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そっか。迷わず買っちゃうのかー。
[間を挟んで二人のやり取りを聞きながら、マイペースにコップの中身を空けていく。
「買う」とは、思い出屋に遭ったらどうするかの話。
簡単に想像がついた答えだったが、彼女から上がった声は、どこと無く曖昧さが含まれる。]
[焼き鳥屋の中にはいれば、先日もいた顔ぶれがそろっている]
こんばんは。
[背広姿に続くようにみじかい挨拶をして、適当にあいている席に腰を下ろす。
少女の目の前のコップにビールが入っていても編集者は気にすることはなく。
店主から突き出しを受け取りながらなんこつと熱燗をたのんだ]
[もくもくと煙が上がる。
焼き鳥の焼ける匂い。
一瞬黙り込んで]
そういえば、あなたは何時からおとなだと思うようになったの?
[見た目以上に大人びた少女へ。
感じた素朴な疑問を投げかけた。]
やっぱりすなぎもの魅力に気づいちゃった時から?
[的外れな言葉は、何も酔っている所為ではない。]
[今は酔っていないように見える翻訳家が少女に尋ねる言葉がきこえる。
突き出しとともにおかれたお冷で一度のどを潤し]
……思い出屋にあえたのは呉服屋だけか。
[あの日、焼き鳥屋にいた顔ぶれでいまいないのがネギヤだけだと再確認した]
あー、うん。そう見たいね。
ネギヤさんネギヤさん。
バック転のインパクトで名前、
忘れそうになるわよね…。
[じゅげむじゅげむと唱えるように繰り返す**]
行きずりのままでは、
呼び名に困ってしまいますね。
背広でもかまいませんが、
僕はテンマと申します。
[翻訳家の女性に笑んで軽く皆へ改めて名を告げる。
背広姿もまた、集う各々が望む呼び名で呼ぶだろう]
…そういえば…
「バック転ができるようになった思い出」、
なんてのを買ったら、
本当にできるようになったりするんですかね。
バック転したのかどうか、俺はしらないがな……
[そういえばそんな話もきいたかと、思い出すように一つ頷き]
……まあ、思い出屋の手がかりが今日つかめないようなら、もうこの路地に来ることはないかもしれないが……
呉服屋の話ぐらいはききたかったな。
[会えるかどうか分からないというより、望んでいるかどうかもまだ、あやふやなままでぽつりとこぼす。
焼き鳥屋の店主が注文した品をおけば、なんこつをつまみ、酒を一口飲んだ]
はは。伝聞にしても、
見た人が目の前においでではね…
[増えた注文に掛かる店主は、カウンターの向こう。
背広姿は燗をつけられた徳利のゆらめきを眺める。]
雲をつかむような話を、あまり長く
引きずってもいられない…ですか。
[語尾を上げず静かに、編集者の言に相槌を打つ。]
[温められた酒をぐい飲みに注いで口に運ぶ。
テンマと名乗った男にああ、と頷き]
俺はグリタ、だ。
やらなきゃならないことはたくさんあるしな……作家が作品をあげてきたからかかりきりにならなきゃならんし。
路地に足を運ぶ暇も、なくなるだろうしな……
[思い出と現在と、どちらにより比重をおくかといえば、やはり現在で。
思い出にかかわるだけの余裕がないとも、いえたかもしれない]
[新しくやってきた面々を見て
軽く挨拶をする]
なんか思い出屋よりも
バック転で盛り上がってるみたいですね。
気持ちは分かりますけど。
[陽気な呉服屋の主人が
バック転するところを改めて想像する]
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