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近藤さんが狙われた理由かー…
リーダーシップって理由は大きそうな気がすんぜ?
さっきのバクさん時の決定の仕方、あれ、有無を言わせずって感じだったじゃん?
鬼が対象になった場合を考えたら、近藤さんは邪魔に感じるんじゃねー?
あと今後2人の見て貰う人にはどうして欲しいか、ですよね?
あたしはさっきみたいに視た人を投票用紙に書き込むっていうのがいいんじゃないかなと。
何となくですけど、視る前に皆で決めちゃったりするとその視る対象次第で鬼がどう動くかのヒント…じゃないですけど何かそんなような感じになっちゃわないかなって心配です。
何言ってるか分からなかったらごめんなさい…!
[いつのまにか転寝をしていたらしい。
目をこすりながらおもむろにボイスレコーダーを再生し、寺崎から質問があったので答えることにした。]
それね。
名乗って欲しい、とか出てもらう方が、って発言があった人…ってほぼ全員じゃないこれ拙いんじゃないの占い師が鬼に殺されるんじゃない?って思ってたわぁ。
まあ、そんなこと言ってもその言い回しをしていた村瀬さんは聞こえる人…?らしいって言うし、同じく弓槻君も占い師だって言うから弓槻君が本物なら先生気にしすぎなのかしら。
鬼ってみんなの言い回しを気にしながら力を持つ人を口封じに殺すものじゃないかしらと思ってるから。
もっと致命的に思ったのはアレよ。
弓槻君が名乗った後に提案した近藤さんの占い師を失いたくない、椎名君の本物か偽者かわからないけどよろしく、ね。
…ああこれ占い師が隠れるの絶望的じゃないかしらって頭抱えたことは告白しておくわ、ね。
あとこれは蛇足だけど。
近藤さんが死ぬ前にわたしが受身だと思っていた人と寺崎君は、まず調べられる力の類は持って居なさそうだと思ったわぁ。
と、まあこれを前提にして近藤さんが襲われた理由について思い至ったことをもうひとつ。
あの変な声、鬼の補佐役っているとか言ってたじゃない…?いるかどうかわからないし、いるとしてももしかしたら意思疎通くらい出来るかもしれないけれど。
存在していて鬼とソレが意思疎通が出来ない前提で聞いて。
その補佐するとかなんとかっていうモノらしくないから襲われたんじゃないかしら、って。
あと、力を持っている可能性を見たにしても占い師狙いで殺された可能性は見ていないわぁ。理由は寺崎君への答えを聞いておいてねぇ。
[こほん、と咳払い。]
先生も投票用紙に書き込む方法を推すけれど、占い師と名乗った人達の希望はくみたいところねぇ。
[長澤の返事を聞いて]
そっか。ん、櫻木さんの素性がどうあれ、結果が割れる可能性もちょっと考えたのよねぇ。実は。
それも踏まえて、鬼が占い師だって嘘ついてる可能性も気に留めておいて損はないと思うわよぅ。
[そういえば、成瀬にも格好のことで聞かれていた気がする。]
ああ、この格好?
椎名君を運んでたらこうなったの。やっぱり男の子を一人で引きずるのは無理ねぇ。
[と、あっさり言い放った。
ただし、顔に付いていた血の説明はしない。]
[ここまで話すと、一旦一呼吸を置いて]
シンヤ先輩に質問なんですけど、シンヤ先輩は近藤さんに対して、力の有無を伏せる事で鬼の逃げ道を…って言ってましたよね?
あたしにはもし鬼側が出てくるならさっき出て来れなくても嘘をつくために出るかもしれないって何となく思ってたので、シンヤ先輩が何でそんな風に思ったのかなって不思議でした。
寧ろシンヤ先輩一人じゃなくて、さっきの時点でヨシアキが名乗り出ちゃったら、シンヤ先輩が近藤さんのようになってたかもしれないですし、シンヤ先輩にはさっきの状態はおいしい状態だったんじゃないかなぁと思いました。
シンヤ先輩にはさっきの状態は…おいしくなかったですか?
[両手をぎゅっと握り締めながら問う。
人生の中でまさかこんな風に人を疑う問いかけをする日がくるなんて思ってなかった]
んーと、あとどう見たいか、だっけ?
みんなが決めた人を見たいか、自分で選んだ人を見たいか、って話なら、自分で選んだ人を見たい。
それぞれが違う人を見たほうがいいか、同じ人を見たほうがいいか、ってのは判断するほうの問題が大きいと思うから、俺はどっちでもいい。
俺にとっちゃ、俺の見た結果が正しいから、同じ人見ようと違う人見ようと、俺の見た結果が絶対だ。
[レコーダーで票の流れについて聞いていたが、ふと顔を上げて]
ねえ、長澤君。
椎名君に車両へ移って欲しいっていってたけど、その前に弓槻君も同じ希望を出していたのは気にならなかったかしら。
それからね、鷹野さんは相変わらず気になるの。
諸々の希望を出すのが遅かったのもあるけれど、占いの希望が集約するとここが鬼だったら怖い、みたいなのがね…。
あ、先生喉が痛いから少し黙るわね。
[けほ、と咳をしながら目を閉じた。**]
あと…その、あたしが受身って声がチラホラと聞こえてて…その件に関しては否定出来ません。
治したいなとは思うんですけど、多分これからもこんな感じ…です。はい。
言い訳しちゃうと、あたしが喋る時には何かもう素敵な案が出ちゃってるっていうか…。
って、言い訳ダメダメッ!
あたしも何か提案出来そうな事があれば出来るように頑張ります。…たいです。
[先程とは打って変わり、気まずそうな感じで口をモゴモゴさせながら、軽く頭を下げ]
[小鳥遊の話を聞いて]
なんで割れると思ったんです?小鳥遊センセー
弓槻サンが鬼って可能性っすかー…
それだと、センセーの言った前提の、意思疎通の出来ない補佐役、でしたっけ?
ソレ、なにやってるんすかね?
意思疎通出来なきゃ、誰が鬼だかわかんねーのに、どうやって補佐するんでしょーかね…
まぁ、逆手に取ってってのはあるかもしんねっすから、気には留めておきますけど…あんま今は考えてないっす。
それとバクさん希望の件は、弓槻サンを補佐役だと思ってるから、気にならなかったっすね。
[そこまで話すと、座席に身を沈める。
―クルミのそばでも、リウのそばでもなく、一人で。
リウに怖がられちまったな…
クルミも…俺を怖がるのかな…――**]
[頭を下げてる途中で小鳥遊の声が聞こえて、頭を上げてそちらを見る。
よく見たら顔の血が綺麗になってる…なんて事はどうでもいい]
希望が出すのが遅かったのは本当に申し訳なかったです。皆さんにご迷惑をおかけしました。
多分今回もさっきと同じようになっちゃうと思いますので、現状での希望を考えてから少し休む事にしますね。
…と言っても、さっきからあまり時間が経ってないのでそこまで皆の印象が変わってないかもしれませんが…。まぁとりあえずの希望という事で。
ロッカ先輩には、近藤さんやケン先輩程大丈夫かなって気持ちが沸きませんでした。
鬼っていうと人をかどわかしそうなイメージを持ってるんですが、ロッカ先輩が一番それっぽく見えました。だから怖かったです。
ですが、鬼側じゃなければ頼もしいし…なので希望しました。
なんでって。
櫻木さん、それなりに疑われていたわよね。
そういうタイプに嘘の告発をかけたらうまくいきそうに思うのだけど。
鷹野さんの答えも聞いてるわ。ありがとうね。
[長澤の問いと鷹野の答えに短く返し、再び目を閉じた。**]
[いつの間に席を立っていたのだろうか。
気がつけばレコーダーの前に座り込んで何度も聞き返していた]
えーっと…考えを纏めるのが大分遅くなりました。
あたしから見て、リウ、ユウキ先生、モミジ先生、ケン先輩、コハル先輩が候補…?になるんですよね?
そして今のところ、見える人だと嘘をついているのは補佐…ですか。名前からしてその人なのかなって。
後はシンヤ先輩にお尋ねした部分も気にかかっててそう思っています。
なので…その、この5人の中に2人の鬼がいる…と思っています。
その内のリウとユウキ先生はちょっと疑いにくかったです。
簡単に言うと、リウはさっきの視て貰いたい希望とその理由。
ユウキ先生は…何て言うんでしょう。違和感のない感じ…?特に気になる点がないというか…。
で、残るはモミジ先生、ケン先輩、コハル先輩になります。
ケン先輩の事大丈夫そうって言ってた舌の根も乾かない内に申し訳ないですが、よくよく聞き直したらコハル先輩のお願いするかもしれないって流れと、ケン先輩の優先順位が下がったっていう流れにちょっとおや?っと思った次第です。
いえ、勿論そう思うに至ったコハル先輩の考えは納得出来るんですけど。
ただ、ケン先輩が大丈夫そうかなーって思った理由に、コハル先輩からの希望を貰うかもしれないのに。っていうのがあったので、もしこの二人が鬼だったとしたら…なんて事が過ぎったり。
ただ、この二人が鬼だったとした場合は…ちょっと仲良くしすぎなのかなぁとも…。
結果論にはなりますが、ナオ先輩が鬼じゃなかったのでコハル先輩が鬼ならフォロー入れる必要あったかなとも思うし、
ケン先輩のお話聞いてて、鬼じゃなさそうだなぁと思うんですけど…!
私の視て貰いたい先希望はコハル先輩でお願いします。
モミジ先生は、やっぱりケン先輩を気にし過ぎてる感がありました。
先生が何故気にしていたかの理由は分かっているつもりですが、ケン先輩が鬼だったとして誰も伏せて希望には賛同していなかった中で、何の情報もない状態で目立つというリスクを背負ってまでそれを主張する意味があるのかなって考えは浮かばなかったのかなぁって。
あとこれはちょっと気になったので質問です。
聞こえない人に関してなのですが、
折角の脅しなのに、何故今ではなくさっきコハル先輩に答えてしまったんですか?
ご自分でも言ってよかったのかしらとは仰っていましたけど。
隣へ避難して貰いたい人にはモミジ先生を希望します。
あ…頭パンクしそう…!
何かもうグダグダになってるかもしれませんが、これがあたしの限界です…!
とりあえずの希望として聞いておいて頂けたらと思います。
多分、あたしが少し休んでる間にもまた流れ…っていうんですか?そういうのが動くと思うので、それ次第でまた変わるかもしれません、とだけ。
変わる場合はまた皆さんにご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが…。うぅ、本当にごめんなさい。
[普段使わない頭を使ったツケが睡魔として襲ってきたようだ。フラフラと立ち上がると、今度は適当な席ではなく長澤の隣に腰掛け、さっきして貰ったように彼の手を握り]
…おやすみ。
[そう言って目を閉じた**]
……ッ
[呻いて閉ざしていた目を開ける。
周囲は静まり返っていた。各自、思い思いに休息を取っているようだが、どの顔にも疲労の色が濃い]
早く…鬼を始末してここから抜け出さないとな…
[レコーダーを再生し、増えた会話の内容を振り返る]
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