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[青いストールがテーブルクロス代わりに揺れる、
見えないテーブルの上に茶器を置く。
揺れる琥珀色の液体はただの紅茶。
揺れる液体を椅子に座った状態で見つめる少女は、]
0th。
[はじめにこの場に現れた、霊魂]
貴方は死んだ。
[もごもごと呟かれた言葉を聞き取って答えてやる。
それでショックを受けようが取り乱そうが意に介さず。
死体そっちのけで戦いをはじめた10thと11thと、
その周囲の面々を眺めている]
――♪
[3rdの速球が11thに当たったのを見ると、
軽やかに口笛を吹いた]
しかたないね。
それだけのことを言ったんだから。
[“賭けた”相手にも容赦のない物言い。
この小間使い、基本的には若い女性の味方らしい]
あんたの目にも。
10thは奇妙な男として映るのかね。
たとえ奇妙でも、
一本筋が通っていればまあ、
それなりにかっこよくは見えるものだと思うけどね。
[自らも椅子に座ってお茶菓子――格子模様のクッキーを口に運ぶ。
相変わらず能力が安定しないので、ショッピングモールに下りて手に入れてきた代物]
……勢力図的には、
10th対11th&3rdとそこに割って入る12thとその他ってところか。
その他は2ndと4thと9th。
2ndは12thにつきそう。
4thは10thをまだ助けないのかね?
9thの動向は不明。
[屋上に集まる面々の現在の立ち位置を整理していく]
それにしても、漁夫の利だの、
10thも11thも鬼には見えないからこのへんにしようだの。
すっかり鬼が悪者みたいじゃない、ねえ?
[言葉は誰かの同意か、あるいは反論を誘うように]
ところで……。
出したはいいけどこれ、飲めるんだっけ?
[霊魂に飲食は可能なのか。
実例は記憶になく首をひねるばかり。
まあ、0thが飲むことできなくとも、
紅茶が無駄になることはあるまい**]
脱落者には罰ゲームなの。
初めに決められていた通り。
脱落者からは世界が取り上げられる。
これで、絡まる鎖はひとつ壊れたなの。
神の負担も随分楽になってくる筈なの。
[死に直面して尚、参加者達は気概も充分。
だが、誰にしも均等に降り注ぐ、死と言う未来を変える事は容易くない。
神の座にいる者達は、そうして脱落した世界へ、微笑みながら死を降す]
でもね? やっぱり12thはデッドエンドフラグの塊なの。
[屋上に随分と参加者が集まってきた。
感情を露わにする10thも、同じく物々しい態度の11thも、随分好戦的だったが。
やはりそれが敢えて言及するのは、12thの行動]
こういう大切な諍いの仲裁をしている人って。
その存在自体が、デッドエンドフラグだとルリは思うなの。
少なくともここで12thが死んだら、鬼よりも10thの方が悪者になりそうなの。
多数決で善悪を決めつけちゃう民主主義社会のかなしい性なの。
[面々の立ち位置、そして10thと11thの優劣状況。
比較的正論を説いているブレーキ役の12thが死んだら面白そうな事になる]
飲まなきゃルリが飲むなの。
[霊魂に例え飲食が出来ても。
恐らく、0thはそもそも、そんな事を出来る精神状態なのだろうか。
だが、それは0thの様子がどうであろうが気遣う事は無く、紅茶とお茶菓子を愉しむ]
……一理ある。
さっきのあれはデッドエンドフラグとしては弱かったけどこれなら花丸。
[さっきのあれとは、
12thの日記監視能力の対象の移行>>+11のこと。
二日続けて1stと近い番号の者が死に落ちるのはさすがに誰か不自然に思うんじゃないか、と考えているわけで]
問題はあの場に、
10thを悪者にしてしまえ、と思い立ち、
なおかつ実行に移しちゃうような人がいるかだけど。
いないね。たぶん。
[思うのは、
他人を積極的に蹴落としてやろうとか、
自分以外は死んでもいいとか、
そういう考えの人が見受けられないこと。
そういう考えの人に次の神になられても困るという、
今の神の意思がそうさせたのか――]
7thー?
ああ、比較的落ち着いてるように見えたけど、
隠れでもしてたのか、
今の今まで動向がさっぱり不明だった人だね。
確か6thの日記でも掴めなかったとか。
[その7thが2ndと相対している現場を、――否、
殺されようとしている現場を、
彼女もまた視界におさめる]
気が合うね。
やっぱりサバイバルゲームたるもの、
小さくともそういう裏切りがなくっちゃ。
[2ndが鬼か否か分かっていないのに、
早くも勝手なことを言っている。
やがて彼女の姿は、
空間の裂け目を利用してどこかへと消えた**]
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