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[所用から戻ってくると村の入り口付近で自警団長難しい顔をしているのが見えた。
こわもては何時ものことだが、今日は険しさが混ざっており普段と違う様相を呈している。]
こんにちは。アーヴァインさん。
お勤め御苦労さま。
何か変わったことでも?
[こくりと小首を傾げて問いかけると返ってきたのは予想外の返答。]
は・・・? 魔女狩り?
今が何時だと思ってらっしゃるんですか?
そんなバカなこと・・・。
[しかし自警団長は当然ながら大真面目だった。]
そう。ただのつまらない噂ですわよ。
あまり根を詰めずに少しは休まれることを勧めますわ?
[妙な噂に振りまわされて疲れているのではないか。
あまりにあまりな内容にそうとしか思えなかったのだ。]
ええ・・・わかりました、お父様には一応伝えておきますね。
それでは、また。
[釈然とはしなかったが自警団長の要請とあれば無視するわけにもいかない。]
[まだ確定した話ではないがそれとなく注意を促して来い。
言われたのはそんな話。現段階では何もできないということだろう。]
と言われてもどうしたらいいのかしら?
注意しろなんて言ったら本気にされてしまいますわよね…。
[首を捻りながら村内をあてどなく彷徨っている。]
[結局、誰にも話せないまま村を一周してしまいました。]
あら、ウェンディちゃん。
どうしたの。こんなところで。
ちょっと自警団がぴりぴりしてるから1人で外へ出るのは控えた方がよさそうよ。
え、ええ、そうね。
[突然駆けよってきた少女に戸惑ったように。]
つまらない噂を広めた人がいるみたいで、気にしているみたいなのよ。
すぐに収まるとは思うけど、念のため。
噂は嫌いじゃない…かな。
でも、笑えない噂は嫌いね。
[今回のは例えデマでも笑い話にする気にもなれない。]
良く本は読んでるわよね。
どんな本を読んでいるの?
リック君もちゃんと本を読めば変な雑誌とかの受け売りもなくなると思うのに。
[やや苦笑する。]
魔法使いの本・・・?
どんなことが書いてあるものなのかしら。
[興味を覚えたように鞄へと視線を向けました。]
・・・何か、内容に凄い問題がありそうな気がするのは錯覚かしら。
本は好きな方よ。
[良からぬ方向に想像が流れたかもしれない。]
それは楽しみね。
次はどんな本が来るのか考えるのも楽しそう。
でも、今日はお家に帰っておいた方がいいわ。
お母さん、心配しているといけないもの。
[家まで送っていこうかと。]
もう少しだけ待ってあげて。
きっとお土産の本を何にするか悩んでて時間かかってるのよ。
お手伝いしてるんだ。偉いね。
シチュー羨ましいなぁ。ウェンディちゃんのお母さん、料理上手だもんね。
ウチはどうも… お出かけとかに感けてて全然…。
[暫く会話しているとすぐに家は見えてくる。]
それじゃあ、また明日ね。お手伝い頑張って。
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