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[廃校から少し離れた場所で懐中電灯を付けて、デイバッグの中を確認する]
水と、これは……ルールブック、だっけ?
……読んでる暇はなさそうだな。
それと……?
[もう一つ、何かが入っていた。
懐中電灯で照らされたのは[スカシカシパン]]
うん…荷物も 何が入ってるかみないとね
[支給されたディバックをみつめる]
…ユウキちゃんは何処に言ったんだろう
一人っきりで怖くないかなぁ
[そういってずっと服を握ったままくっついて歩く]
[二人に眼鏡の下から笑顔を向けた。
外へと出ると、咄嗟に隠れられそうな場所を探す]
随分と後発組みだ。
いい場所はあらかた押さえられて、待ち伏せられてそうだな。
こんな時は自分の苗字が恨めしい。
[少しでもその場から遠くへ行こうと、腰を屈めたまま走り出した]
…殺し合いのゲームだっつーのに、変なもん入れてんじゃねぇよ…!
[つい突っ込みの声が大きくなってしまった。
始まって早々かなりの不利状況である]
ちっ……牽制くらいには使えるか。
どっかで何か調達しねぇと。
素手じゃ身を護るのには心許ねぇ。
[草むらで携帯をいじるうちに、手の震えは収まっていた。
とりあえず、役職モードとやらを設定してみた。]
…これでよし?なのかな?
[カチャカチャと首輪を振ってみるが、外れない。]
無理だよね〜…。
[ディバックに首をつっこんで呟く]
ねぇ タカハル・・・どうしよう。
わたしのバックの中…[マニキュア]がはいってる。
[うっすらと意識が戻ってきた。まだ頭がぼーっとしている]
(ん・・・ここはどこかの教室か?確か弓道場にいたはずなんだが、みんなもいるみたいだな。少し様子を伺うか・・・)
だったら良かったけど。
先生死んでんの、見ただろ?
あれが特殊メイクとかじゃねー限りは、やっぱ本当なんじゃねーか……
……ちょ、おま、その笑いは怖ぇよ。
[声にぎょっとして突っ込みつつ]
あっちはヤバそうだよな……
[悲鳴の方角とは反対方向に行くため、ミナツの手を引こうと]
しかもラメ入りで蛍光緑なんて…ぜったい似合わないと思わない?
もすこし趣味いい色入れろよ
[ねーっと タカハルの後ろから話しかける]
……!
[微かに聞こえた声が神経をとがらせる]
…おい、出てこいよ、居るのはわかってるんだ。
[黒い物の狙いは明らかに定まってないが、一歩一歩近ずく]
…出てこいよ。
[その声に殺意はこもっている]
マニキュア?
それ、ミナの私物とかじゃなくて?
[尋ねつつ、歩きがてら中身を確認する。
鞄の奥から[懐中時計]が覗いた]
メールもついてるんだ。
あれ、って事は携帯通じる?
[自分の携帯を取り出し、電話帳を開く。
『母さん』のところでカーソルを止め、電話をかけてみた。]
……ツーッツーッツーッ。
こっちは使えないのか…。
そーいう問題じゃねーだろ。
……確かに趣味悪ぃけどさ。
[も一度突っ込んだ]
なんかオレのバック、懐中時計みたいなの入ってんだけどさ。
あのオッさん、こん中に武器入れてるって言ってなかったっけ。
……もしかして、これ?
[周囲を警戒しつつ草むらの中へと身を隠し、慎重に伏せたまま少し移動する]
さって。中に何が入ってるのか。
そういや今年引いた御神籤は[[omikuji]]だったな。
[デイバッグに手を突っ込んで、触れたものは[アメ]だった]
いやー あたしのじゃない
緑の爪ってバエ大佐のコスですかぁ?
[タカハルの取り出したものをみて]
あー 今 テレビで何があってるかはわかるねー♪
[二人揃ってのあまりに殺し合いとはかけ離れた道具に気をそがれ 思わず笑みがこぼれた]
[周囲の会話や説明などから大体の事情を把握した。本意ではないが従うしかなさそうだ。]
(何がプログラムだよくそったれが!俺たちに殺し合いなんかさせて何が楽しいってんだよくそー!)
「最後に輪島賢!前に出ろ!」
[携帯をポケットに押し込むとデイバッグを教室を後にした。]
[廃校近くの草むらはもう人の気配だらけだった。
仕方なく少し歩いてから大きな木を背にデイバッグを開いた]
水。必需品だな。
懐中電灯。使いようだな。
それから…。
[最後に出てきたのは[べレッタM92F]だった]
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