20 あわうみの村
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>>112
ロッカ…そうだね。では死んだらどうなるの?
無に帰る?そのまま存在は消滅するの?
「行くものよ、逝くものよ、彼岸の彼方へゆくものよ、悟りよ、幸いあれ」
これは仏教の考え方だよね。本当は違うの?
僕は、またどこか、彼岸で再び魂は会えるのかと思っていたのに…
[そうじゃないと、やりきれないから…と付け加え]
(119) 2008/01/11(金) 23:10:52
>>106
クルミ…
死は人間には常にある。生と表裏一体のものだ。
太陽の裏には月、朝が表なら夜が裏という…切り離して考えられぬもの。
太陽ばかりでは、生物全部のリズムがおかしくなり…最終的には全生物は滅ぶ。
これは月ばかりでも同様だ。
今、君がやろうとしている事はこれと同じ事なんだ!!
(120) 2008/01/11(金) 23:13:08
学生 クルミは、硝子の砕ける音に耳を塞ぐ。
2008/01/11(金) 23:13:55
>>118
クルミ先輩…僕は…船に乗るときに頭痛がして気分が悪くなりました。
…そのときに、何かが僕の身体に入ってきました。僕はそのときにそれに支配されそうになったんです
声はレンさんを助けるようにずっと僕に命令していました。
(121) 2008/01/11(金) 23:16:52
>>119
『死んだらどうなる』
[シンヤの言葉がずしりとのしかかって、ロッカは衣をぎゅぅと握り締めた]
知らないよ。
どうなるのかも、どうしたいのかも、聞こえない――。
[両目を閉じて耳をすませる。
再び瞳を開くと、世界は揺らいでいた]
(122) 2008/01/11(金) 23:17:39
学生 シンヤは、そこまで言って、横笛の砕ける音を聞き目をぎゅっとつむった。
2008/01/11(金) 23:18:24
隊商 ロッカは、「かみさま……」と縋る声を出す。
2008/01/11(金) 23:18:29
確かに――望まない死ではあったけどね。
だけど……うん、どうなんだろうな。
……例えば、私が死んだら生き返らせるのを繰り返して。
私が「死にたい」って言ったらどうなんだろう。
(+12) 2008/01/11(金) 23:19:06
>>111
ん、と。そ、だね。消えるのは、悲しい。
まーちゃん達は…、消えて、どうだったんだろう。
悲しかった?それとも、還れて…よかった?
[眼を伏せて、思いを馳せる]
(123) 2008/01/11(金) 23:19:56
[モミジの言葉に苦笑した。]
心だって?心の中で生き続けます?
記憶なんて…俺は永遠じゃねーと思うけどな?例え忘れねーっつても、
今そこに居るのと心ン中に居るんじゃ話にならない。
…心の中の奴が問いかけに答えてくれるか?
…心の中の奴が手を握り返してくれるのか?
橘先輩のやった事が自然の摂理に反してようが、気持ちは…否定できねーな…
(124) 2008/01/11(金) 23:20:44
[リウとヨシアキの顔をみる]
>>114リウ
強い?俺が?そんな訳ない。
ただ、自然の摂理を曲げて…いい事など起きはしない。ただそれだけだ。
>>115ヨシアキ
……。別人のようにとりつかれただけなら、善悪どっちでもありうる。だから…断言はさけた。だけだ。
もし善をしっかり見定めれるものが居るとしたら…前依り代か鏡…と考えたに過ぎない。
(125) 2008/01/11(金) 23:20:54
学生 リウは、硝子の砕ける音に、びくり、体を震わせて。
2008/01/11(金) 23:21:50
>>120
いけないことでも、あたしは皆と一緒に居たい。
皆で蜜柑食べて、お寿司食べて、卒業して、おじいちゃんおばあちゃんになるまで一緒に居たい。
それは、いけないの……?
全てを呼ぶことは、できないの……?
(126) 2008/01/11(金) 23:21:52
……死んだって、変わらないさ。
私は、私。
ただ、暫くの間、会えなくなるだけ。
[そういうと、自分がこれから遠い国にでも行くかのように思えてきた]
どうなる、のかねえ……。
(+13) 2008/01/11(金) 23:22:09
移民 ヌイは、硝子が砕けた音に、俯き気味の顔をあげた。
2008/01/11(金) 23:23:15
学生 クルミは、薄れかけた月を、鏡を縋るように見る。
2008/01/11(金) 23:23:22
>>122
ロッカ…君は…聴耳があるんじゃないのか…
聞こえないの?誰の言葉も?
(127) 2008/01/11(金) 23:26:07
もう、未練がなくなったから、還って来ないの?
[問い掛けるのは、誰に対してなのか。
零れる滴は、頬を伝った]
(128) 2008/01/11(金) 23:26:47
>>126クルミ
……。
人間は有限の命だからこそ、その有限の間にやれる事をしたいとする。冒険や、賭け…恋とかも…だ。
これが無限の命だったら、人間は永遠に縋ろうと冒険などの新しい一歩は踏み出さない!
[何故か眼から涙が出てきているが…自身は気付いていない]
(129) 2008/01/11(金) 23:28:24
翻訳家 モミジは、学生 クルミ>>126 「それがアナタの心残りだったのデスカ…?」
2008/01/11(金) 23:29:09
クルミ、あなたは、アンと湖を渡ろうとシテ…、そしてその時死んだノデはアリマセンか?
(130) 2008/01/11(金) 23:30:21
学生 シンヤは、移民 ヌイの言葉に頷いて>>129そっと声をかけただろう。
2008/01/11(金) 23:30:23
[シンヤ>>127に顔を向け、首を横に振る]
苦しげに、くーちゃんの名を呼んでた。
さっきから、レンさんの声ばかり聞こえる。
あたしの声は届かなくて、ときどき――。
[記憶を辿ろうと虚空を見つめる]
なのに、こたえてくれない。
(131) 2008/01/11(金) 23:30:57
二つの月……。
[鏡に映る月を見て、呟く。]
>>121
シンちゃんは、何に支配されそうだったの?
(132) 2008/01/11(金) 23:31:20
学生 シンヤは、移民 ヌイに「大丈夫か?」と声をかけ。
2008/01/11(金) 23:31:36
…だめ。リウも、心の中じゃ、や。
リウ、いっぱい、お話ししたい…遊びたい。
どうせ、…どうせ、消えるなら、……誰かと、一緒が、いい。
もう…淋しいの、や。
[緩く首を振る]
(133) 2008/01/11(金) 23:31:46
隊商 ロッカは、「邪魔をするの。神様の声が、他を消そうと」
2008/01/11(金) 23:31:52
[シンヤに声をかけられ…やっと自分が涙を流していた事に気付く]
……。シンヤ、大丈夫だ。すまない…。
でも…何故、涙が流れるんだ…。どうして…なんだ…わからない…。
(134) 2008/01/11(金) 23:35:30
>>129
う、ヌイさん…。
くー先輩は、永遠なんて、望んで、ない。
ただ…ほんの1回の、特例を、見逃して欲しい、だけ。
…それも、それすらも、だめ、なの?
(135) 2008/01/11(金) 23:35:36
>>131
ロッカ、そうか…。
[此岸から彼岸には声は届かぬのだろう]
そう…レンさんは苦しそうだったね。毒薬を集めていたよ。
死にたがっていたのかも…でも独りで行くのがいやだったんじゃないかな。
だって、狙っていたもの。
(136) 2008/01/11(金) 23:35:52
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