情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[どれぐらい落下しただろうか?どれぐらい意識を失っていただろうか?
傷口から少しではあるが血が滲み出る。背中が痛い。意識が朦朧とする。
朦朧とした意識で感じたのは嗅ぎ覚えのある匂い、あまりいい感情はない。
気だるそうに目を開けると、傍らに男が一人。記憶の底にある、関わらない方がいい、という警鐘を無視してたずねる。]
あんた、誰?**
[カウコと別れた後、再び無線機を取り出してウルスラへと連絡を]
[彼女が応答したならば首を渡したい旨伝えるか。
取らないようならば、とりあえず自宅へと戻っただろう**]
[鳴り響く無線機の音にはっと顔をあげる。
内容は、どうやら例のモノを届けてくれると言うもの]
……二人で楽しんだあの宿で待っているわ。
報酬はその時に。
ドロテアの首、くれぐれも無くさないように、ね。
[歌う様に囁いて、無線を切る。
サーディが来る前に、この抜け殻を処分しなくては。
それから新しい服も。前のモノは、コールタールの煤けた匂いと、蛋白質の焦げる嫌な匂いでいっぱいだから]
[抜け殻の始末をしながら、女は呟く。
まるで恋人を待つ少女のような、そんな軽やかさで]
……もうすぐ。
もうすぐ、また逢えるわ。ドロテア――……。
[もうすぐやってくるだろうサーディと、彼女の持つ生首に思いはせる。
にぃ、と。
歪に口端を歪めて、女は愉悦にうっとりと眸を*細めた*]
[ウルスラからの応答を聞けば、ゆっくりと指定された場所へ向かう]
・・・化け物退治に金いるから、今回の報酬は経費に回るヨ。
[ドロテア殺害にかかった費用、カウコからの依頼のための準備・・・
それでも相当な額が余るのだろうが。
頭の中で金勘定をするうちに、彼女の居場所へと着いたか]
・・・約束通り仕事したヨ。
報酬は小切手やアメックスは勘弁ネ。
[到着した頃には部屋も片付き、着衣も整っていたか。
やたらと肌に艶があるなと感じつつも、情事の後かと受け流し]
――・・・あ、お土産あるネ。
一番イイヤツ持てきたヨ。
[テーブルの上に血に塗れた布袋を置く。
硝子球のように虚ろになった瞳
みっともなく垂れた舌
見るも無惨なドロテアの首に、彼女はどう反応するだろうか**]
― 四辻よりの移動 ―
―――……、
[ドスリと突き刺した槍を軸に身を回転させる/飛来した光の矢が瞬時に傍らを過ぎ去り髪先をちりぢりに焦がす。]
熱い、けど、
柔らかい。
[身の回転と同じく、角度を変えて槍をぐるんと回転させる。<斜め45度に向けた切っ先は、もう一つ飛来した光の矢の切っ先に触れていた。
幾らの矢を用意しているか等は無論察せない。ただただ、向かってくる「線」へ向けて角度をつけてやる。]
ちらせない、けど、ふれやすい。
[ぞくりとした切っ先を感じ、槍と身体との間を開ければ、先に有翼人に傷つけた場所>>36を過ぎる矢。
動かなければ、確実に心臓から背中を射抜いていただろう。]
[腹部に手をやるでもなく、酒瓶を抱え、槍を引き摺りながら、次は崩れかけた建物を通り抜け別の通りへ蹌踉めきながら向かおうとする。
腹部の傷は、やがて血が滲む程度に。**]
― 庭園の在ったビル・低階層 ―
[床材が幾重にも抜けた吹き抜けの底。
煉瓦が混じる瓦礫の上で目を覚ました
ベルンハードを見下ろし立っている。
誰何への応えは、喘息めく息遣いの下。]
…ここの住人だよ
「引揚げ屋」をやってる
[相手の心底には頓着しない様子で、
空見える吹き抜けを見上げてみせる。]
塒が壊されたんで、困ってるところ
…気に入ってたんだけどな
ここは
[顔の向きはそのままに、少年を見遣る。
緩く詰るざらついた声音は当時のまま。]
ごめんなさいの一言くらい
――聞きたいじゃない?
―回想 実験体との遭遇前/崩れ掛けのビル―
[化け物が床下の穴へ落下していった直後のこと。
戦闘の余波で上層部を構成する煉瓦は次々と崩落を始めており、
その内のいくつかはビルの外側を転がるように落ちて行った。
――くぐもった呻き声が聞こえたは、大き目の破片が一つ剥がれ落ちた直後の事]
……この、声は。
[聞き覚えがある声――有翼人の天敵たる「銃」の持ち主の声であった。
たまたま近くで眠っていたか、派手な物音を聞き近付いて来たのかはわからない。
ただ、瓦礫の直撃を受け顔を上げた彼と、有翼人の視線が合ったのが不運であった]
――見たな。
[有翼人の鋭く細めた目が、帽子の下の童顔を捉える。
相手の反応はどうであったか。
こちらの気配を察し武器を構えたにせよ、それは怒りを刺激する結果にしかならない]
あたしの穢れた姿、こんなにも間抜けで醜い姿を――
[きりきりと、音がしそうな程眦を吊り上げる。
暗闇の中でそれと気付かれたかはわからぬが、既に弁明を聞く気はなく。
その手は弓を引いている]
記憶に残させるものか……!
[そして矢は放たれた。
男の記憶を、その脳ごと破壊すべく**]
―回想・了―
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了