情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
人間はよく生きる意味を求めるが、そんなものあると思うか?
同じように、死に意味はあるか?
[本の表紙に視線を落としたまま、問い掛けるのは生者相手か死者相手なのか、自分でもわかっていない]
[部屋を出て行くホズミの言葉を聞くと]
みんないない人?
少なくとも俺は、いるぞ。
いるぞ。間違いなく。
[意味を良く理解していないが、反論するように
調理場へ向かう背中に向かって声を出した。]
[ライデンの言葉が背後から聞こえたならば足を止めて]
あぁ、わかってるさ
だってあたしも、「いる」もん。
[何かわかってきたような、でもわからないような不安]
[炊事場の近くでエビコと頭を撫でられるその姿を見て、
思わず空を見上げた]
[今はその影を見せていはいない月。
ただ、その存在が深く心を侵食されているかのような
感覚だけは強く残っていた]
[重い気持ちを振り切って炊事場のなべを片っ端から開けていく。
一番端の深鍋に豚汁が残っていた]
あぁ、炊き出しで出してなかった分が残ってたね
…悪くなってはいないだろうけど。
[棚から小皿を取り出して少し味見]
うん。大丈夫。…………多分。
[呟いてなべを火にかけた。
程よく温まったならば火を止めて、食べられるように器を*用意するだろう*]
先生、難しいことを言いなさるね。
生きる意味って、アホやって楽しかったり、
お月様がきれいで感動したり、
そんなんでもあたしはいいとおもうけど。
それじゃ、学者さんの方じゃ認められねえんかな。
よくわかんねえや。
でも死ぬって言うのはなんか。
元に戻ることだと思うよ。
なにもかも、元は、やみ。
[イマリの『残す』という言葉に、娘のことを思う]
そこにあるだけだ。
生も死も、そこにあるだけだ。
[深く吸い込んで吐き出す息は細く白い]
神様はそこまで暇人じゃない。
[ライデンに視線を向けて静かに笑う]
そう、生きる意味など自分でしか見つけられない。
そして、死んでめぐる。
[短くなった最後の一本を灰皿に押し付けた]
[エビコの声に、振り向いた。優しく声をかけて頭を撫でてくれるその人を、不思議そうに眺める。自分が泣いている事にも気づいてない風で]
怖くなんか、ないよ?
だって。
何も感じないんだよ。
[そう口にすると、ようやく表情が歪んで。ぎゅうと、エビコにしがみつく]
何も、感じない……?
[小学校を出たばかりの少女には、この状況は過酷だ。
何も感じないことによって、彼女はその身を守っているのかもしれない。
しがみついて来た少女の、光に透ける髪を撫でた。]
ちーちゃんも、何か思い出したの……?
難しいですなあ。
[ふっと笑い、煙草を灰皿に押し付けるのを見て]
ああ、先生。
もしよければ火、貸してもらえませんかい。
アタシもやるんだが、こっちくるとき
マッチ箱持ってくんの忘れちまってね。
昨日ならいっぱいあったんだがなあ。火。
[自分の立場に確信を持ったような声音で言う]
それならば、ひととき俺がここにいるのは何故だろう。
ネギヤ君を初めとした三名がここにいたのに消えたのは何故か?
そして、何故未だに彼らはいるのか?
[一連の会話に眩暈を覚える]
…誰も置いていっていない…。
俺たちは元からいなかった?
でも、島の皆は、つい数日前まで普通に一緒に話して、
、、たよな?あれ…?
[記憶が途切れがちに]
手紙を出すはずの曜日だったんだ。
[わずかに目を細めてから、胸ポケットから取り出したライターを鳴らす]
寿命かな。
そのまま捨ててくれて構わないよ。
[飲み屋の名前がプリントされたライターをライデンに放り投げた]
[調理室に向かおうとして、足を止める]
…やめておこうか。
また消えた奴が俺の作ったのを喰ってるとか、嫌だからな?
空のカルメ焼きを取ろうとしていなくなったとか、嫌だからな。
[いなくなった人を探し、いつしか海の前。対岸に目を凝らすと、陸地の姿がぼんやりと浮かんでいる。]
…みぇる
[とてとてと歩いて近づく猫。背中をよじ登って肩の上へ。]
俺の未練って手紙を書くことだけなのか。
[ああ死ぬんだな、と思った日のことが思い出される]
あいつらどんな顔すんのかな。
[妻や娘、両親の顔を思い浮かべ、悪戯を思いついた子どものように小さく笑った]
それとも、俺は何かに生かされているんだろうか。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了