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「桜の木を切ったことを正直に話した某大統領がすぐに許されたのはなーんでか?」
「はい、先生!リンカーンがまだ斧を持ってたからです!」
………あら?面白くなかった?
まだ銃口向けられてるから笑えませんってか?
やー、でもさー、家主を人質にとらないと
俺の命の保証がされないじゃない?
[小銃片手にぺらぺらと話しかけている。
ここはミル・シティの有力者の屋敷の書斎。
銃口を向けているのはもちろん家主の有力者だった。]
[ちなみに今日は白衣を着用。
ついでにごついガスマスクも着用している。]
…だってさー、なんか気がつけば俺って
情報弱者でさー。ちょっとは情報欲しいじゃない?
もうちょっとでお仕事終了だけどさー。
このままだとすっきりしなかったからー。
ま、おかげ様でちょっとすっきり?
[この面子で自分が声をかけられた理由とか。お年寄りの因縁だとか警察と通じてるのは誰か、とか。]
ま、そろそろ行かなきゃ。
[それから白衣の男が鼻歌まじりのカウントダウンを終えた頃、まさにミル・シティの各所で文字通り盛大な花火があがった。
今日この時間に合わせて、あちらこちらに送りつけていた時限装置付きのそれが。]
いっつあしょーたー!
[さて、仮初めの仲間達は予定通り動くのだろうか?
それとも今だ檻の中から遠く爆音を聞いているのだろうか。]
にゃー、姫君とはシャンパンで乾杯したかったなぁ。
だって、約束したしね☆
[ちょっと寄り道はしたけれど、時間がくれば粛々と手順通り仕事を開始する。元々の計画どおり。]
─ ミル・シティ ─
[花火の音と光に住民が空を見上げた足元を、黒い影が舞う。
何匹も
何百匹も、何千、何万──
数えきれないほどの黒猫の幻影が街を飛び交う]
[ミル・シティ一の高さを誇るビルの前で、腕時計を確認する。
年代物の時計だが、時間は正確だ。
心の中で、5秒前からカウントする。
ブラストが無事(迷子にならずに街についている)かは、それで知れる]
イッツ ア ショウタイム。
[ぽつりと呟く。
と同時に上がる、爆音に、口角をつり上げた。祭りの始まりだ*]
[黒猫に触れようと手を伸ばしても、手には触れた感触はない。
けれど、触れようとした人物の脳にほんのわずかな、ノイズほどの情報が残される。
違和感だけが残るので、ふたたび手を伸ばす。より多い情報が蓄積される。
ミル・シティのあちらこちらで、黒猫と追いかけっこをする姿が見られた]
はっははははは、はははははー!
やっぱ爺さん、だてに年くってないねー!
[コルト・ガバメントモデル45口径]の甲より年のこー?
[花火の大音量と駆けめぐる黒猫に
戸惑い逃げまどう住民達を尻目に
男は目的のブツがある[校長室]へと向かった。そしてー*]
[最後にひときわ大きな花火たちが上がった。
スターマイン。連続して上がる小さな花火。空が明るくなる。
花火の余韻が落ちる頃、まるで夢であったかのように、黒猫たちの姿は消えていた。
ほんのつかの間の夢]
まったく、学校の先生ってのは暇なのかね?
[後日、ミル・シティのとある学園の校長室から入手したマイクロチップを弄びつつ、スツールに腰掛けている。ゼロシティの、ではない。こじゃれたバーのカウンターだ。]
さぁて、どう料理したものかなぁ。
[にやり不敵な笑みを浮かべて、待つ人はー。
ゲームはまだこれからいいところ…?**]
派手、ねえ。
ドレスでも着てくれば良かったかしら?
[爆音と花火と、黒猫たちのパレード。
騒動に紛れて侵入するのは機械室]
欲しいのは黒ネコ、黒といったら黒。
君がくれたのは黒猫のパレード
[口ずさむ替え歌。
手早くセキュリティに割り込んで、校長室と呼ばれる部屋への道を開ける]
あらん。
どうしたの?
[作業が終わるころ、黒猫のパレードは終わっている。
それでも消えない猫がいれば、それは本当の黒猫だ]
びっくりした?
でももう終わりよ?
……そうね、もう一カ所、あなた付き合ってくれる?
[爆音に驚いたか隅に丸まっていた猫を抱き上げると、上機嫌で歩き始めた*]
─ ヘリポート ─
昨日は随分とにぎやかだったようだが、今日は静かだのう。
[強いビル風にあおられつつ、恐れる様子もなく屋上の端から地上を見下ろす。
口にしているのは適当な発言だ。
この高さでは下の様子なんてまともに見えやしない]
まぁ……きっと若者がうまくやったんだろうて。
まったく「あれ」も大人しく黒猫を渡せば、ここまでめんどうな手を打たなかったのにのう。
契約を破るとは、悪人の風上にもおけん。
せっかくワニを送ったというのに……白猫では話にならん。
[タブレット端末で、この街に散らばった『アンテナ』から情報を引き出す。
にやり、と実に楽しそうに笑う]
黒猫は手から逃げた。
それを追うも追わぬのも──邪魔するのも楽しそうだのう。
[肩の上で三毛猫がぶるりと震える]
……ここも危険かのう。
[三毛猫を撫でながら、ヘリポートから降りていく、次に2匹の猫が現れるのは──**]
― 後日 ―
[ゼロ・シティでは見ないような気の利いた店。
店員に案内されるまま歩く。預かるという荷物、コートは預けても手荷物の方は持ったまま]
あらオーナー、ご無沙汰。
ええ、ご覧の通りよ。
[ヂグではなく、この店のオーナーが顔を出すと、笑いかける]
私のお客、来てないかしら?
[ユウキとの約束は時も場所も決めていない。
だが居れば、オーナーは隠さず案内してくれるだろう。彼は自分の本当のファンクラブ員だから]
来ていないなら、いいのよ?
預かりものを頼むから。
[手荷物から出したのは、一本のシャンパン。
もう一カ所、と、黒猫と共に忍び込んだ、あの方のワインセラーからくすねてきたそれ。
ウミの分は実家に送りつけておいた。
ヂグは廃屋を装った隠れ家に。
ネギヤの分は行きつけの大福屋。
ユウキの分だけは、どこに送れば良いのか解らなかったので、こうして持ち歩いていたのだ]
はーい、姫。
ご機嫌麗しゅう。
[オーナー直々に案内されて現れたザクロを
ひらひらと手を振って、出迎える。
さっきまで弄んでたアレは大事にしまって。]
約束を果たしにきたよ。…覚えてる?
[シャンパン片手に「君の瞳に乾杯!」と言うのは、まだほんの少し後…?]
[腕時計を見る。
シャンパンに付けたメッセージカードには、時間しか書かれていない。
ブラックキャットを手に入れて、かりそめの仲間がどう動くか、敵か味方かそれ以外か、解らないけれど]
祝杯はあげないとね。
[あの方に一泡吹かせる。
その目的は皆で達成したのだから。
別々の場所でも、同じ時間に祝杯を挙げよう。
メッセージカードの時間は、もうすぐ**]
─ 実家 ─
[三毛猫を膝に乗せつつ、小さく乾杯]
ほんとに、油断ならない世の中だのう。
[その表情は実に楽しそうである**]
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