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―公園傍の道―
あーうん、確かそんな話。
にしても何でオレらが探さなきゃいけねーんだろ。
わざわざタイムスリップなんかさせやがって、アイツめ。
[兎の説明不足もあって、自分達に原因があるとは思っていない。
今は未だ面倒なことに巻き込まれた、という認識だった]
忘れ物……ワスレモノ、ね。
その辺に落ちてたりしないっすかね。
[いかにもやる気なさげな声で言って、周囲の地面を見た。
当然それらしきものは見当たらなかったが**]
日本語喋ってる。
[時計を持った兎をじっと見詰める。
「ああ不思議の国のアリスに出てくる兎に似てるなあ」だとか。「なら、わたしどこかに迷い込んじゃったのかな、でも穴に落ちたわけでもなし。」だとか。
まだ混乱しているのか思考は明後日に飛んでいたが、兎の甲高い声はどうやらぼんやりとする時間を与えてはくれないようで。]
元の時間に戻れない………って?
今は、“現在”じゃあない…の?
あ、待っ
[て。と告げる前に兎は掻き消えた。
せっかちな兎は、なにかとのろい自分とは相性がよろしくないご様子。
理解の追いつかなかった部分は、チカノと話を交換することで何とか埋められただろうか。]
ん……。
よく分からないけど、時計を直せばいいのね…?
ワスレモノ…か。
[矢継早に告げられた単語は直ぐには頭に入って来なかったのだが。
何故だろうか、その単語は乾いた土に落とされた雫のよう、何処かに染みる心地がした。]
鍵に螺子。
時計に詳しそうな人って言ったら、そりゃあ時間屋さんのヂグ小父さん――だよね。
あ、でも。他に、ええと、"こっち"に来ている人っているのかな。
[巻き込まれたのがもしも自分達だけであったなら。
そう考えると、何故かそわりと落ち着かなくなる。]
あ、っ。チカノちゃん、だいじょうぶ?どこも痛くない?
[気遣うような視線を向ける。
不可解なことが立て続けに起こり、今の今まで怪我の有無にまで頭が回らず。
互いの無傷を確認するとほっと息を落とし、ぺたりと腰を下ろしていた海辺から、砂を払って立ち上がった。]
わたし、一度街に戻ってみようと思う。
チカノちゃんはどう、する……?
[街に向かうと言えば共に同じ方向に向かい、各々の目的地で別れる心算だ。そうでなければここで。
意向を問いかけながら、友人を見詰めた。**]
[道中、ふと気づく。]
警察に、電話…
[兎のような動物がこの事に一枚噛んでいるに違いない。]
もしかして、誘拐…
[警察に、まさか「二足歩行の兎に息子がさらわれたかもしれません」などと言えるわけないが、そんなことは気に留まらず、取り敢えず電話をしようとポーチから携帯を取り出して、]
?!なんで…?
[住宅街の中であるにも関わらず、そこには「圏外」の文字が表示されていて、]
―だれかっ!
[公衆電話の場所など知らないため、誰かに携帯を貸してもらおうと、辺りを見回した**]
─ どこか ─
[てんてん、てんてん。
総突っ込みを勢いだけでかわした兎はまいぺーすに跳ねてゆく。
と、その動きがふと、とまった]
『……あー。時流と一緒に、電波もぐちゃぐちゃだなー。
まあ、仕方ないよね、同じ波だし……この時間にはないものも多いし』
[だいぶ違うだろ、という突っ込みは入らない]
『でも、とらわれ同士なら届くかなぁ。
少なくとも、いないひとのとこには届かないよなぁ。
……もしかしたら、ワスレモノが届くかもなぁ』
[こてり、首を傾げて呟いた兎はまた、てんてん、と跳ねていく。**]
(※携帯電話他通信機器関係の補足を忘れておりました。
『現実に対して繋がらなければ、演出は自由にやっていただいてOKです』
『全員が状態を統一する必要はありません』)
[手放してしまった買い物袋からはころりと食材が転がり出ていて。]
なんだったのかしら?
[少しばかり離れたところまで転がってしまったオレンジをおいかけながらたどる道はなんだかいつもと違う、いや、かつてたどった道のようで。]
・・・これって。
[ぐるり見渡す景色のそこかしこに、懐かしい気配。]
[少年と別れて自宅へ向かうべく、駅前公園を離れ道路をひた歩く。薬草等を自家栽培するのもあって、潮風に当たらない内陸側に家と店はあった。家へ向かうためには住宅街を抜けなければいけないため、まずはそちらへと進んで行く]
道路荒れてんなぁ。
歩きにくいったらねぇよ。
[10年前の舗装し直されていない道路はところどころ凹凸が目立ち、ともすれば足を引っ掛けてしまいそうになってしまう。ひょい、と跳ねるようにして凹凸を避けながら先へと進み、住宅街へと足を踏み入れた辺りで、女性の声>>69が上がるのが聞こえた]
へっ?
おい、何かあったのか!?
[一瞬きょとんとしてしまったが、何か異変でも起きたかと慌てて声のした方へと駆ける]
[辿り着いた先に居たのは、焦燥したかのような若い女性。自分が子供の頃から見た目が変わらない人だったのだが、とりあえず若いと称しておく]
──穂積さん?
ちょ、落ち着いてくださいっ。
何があったんです?
[母親や妹が世話になっている美容院の主の名を呼び、ひとまず落ち着かせようとする。その際に携帯のことを言われれば、ポケットから自分の携帯を取り出して状態を確認した]
圏外……ではないけど…。
[穂積とは違う形態のものであるためか、彼女のように圏外にはなっていない。使わせて欲しいと言われるなら貸すことになるが、結局は繋がらないと言う結果になった]
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