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[封緘。朱印は茶封筒に合わさり、光に翳せば血のような色合いを見せていた。]
差出人は書かれてないな。
これは何処から?
[ピリッと小さな音を響かせ、封を切り始める。
塩昆布にジャムをかけたお茶請けも、最初食べた時は信じられない思いだったが、慣れれば旨いとノギは思っていた。アンへ、ジャム添え煎餅とお茶と、苦笑じみた身近な者へ向けるような気さくな笑みを向け、]
「…。おまわりさーん!」
[…リリ。
封筒を千切る手が止まる。]
【 『ジャム煎餅』がアーカイブに追加された。 】
[男はそのうちに村の一端へ辿り着いた。傾斜した地に形成された小さな集落。其処此処に背の高い木々が生い茂り、薄暗く見通しが悪い。これまで見てきた村の様子とは違い、人気が少ないというよりは、本当に誰もいないようだった。恐らくは過疎が進んで住む者がいなくなったのだろう。古い家屋の間を歩いていき]
……あれは……火の見櫓か。
[高い位置に建てられた塔らしきもの――火の見櫓を遠く視認する。あれも今は使われていないのかもしれない。
それから、無人の家屋を*覗き込み*]
[勢い良く駐在所に駆け込んできたシャツ姿の男。
所謂企業戦士の装い。四辻村では目立つ姿だ。]
そんなに慌てて、どうしましたか?
[首元のネクタイを緩めて走っていた所為か、酷く慌てた様相にノギには見えた。]
[こんな村へ一人で?とも思ったが口には出さず。
山が暮れるのは疾い。男―瑞原剛―を、駐在所で宿泊させる可能性を脳裏にめぐらせながら。]
失礼だが貴方は?
俺はノギ。この村の駐在警官です。
[帽子のつばに触れ、小さく会釈。]
/*
ノギの性質:鈍感
にしとこう。
クトゥルフで言えば、鈍感ゆえに発狂しないような、そんな扱い。但し、色々おかしいと思う事は多い。
それか鈍感だけど、豪胆か、だよね。うーん。
どちらにしろ、屍人だらけな村で住んでる時点で、お察し下さいな性質にしておこう。うん。
[少年は無人の村役場に潜り込む。
学校にも通わぬ少年は、こんなとき慰めになる
ありきたりなわらべ唄のひとつさえ*知らない*]
[「 ―― ピッ ピッ ポーン ―
―― 15時 ちょうどを ―― 」
[時刻を伝えるラジオ音声。
それを聞くや、ギターを置き。やかましい足音をあげて階段をかけ下りた。]
[机上のラジオカセットレコーダーの傍、ペンと、何冊かの月刊トワイライトが残された。
開かれたトワイライトの投稿ページには、「ペンネーム・ミズホ」の字も載っていた。]
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