情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
フレルナ!
[鈴ごと包む手に、口をついて出たのはいつかと同じ台詞]
[声は異常な程の低音で、波長も安定していません。面の口元から唾液が流れます]
スズもカミカクシ、も、こんぺい、トウもテ、ガみモ、なにもか、もガ幻。
ヒトがヒトハヒトがカワラねばならナイカミがカミハカミヲコわさねバならナイ
ココニいるのハ、げんじツの生き物。チガウ違ウチガウカミはイテハいけないいてはイけナイ
……ここにいる、オレは――ダレ?
[プレーチェに鈴を投げつけると、石木に向かって赤の木刀を大きく*振りかぶります*]
[鋭い制止の声に、手が微かに跳ねて]
[壊れたレコーダーが吐き出すような声]
[乱れた声が紡ぐ言葉は自らを追い込むかのような]
……っ!
[最後の言葉に、ハッと息を呑んだとほぼ同時]
[投げつけられた鈴を、胸の辺りで受け止めて]
[ぐっと握りしめたまま、彼の姿を見つめた**]
だから…暴力は最終手段だと…。
[流しきれず、左腕には痛みと共に重い痺れが残る]
詭弁には詭弁を、暴力には暴力。
あなたが何者と自覚していようがいまいが、
「吉野空彦」だろうが「葦野の吾鬼」だろうが。
どんな事情があろうが…暴力は暴力。
[一歩下がり間合いを取る。
悲しそうに、それでも不敵に笑う。
黒い鞄にメタルフレームの眼鏡をしまい。
鞄から出てきた手には、白鞘に収まった短刀を取り出した]
それとも、こちらの方がいいのかしら。
もう片方は「むこう」にあるわ。
私には、真珠の囁きも聞こえないけれど。
[鈴の声も聞こえては*居なかった*]
[投げつけられた鈴から彼へと視線を移した時には、木刀は既に振り下ろされた後]
ダメッ!!
[悲鳴に近い叫び]
[鞄を盾にしてザクロが身を守ったのを見、一瞬安堵するも、
取り出された短刀を見て小さく息を呑んだ**]
ここじゃないのかな……。
[暫く居座ってはみたが、ただ静かなだけで何も変わらない。]
神社の方なのかな……。
―――――――…。
[いつものように空を見上げる。]
とりあえず…行ってみよ…。
[白衣を持ってまた*走り出した。*]
あなたに死んで欲しくない。
けど、神隠しで消えた人に帰ってきて欲しい…だから…あなたが、神隠しに
私は、これ以上のことを思いつかなかった。
ひひっ
[木刀への手応えに、不敵な笑い。
遠き昔、狐と鬼が争っていた頃。
鬼に組する老人が、樹齢数百年の御神木から作り上げたという名刀。
毒を持って毒を制すと、宿りしは化け物への力]
オマエ、ナニモノだ?
いや、ナニモノでも構うまい。
[僅かに重心を落とし、短刀の煌きに、鬼の面の下の瞳が輝きを増します]
こっちへおいで。
ここにいるよ。
[耳に纏わりつくように聴こえくるのは
数多、神に隠された人たちの憎悪と怨嗟の声。
幼き頃より聴き飽いた声]
神隠し。昔は何って言ってたか、知ってるか。
[悲鳴を聞いて、プレーチェへと顔を向けます。
鬼の面にぴしりとヒビが入りました]
悪い子はいねが。
悪い子は鬼がやってきて、喰われちまうど。
そうして、人は神を敬い、鬼を恐れるようになった。
なぜそれが神隠しと呼ばれるようになったか。
それは、神が。
鬼の存在が人々の口に上らぬよう、自らの仕業と為したからだ。
忘れ去られることこそ、本当の消失。
村を救った稀代の英傑も、身投げした恋人たちも、神と戦った鬼たちも。
語られなければいずれは忘却の彼方。
例え語られたとしても、それはただの御伽噺。
……もっとも。
当人たちにとっては、それはどうでもいい話かもしれんがな。
[平坦な声で話を終えると、石木の短刀を構えを見て]
御託はここまで。あとは……
未来を見られるのは、力ある者だけだ。
[罅割れた鬼の面がこちらを向く]
[伝わる声は、濁りない彼の声]
だからあなたは、戦っているの?
忘れられたくない。消えたくないと。
自分を忘却の波に追いやろうとする神様に、
抗おうとしているの?
[川がコンクリートで固められ、数十年の時が過ぎれば、
蛍を見たこともない子供たちが清潔な町並みを歩くのだろう。
眩しい町明かりに目の慣れた大人たちは、ひと夏限りの淡い光を忘れ去っていくのだろう]
自分の目で、未来を見るために。
忘れられる弱き者と、未来に残る強き者。
残る側に、なろうと。
[短刀を持つザクロの、力無い手元]
[目には目を、そう言った彼女はきっと、自分からは動かない]
[ヨシアキの木刀、ザクロの短刀]
[どちらにも、その手で誰かを傷つけさせではいけない]
[傷つけることで、きっと己まで傷つく人だから]
[もし動くことがあれば、その時は――**]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了