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[とんだとばっちりを受けた蛇遣いの文句に、
悪びれた様子も無く]
だって寒いんだもん。着込まなきゃやってらんないわ。
年がら年中変温動物ぶら下げてる人には解んないでしょうけれどもね。
それに甘ったるい匂いの文句は、ミカちゃんに言ってよね。
[怠慢な動きをする蛇の頭を見遣り、
同意を求めるように首を傾げる。]
んじゃあ、センセーも今回はお手上げって感じ?
[獣医と蛇遣いの会話を聞きかじり、相槌に似た問いを。]
[レイヨの視線を感じると、隅に寄る姿に肩を竦め]
考え事したそうだけど、もう少し暖を取ったら?
こーんな蛇遣いなんて隅にやっちゃってさ。
[自らが寒いと人も寒いという、自分基準。]
[テントの中の会話を、やや俯いた角度のまま、聞いている。
軽く握った右拳は膝の上
左手は脇に床に置かれた飾り気ない杖の上]
…多いな…
[聞こえるのは狼の遠吠え。
終わらぬ夜の間中、何時とも問わず聞こえる其れ]
まあ、そういうこと。
さすがにあれだけ予想外のことばかりで
その上あの数の狼。
どうにかできる方が凄い、
っていうかおかしいって思うけどねえ。
[お手上げと声をかけられたヘイノには率直な回答。
少し大げさに首を振って見せる]
[夜空を彩る紅は未だ消えることなくあるだろうか。
テントの中に居ればその変化は見えることはない。
狼の遠吠えはテントの中にも届き。
じゃらり、杖を握りなおして静かに息をつく。]
あの異変の夜にこれだけの人間が遅れてきたんは、たしかにおかしいのかもしらんのぅ。
[マティアスの呟きに、同意するように言葉を発する。
獣医達の言葉にも耳を傾けながら。]
[ヘイノが入ってくるのにも、軽く礼をして]
……幕は開かれるか。
兆こそが、幕となりしか。
ならば、見据えん。
……恐れるべきかな。
[炎の揺らめきを見ながら、独りごちた]
うんうん、センセーも大変そうだしね。
ホント、これで如何にか出来たらセンセー、
本当に地球外生物になっちゃうわよねえ。
…前々から薄々考えてはしていたけど。
[大きく身振りされた姿に、至極まじめな顔で頷き]
あー、センセーがとりあえず地球人でよかったわあ。
ね、そう思わない? ドロテア。
[少しでも彼女を取り巻く緊迫した空気を和らげようと。
下らない冗談。笑えない話。]
………ありがとう、外よりは温かいですから。
トゥーリッキのお連れさんも温かいといいです。
[周囲の会話には耳を傾けども思案に沈んでいたから、ヘイノの言葉に反応するのには間を要した。この状況で軽口を叩き合う二人にか、僅かにだが面持ちを和らげる。
マティアスの言葉が集まる疑わしき者を指すのか、狼を指すのかは判らなかったけれど、意識は外へ向く。ウルスラがヘイノに問いかける声に、村を囲む狼を想い眼差しを細めた]
そうだな。数百キロ四方から集めてこないと、
あんな群れにはならないんじゃないか?
[厭わぬ態でこちらを見るウルスラと言葉を交わす。
相棒たる大蛇が、丸呑みしたクズリを喉へと
詰まらせて難儀しているのを救ってもらってから
蛇遣いはウルスラを先生と呼び敬意を払っている。]
狼使い、か。
そんな奴が、どうしてこの村に紛れていたのだか…
否。なぜこの村を狙わせているのか。
ああ、わからないことばかりだな。
[話を聞いてから、と黙り込むカウコへは咎めもせず
緩く瞼で頷いた。自らは黙ることもないけれど――]
…あたしだって寒いから、火の傍にいる。
今の季節の変温動物の冷たさを知らんだろう。
見ろ、きさまが勝手をするから
白髪頭もあんな隅に追いやられてるじゃないか。
[立て続けにヘイノへ剣突くを喰らわせながら、
それでもある程度暖かな場所は確保したままで]
ミカ=ヘンリクは匂いが好かんと言ったら、
わざわざ寄ってこないだけの分別はあるぞ。
[口数少ないマティアスとビャルネの遣り取りに、
蛇遣いはひとつ溜息をつく。軽く眉根も寄せて]
…あたしは、遅れて出てきたわけではないよ。
だが、隣小屋のエートゥが
あたしをすぐには見てないと言ったんだ。
[ヘイノの視線から庇うように、大蛇の頭を
片手で首元へ引き寄せながら蛇遣いは憮然と言う。]
理由は知らん。一発入れてきたし、
文句なら長老さまにも言ったから、もういい。
本当に。
わからないことばかりですね。
[トゥーリッキの言葉に同意して、先とは別の意味で多くを語らない長老をちらりと見た。アルマウェルの声に、下がる眉は前髪に隠れども情けなさまでは隠せない面持ち向けた]
見据えられるといいですけど。
正直なところ僕はとてもこわいです。
見据えて――伝えるか?
["それとも、いだくか?"
アルマウェルの独白を掬うのは短いつぶやき。
ヘイノの減らず口の矛先がずれたのを察してか、
蛇遣いはまたぐずと鼻先へちいさな音をたてる。]
…相棒は、あたたかいさ。
[ぽつとレイヨの気遣いへ応える声は幾分柔い。]
あたたかいから、こうして身じろぎもする。
[しろい鱗が、浅くざわりと波打つ膚へ触れた。]
ふむぅ……それでも容疑からはずれはせんのだなぁ……
長老にしかわからぬ基準でもあるのかのぅ。
[蛇遣いの言葉にちらり、長老へと視線を流す。
それでも喋らない長老にゆるりと瞳を伏せた。]
[ウルスラが狼を殴り倒している図を想像しながら]
確かにこの多さは以上よねえ。
[マティアスの呟きに同意を重ね、
ビャルネた洩れた言葉には]
言われてみればそうよね。てことは、何?
狼だけでなく人の何かも操作できるのかしら?
[ふと湧いた疑問をひとつ。]
いや、外より温かいとかそんな基準ってどうなの。
[ひと時の間は気にせずとも、レイヨの返答には首を傾げ、その蛇遣いのお連れには優しい眼差しを向けるも]
冷たいなら布で包んであげればいいのに。
アンタがそんなに火のそばに居たら、
この子がこんがりなっちゃうんじゃないの?
[視界から抜けて言った姿を見送り、
白髪頭はさて誰だろうと探す素振り。
配慮が足らないと指摘を受けると、少々大げさに溜息を吐き]
ミカちゃんは蛇が苦手なんじゃないの?
で、そのミカちゃんから大事なものを預かってきたから、
いつも以上に甘ったるいのよ。
[言った指先は懐から小さな包みを取り出すと、
まっすぐドロテアの手の中へ。]
恐れるべきかな。
恐れるからこそ。
求められるは、方策なり。
[レイヨの方を見て、返す。自身の心情は乗せない肯定。次に、トゥーリッキを見]
伝えるべきだ。
しかし、伝えんと言うのならば……
抱かなければならない。
抱かれ、抱かなければ。
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