[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[左手にヒヨコ、右手には携帯電話。
開いた待ち受け画面には――]
何これ。
[カメラ目線のアンの写真。
('A`) こんな顔で*がっくり*]
いやあの前世とかじゃないですよ……!
[何を思ったのか一生懸命否定する]
血が、そう言ってます。
[じゅうぶん*不思議発言*]
ああうう……血が伝えるから……。
強い魔法使いから魔法を奪うのは、目覚めきる前にっていうのが一番確率が高いんです。
……失敗してしまいましたけれど……。
[再びアンに睨まれて、びくっとなる]
ごごごご……す、すいません。
でも、もう、あたしの気配は分かりますよね。
楼台の魔女からも、紫の魔女からも、魔法は取れないし取りません。鉛白の魔法使いさんの魔法の指は……うらやましいです。
[大人気ちらし寿司に目を走らせる]
……冗談ですよ。
黒の魔法使いになったからには、[書斎]も[10年前]も選ばずに、[自分探しの旅へ行って来た]り、[紫の魔女 ヘイケ]は[参観者]よ!と叫んでみたり……どんな魔法使いだろう。
[さらに冗談を続けるうちに*よくわからなくなくなっている*]
[アンに睨まれてびくっとなったキクコに歩み寄り]
黒の血は強いものだからねぇ……中世の過酷な時代を生き残った強さの証さね。誇っていい。
[微笑むとキクコにの頭を優しくぽふり、として。
その手をとり、手のひらにそっと乗せたのは上質のオニキス。]
それは黒の魔法使いと一番相性が良いはずさ。
――『力の安定』。
うまく使いこなせるかどうかはお前さん次第さね。
使い方を考えるのも修行のうちだよ。
そうそう、みっちり修行したくなったら遥か西の『紫の森』に来るといい。……空を飛べるくらいになるまでは帰さんがね。
[すこしだけ悪戯っぽい、優しい微笑み。]
…完全な分化後は魔力を取ったところで既に魔法使い化しとるからそのうち自然回復するだろうが、
分化直後の不安定な今この時はどうだろうかね……ふむ。
長年の勘からするに、限界のラインは恐らく夜が明けるまで。
…需要と供給が一致するならば挑戦してみるのもいいんじゃないかね。
[ちらりと一瞬オニキスを見ると、今度はスーツのポケットから魔石―――アンバーを取り出し]
…分化祝いにムカイ少年へ贈ろうとしていたこのアンバーさて……まぁ、力があろうがなかろうが構わないか。よし。特別サービスだ。
この夜に集いし魔法使いの血を引く者達に贈り物をしよう。
ムカイ少年にはアンバーを。
ギンスイ少年にはネフライトを。
リウちゃんにはアイドクレースを。
ゾウサクさんにはジルコンを。
ヒナ先生には…そのシトリンの水晶を。ぴよちゃんの動きを追える魔法はそのままにしといてあげようか。ふふ、仲良くやるんだよ。
…ん?お前さんには前に餞別をくれてやっただろう。あの大広間の水晶で我慢しな。あれは十分上等な品だろうよ……まったく。
[どさくさにまぎれてちゃっかり贈り物を頂こうとするアンにはぴしゃりと言い放つ。]
さて…ルリちゃんはどうやってお家に帰そうかね。
みんなに贈り物をしてルリちゃんだけ何もないのも可哀相さねぇ。
[眠っているルリにいくつかの石をかざしてみる。
一つだけ、力の手応えを感じたその石は。]
…そうかい、この子と一番相性のいいのはこれか。
[ぱちん、と指を鳴らすとその石は淡く輝き。
転送の魔法を込めた石――ラピスラズリをルリのポケットに忍ばせてやる。
夜が明ける頃にはルリの意識とリンクして、一番馴染みの深い場所に送り届けてくれるだろう。]
・・・。
[ぱちり。
のりで遊んでいた手を拭いてから、淡い翠の石を受け取って、目を見開いたままぺこり。
まじまじと、灯りに透かしたりして、眺めている]
[夜が明けて、少女は布団の中で、寝返りを打つ]
むにゃ。ちらしずし。まじょさん。
[母親の呼ぶ声]
んーと。もうちょっと。寝たい。なあ。
[言いながら、目をこすりこすり、起き上がる]
お母さん。帰ってたんだ。
[鍵っ子の、*日常*]
……あれ?
[ふと、ポケットに当たる何かの感触]
あおい、綺麗な石。
ね、お母さん。見て見て。
へぇ。ルリって。言うんだ。
わたしと同じだね。えへへ。
ねえね、夢を見たんだお母さん。魔女さんの、夢。
[そしてちょっと日常とは離れた、お母さんとの、そして魔女さんの会話]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ