぬ、名前が思い出せぬのじゃ。
[件の日、名前も聞いているはずなのに、どうしても思い出せなくて。
申し訳なさそうにしながら少女に歩み寄った*]
(43) 2016/07/20(水) 22:51:00[街の通り]
…人が、誰か。
狭間に零れ落ちた、って。
多分…あたしの、せい、だ。
[呟いたコエは、呆然と、不安の、両方を携えて]*
(*3) 2016/07/20(水) 22:53:54
/*
ただいま、毎度一撃くらいしかいられない狐です。
なんかこー、大人組はみんな、過去に恋愛関連でなんかある感じ?
俺も割とそっち方面で動いてるしなー
まあ、いっか。(あばうと
ハツネさんの過去が一番重そうで、どうなるかねえ、と思ってる今日この頃です。ところで霊はどこだろうね?
(-23) 2016/07/20(水) 23:03:35
[>>42こちらを見る顔は、何かを思い返す様。
ゆっくりと時間が過ぎて、その表情が変わっていくのを見]
やっぱり。
そうだよ、アタシ達皆で歌聴いてもらってた。
覚えててくれたんだ、おじーちゃん。
[>>43歌を、という言葉で確信に変わり、なつかしさに破顔した後。
名前を問われて、あぁ、と頷き]
アタシもう随分海行ってないもん、仕方ないよ。
(44) 2016/07/20(水) 23:05:44[海辺の街角ふらふら]
[海岸に人気は無い。シオマネキがのこのこ歩いてるだけだ。
砂浜に打ち寄せる波の音だけが静かに...えーと、静かに?]
あっちから、聞こえてくんだよなあ...
[知っているようで知らない歌、どこかで聞いたような歌声は、海の方から響いてくるのだと、俺はどこかで確信していた]
(45) 2016/07/20(水) 23:08:07[海岸の方]
伊万里。イマリだよ、おじーちゃん。
ほら、あの子といっつも一緒だった──
[そう言いかけて、ふ、と声が詰まった。
あの子。そうだ、いつも一緒だった。
イマリちゃんって呼ばれて、アタシも名前を呼んで返して。
お嫁さんにしてねって、そんな約束もしていた──あの子は、──]
…おじーちゃんも、あのウサギに頼まれたの?
[何かを振り払うように頭を振った後、ウミに向ける笑顔は微か、強張っていた**]
(46) 2016/07/20(水) 23:08:34[海辺の街角ふらふら]
……はい?
[不意に届いた声>>*3に、上がるのは惚けた声]
人が消えた……君のせい、って?
[呆然と不安と、二つを帯びた声。
その意を問おうとした矢先]
(*4) 2016/07/20(水) 23:10:30
[しかし、これ本格的にどうなんだ、と。
そんな事を思ったその時、視界の隅を白い影が過った]
……っ!
[てんてん、てんてん、と跳ねる兎。
立ち止まったそれが綴る言葉>>#1は、見事なまでに突っ込み所しかなくて]
いやまて、それで済ませていいんかい。
[自分もてきとーな事を言ってはよく突っ込みをもらっているが。
こいつ俺の事超えてないか? なんてちょっとだけ思ってしまったのは許されろ。
なんて思っている内に消えて行く兎に、は、と一つ、息が落ちた。*]
(47) 2016/07/20(水) 23:10:42[海辺の街中]
……いや。
君の……ってか、君だけのせいとはいわんだろ、これ。
[そう思うのは、少なからぬ同調を引き起こしているが故か]
人が減れば、ってのは俺も思ったし。
連帯責任って事にならん?
[できるだけ、軽い口調で紡ぐのは。
一人で背負いこむ思考を嫌うが故の事。*]
(*5) 2016/07/20(水) 23:11:17
合唱部員 イマリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2016/07/20(水) 23:12:06
/*
うーん、これはイマリちゃん、ゼンジくんペアで鬼確定かな?
ハツネさん霊も有りそうか?
(-24) 2016/07/20(水) 23:12:26
合唱部員 イマリが接続メモを更新しました。(07/20 23:12)
[ご丁寧に海岸に落ちてる流木にまで朝顔が絡まって咲き乱れてる。
そういや、ここの朝顔って全然萎れないよな。時間も止まってるってか?
ああ、そういや「時計」が壊れてるとかなんだっけ?]
まあ、いいけど。
[流木に腰掛けて、海を眺めながら団扇で風を呼ぶ。
聞こえ続ける歌は、もう耳に馴染んで、うるさいとも感じなくなってきた]
(48) 2016/07/20(水) 23:16:35[海岸の方]
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