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[熱いと感じたのは一瞬で、恐ろしい勢いで、痛いほどの勢いで傷口から熱が抜け落ちて行った]
死んでも消えないんですね。
……ずーっと見ているんでしょうか、みなさん。見ていたんでしょうか。
[床に広がる血を見ながら、静かな表情]
どうしたら、楽になれるんでしょうね……。
[驚いた様子もなく青年を見た]
名を借りているのを見られましたか。
そうか、死者は、じぶんを殺した者と会えるんですね……。知っているのでしょうか。
[謝罪はなく。しばらく考え込むが>>+2に顔を上げる]
え?
ああ……死んだ人は楽になったと思っていたんです。もう、疑ったり、脅したり、傷つけたりしなくていいんだろうって。
でもこれでは──ただ、体が無くなっただけで──楽にはなれない。
[誰かを探すかのように、遠くに視線を置いた]
でも、殺された人にとっては幸いなのかもしれません。
[視線をラッセルに戻す]
殺したものに……フクシュウする機会を得ることができますから。
[>>+6 ゆるく頷いた]
ええ、変わらない……。
なら生きている方がましですね。
[小さな声で呟いた]
あなたは、つよいんですね。
[何かを思い出すように、やわらかく微笑む]
[みないようにしながらも、どうしても追ってしまう医師の姿]
どうして……違うって言ったじゃないですか。
[>>14>>15 目からは涙が落ちる*]
せんせぇ……そんなのはいやです。
[医師が眠りに落ちてしばらくした後、先ほどの青年の問いかけに答え始める]
はい。私たちは地上には居ません。
でも──
[送る視線は、誰に向けたものか]
こんなことになるのなら、あの人には、生きて欲しい。
あなたは強い。いえ──……私や、私の周りの人たちは弱かった。
自分が「犯人」でなければ、「誰か」が犯人であるだろうと思い、疑い、「被害者」であるがゆえに、「加害者」へ向ける悪意には制限がない。
一番理不尽なのは、最初に手を下したものだ、とは思います。
けれど、そこから起きたことは─…。
あなたたちのように強ければ、こんなことにはならないのかもしれませんね。
[少しだけ間があった]
もしかして、あなたは、人を殺したことがありますか──?
ウェンディさん。こんばんは。
[少女に柔らかな笑顔を向ける。かつて医院に居た頃によく見たような]
もう、大丈夫ですよ。
"ここ"ではもう、あんな目にあうことなんて、ありません。
[歩み寄ることも、手を伸ばすこともなく、距離を置いたまま]
ええ。
……あなたは何も悪くありません。
[何かを言いかけたが、言葉を変えた。
つられるように足をついと動かすが、体は*動かなかった*]
自己犠牲?
[>>+26 はっきりと否定の色をのせた視線を返す]
「生きて欲しい」というのも、願い……欲望です。
自己犠牲で、大切な人が助かるなんて、幻想です。遺る人が生き残る可能性など、ごくわずかです。
私は、自分が楽になりたかった。それだけなんです。
そのために、利用してはいけない人を利用してしまった。
[ウェンディを、ラッセルを、そしてここには居ない誰かを思い目を伏せた]
……いま、それにきづきました。
たくさんのうそをつきました。
……願うものは手に入らないと、あきらめて……楽になろうとしたのが、一番おおきなうそ、なんです。
強い願いは、誰かを傷つけるかもしれません。
でも……どうせなら、私は、願いを叶えようとするべきだったんです。
[少女に問われたというのに、酷くあやふやな、混乱するままの答え]
だから……最後まで見届けなくてはいけないんです。
[ゆっくりと目を開けると、ウェンディとラッセルに頭を下げる。
そしてゆらりと自警団倉庫を離れ、医院の前に──男性二人の傍らへ]
[彼らのやり取りを、沈うつな面持ちで見つめている。
何かを言いかけるが、言葉が出てこない。
色を奪ったのは自分自身だと、よく分かっていたから]
[かすかに呟く]
色を失っても……いつか……別な色が見えることもあるんです……。生きていれば。
私が、色を奪いましたが、ほんとうには、奪えるものじゃないんです。きっと。
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