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―むかしむかし、そんなことがあったのです。
[木陰で本のページをめくる一人の少年]
本は嫌いだって言ってたのに。
ねぇ?
[小首を傾げて、見上げた*]
[先ほど目が合ったヒューバートを思い出す>>72]
私は、ここのみんなと話をして、それから遠くに行って来ます。
いつか、ぜんぶ終わったら帰ってきます。かならず。
そして──
[聞こえていないはずなのに、ためらうような間があった]
いつかせんせぇが死んだ時に「もう少し長生きできたんじゃないですか?」って怒ってあげます。
だから、それまで、死なないで下さい。たくさん長生きしてください。
せんせぇ*
―― 庭 ――
えっ、どっこいしょっと。
[洗濯物を入れた籠を庭先に置いて、腰ぽんぽん]
今日も暑くなりそうだなぁ。
[ひとりごちる癖は抜けない。
今日も帽子は被り忘れている。
パンツの隣に包帯を干したりしているが、そもそも一緒に洗った時点であれでそれである]
看護婦さん募集した方がいいのかなー……
[ふと呟いたそのときに、強く風が吹いた。
空色の花弁が、頬を掠める。
呼ばれたような気がして、ニーナの部屋の窓を見上げた**]
―― 酒場 ――
この人たち知らないかな?
[お酒を1杯、おつまみを2種類。
ちみちみつまみながら看板娘に1枚の古い写真を見せる。
それが『ニーナ』の手帳に挟まれていた物であることは決して口にはしないまま]
ニーナの、恩人らしいんだよね。
[適当なことを言って笑う**]
――昔々、そんなことがあったのです。
[この世とあの世の狭間。
けれどいつかはあの世に通ずる世界で。
男は、いつもは少女とつなぐ右手に、書きかけの本を持っている*]
あるところに双子がいました。
女の子は本が好きでおしゃまな子。
男の子は変わったお話が好きなやんちゃな子。
父は毎日手を焼いて、そんな日常が大好きでした――
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