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あー、まあ、物騒な話になっちゃうのは、しかたない。
だって、こんな状況だし……
のんびりしてられるなら、してたいけどねえ。
[同じようにため息をついた]
あー、それは、そうか。
逃げ場がないように追い込むのは狩りの基本だしね。
ネギヤのは行動まで出てたけど、確かにいちいち次は右から、とか確認できないね……
[深く納得した。
ついでに自分のはそれより大ザッパなので、いつもどおり相手の動きを見て予測するだけだ]
狩りだとすると、獲物を捕殺するための協力者がいるのは当たり前。
じゃあ、やっぱり5thかなあ……
んー……
[8thは4thと一緒に居る姿をみかけたし。
フユキに協力を持ちかけた時のようすを思い返せばこちらに手をかしてくれるかどうかはあやしい。
9thや6thとはほぼあっていないことを考えると他に選択肢はない気がした]
そうか。
まぁ…難しく考え過ぎてんじゃね?
俺は頭悪いから、考える事も少なく生きる。
[苦笑する相手に、真顔で言って。
続いた言葉には頭を横に振った]
いや…別にそんな心算はねぇよ。
むしろ殺し合った仲だ。
ま、俺の武器と形状も似てるし。
これだと魔法の存在も忘れられそうだしな。
[自身の杖は、魔力を増幅するものだから。
此処では使えないそれに頼るわけにはいかない]
…名前、なんだっけ。
9thは子供なんだな。8thはあってない……。6thは、何というか、そんなに勝敗にこだわりがない? ように見えたんだな。
……あと、協力をお願いできるといったら、混線する日記持ってる人らや、記録する日記を持ってる、ってぇ人だな
彼らはそれだけで鬼じゃねえ、って証明できちまうから、名乗り出るっていうのは自らの命を危険にさらすようなもんだけれどもよ――
鬼がこんだけ露になっているんだったら、皆で協力して排除したほうがきっと早い。
[でも全ては理屈のみだ。
グリタに言われた言葉は痛い。
鬼だ、鬼じゃない、で人の好悪を考えずに排除しようと動ける自分は、正しく、ゲームの為の駒なのだろうと、思い知る]
うぬ? …伝えること?
[首を傾げてから、相手の気持ちを軽くするためにか、
…単なる本音なのか。ともあれ促す言葉を続ける]
歯切れ悪いぞっ。
呼んだのはセイジのにーちゃんだぜ。
オレ様はさっさと用事を終えて、
丸くてうまいもんを食べにゆくんだ!
8thは獣人だってきいたけど、あんまり話せてないからなあ。
6thは生き残ることを考えてないのかな……
[こんな状態になってもわからないことばかりだ。
まあ最終的に自分が生き残ればそれでいい]
記録する日記は誰がもってるかわかんないけど、混戦する日記はグリタが死んじゃったからもう役に立たないよ。
名乗りでたって、あんまり意味ないと思うけど。
[鬼か鬼じゃないかを判断すると言うのならまあ役に立つかな、と首をかしげ]
協力してくれるかなあ……
なーんか、やりあう事になれてない世界の人が多い気がして。
その場合、情が移ったとか何とかで、鬼を庇う人がでるし。
[現に3rdは1stが鬼でも気にしないようだし。
手帳には4thと接触している事も記されている――確認はしていないけれど]
そう、なのかな。
……考えすぎかな。
だけどこっちに来てからも、前と同じように
考えてばっかりなんだよね。
……こんな状況なのに。
[死人も出ているというのに
いつもと変わらないため息が出る]
殺し合った仲、か。
確かに戦ってはいたもんね。
だけど、グリタさんは
まだ……殺す覚悟はなかったのかも。
名前?岸小春っていうんだ。
……女難だな、
女は基本的に怖い生き物だからな……。
[攫ってるということは売ればいいのか、とぶつぶつ言いつつも首根っこ離して、真顔でひとつ嘘を吐きました]
僕の日記は9thは丸くてうまいものは食べられない、といってる……。
まあ、それはともかく、
いや、歯切れが悪いというか……。
実質中身はない話にしかなりようがないんだが……。つまり、お前、10thとなんか話したりしたか?
僕はひとつ10thの頼みごとっていうのを受け損なってな……。
[上に行きたいらしいので、
なんとなく階段方面向かいながら口にする]
[ゼンジとヨシアキの吹き出しのやりとりを
じっと眺める。
…守りたいもの。
ゼンジの言いたいことは、
なんとなく分かる…気がする。
――…ただ。欲張れるのも。
ある意味、強いことではあるけれど]
やりあうことになれていない、かぁ。
まあ、こんな急に世界の命運を背負わされたんだ。
そこで「大事にする」「守りたい」とかそんな言葉をかけられたら、ころっといく子はそこそこいるかもしれないんだな。
[鎮痛な面持ちでそういって。
知っている。こういうものを自分の棲家の灰ログで何と言われていたのか]
そうか、10th…グリタさんが、混線する日記の持ち主だったのか。
[その相手が、マシロだということにも今更ながら至った]
殺す覚悟が無かった?
あぁ、そうかもな。
お陰で俺は、命が助かったからな。
[肩を竦めて笑って見せたが、
どうにも 歪んだ笑いになった]
俺は、ソラ、だ。
キシコハル?長ェな。キシでいいか。
…キシ?あんた、騎士か。
[自分の世界では、前線に立って盾となる職業。
音で気づいて、思わず笑んだ]
なァ、キシ?
今から少し、付き合ってくれねぇか?
ん?
ああ、すみません。
[肩ゆすられて、目を開ける。
訪問者が三番なのは予測していた。
そして、彼女が鬼の、ヨシアキの味方でもあることも。]
セイジのにーちゃんも、
女難で、痛い目あったことあんのか?
[好奇心に満ちたきらきらした瞳で見上げてみた。
が、続いた嘘に、表情は一気に奈落の底に落ちる]
Σ な、なんだとー!!?
うそだっ。嘘だと言ってくれー。
[袖を掴んでぶんぶん揺すりつつ。
階段へと歩きながら、質問には渋面を作る]
オレ様、ほとんど10thのおっちゃんと会ってねえよ。
一度会ったけど、見逃せ!って逃げられちゃったし。
なんつーかこう、警戒されてた、感じ?
…ふーん。セイジのにーちゃんは、
その頼みごとが何か気になってるってワケ?
だよね。
よく知らない相手なのに裏切られることとかって、考えてるのかなあ。
[不思議そうに首を傾げる]
ん、まあ……日記を通してやりとりできただけだから、あんまり役には立たなかったけど。
[あっさりと頷いた。
なにせ手帳を開いて書き込まなければならないのだから、しかたない]
不思議なもんだよね。
あれだけ世界を救うって言って
誰かれ構わずケンカ売って……
あんなガツガツしてたのに。
[名前について問われれば少し首をかしげる。
まさか、ゲームの職業にありがちな騎士と
勘違いされているとは思わなくて]
?まぁ、キシはキシだね。
いいよ、今はやることないし。
[最後の問いには迷いなく答える]
起こしちゃって、ごめんなさい。
……私のこと、カノウくんから聞いて、ますか?
[私の世界では見慣れない和服と、落ち着いた雰囲気に、何だか気安く声を掛けづらくて、思わずぎくしゃくした敬語になる。
8番さんに味方だ、なんて言ったけど、私はこの人のことをよく知らない。]
一つだけ、ゼンジさんに聞きたいことがあって。
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