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そうだね。誰かいるならまず会わないとね。
[にこりと笑い、ほっとしたように彼が差し出してくれた手に自分の手を重ね、誰かの想いをのせた雪がふわりと舞い散る中、彼と歩き始めた。**]
―コンビニ―
気ぃつけてな。
[家へ戻るデンゴを見送り、残ったイマリといくつか言葉を交わして、]
あぁ、そういえば。
パフェ奢る約束、してたよな?
必ず行こう、元に戻ったら。
-コンビニ-
[携帯に浮かぶ名と、再び地に積もり始めた白を。
時折、隣の彼と言葉を交わしながら見つめた。
ふいに、彼が"パフェ"などと言い出し]
………。
[其方を見つめて、暫し停止]
――、
[そして彼の笑みから遅れる事、数秒]
―自宅前―
[はあはあと白い息を吐きながら団地の前で立ち止まって
自分の家のベランダを見上げた。
そこに、ゆらゆらと陽炎のように何かが揺れた気がして]
――!!
[あがる息をこらえて階段を駆け上る]
かーちゃん!!
[急いで家に駆け込むも家の中には誰の気配もなく。
ただ、冷え切った空気が出迎えるのみだった]
…はは。
[乾いた笑いを一つ上げて、そのあとはこらえて。
食卓の上の携帯電話を手に取って開いた]
[画面に表示されている日付は11月1日]
あ、れ?
[首をひねる。それは確か昨日の日付。
壊れているのかと他の日付機能付きの時計を見るが
どれも全て11月1日を示していた]
なんだそれ…。
[この街の何かが、狂ってしまった。
なのに何をしていいかわからず携帯電話を握り締めて。
そうだ、とイマリとズイハラがやっていたように宛て先未定のメールを
たどたどしい手つきで送ってみた]
送れた…。どーなってんだ。
[すぐさまエラーメールが返って来て。
そこに自分の名前も載っているのを見て唖然]
わっけわかんねーぞ!!
[小さな脳みそはいっぱいいっぱいで
携帯電話を握り締めて家を飛び出した]
くっそー、ぜってー…ぜってー元に戻してやる!
[歯を食いしばって全速力で向かうのは、さっきのコンビニ。
前を開けたままのダウンジャケットがばたばたと揺れて]
…ん?
[走る視界をすっと掠めたのは学生服を着た、女の子。
急に止まれずに一度は通り過ぎたものの、慌てて引き返した]
…オ、オマエ、消えてない奴だな!
[はあはあと息を吐きながら、ビー玉を手にしたその人物の前に立って
じいいいと*見上げた*]
/*
どんだけかーちゃん好きなんだろう。
とーちゃんはずっといないっぽいから、やっぱかーちゃんしかいないんだ。
パパっこの次はママっこさ。
霊能だなんて、デンゴが花田少年に見えてきた中の人。
-コンビニ-
[あれからどれくらいの時間が経ったのか。
ぼんやりとした頭を振って、顔を上げる。
…どうやら、少し眠っていたらしい。
睡眠、という形になるのはこうなってから初めてで。
体も疲れていたのか、全く自覚しない眠りだった。]
…ぅ
[ほんの少し、鈍い痛みがこめかみに走る。
ゆるゆると手で、こめかみを優しく押して。]
夢じゃないんだ、ね
[ぼんやりと店外に降り注ぐ雪を見遣り。
ズイハラを見遣り、呟いた。]
[二人で歩いた、輝く雪の日。普段ならきっとロマンチックな1日なのに、俺の気分は不思議だった。自分の気持ちが理解できなかったりする。それでも、俺は誰かが好きなんだと思う。アンの事があって、それは明確になったんだ。だから、俺は考える。俺を変えたのはなんなのか。誰なのか。]
美夏ちゃん?寒くない?どっか入る?
………って、入っても誰もいねぇか。
ズイハラさん達のいたコンビニとかいく?
それとも公園とか行ってみる?
[体育座りの姿勢で、顔を膝の間に埋めた。
足はぴたりと胸元まで引き寄せているので、
いつもよりもずうっと小さく見えたかもしれない。]
――、寒い
[こうすると、寒さが強く、身に染みて行く様で。
小さく震え、ぽつりと呟いた。]
あとどれくらい、こんななんだろ…
[それは不意に零れた弱音]
そういや、イマリはどこにいるのかねぇ?
優等生も、心配だな。あいつ、プライドたけぇし。
人に頼るって言葉知ってそうにねぇし。
[はぁ……とため息をついて、どうしようか迷っている]
―回想・帰り道―
[少年とすれ違った後、そのまま家に帰ろうと歩き出す。
]
何……?
[いきなり呼び止められ、振り返る。]
消えてないやつの意味が分からないけど。
まぁ、いいわ。
お子様が何の用?
[溜め息混じりに問いをかけた。]
[寒くない?と尋ねられれば]
うん。ちょっと寒いかも…。
ズイハラさん達なんか知ってるかなー?
一回、残ってる人と会ってみるのもいいかもね?
[イマリやマシロはどうしてるかと悩むジュンタに]
ジュンタ、イマリ先輩の連絡先知ってるんだよね?連絡してみたら?
マシロさんもメルアド教えてくれたしメールしてみようか?
[溜息をつく彼にそう提案してみた。]
案外夢…かもな。
[イマリがぽつりと呟く言葉に、小さく返して。]
…夢だったら良い?それとも、夢なんかにしたくない?
[何かを考え込むように。
寒さに震える様子をみて、]
着とけ。
[ばさりと背広のジャケットをかける。]
…いつか、終わるよ。
そうだな、俺はイマリに電話してみるよ。
美夏ちゃんは、マシロに連絡してみて?
[手を繋いだまま、俺はイマリに電話をかけてみた。]
寒いなら………くっつく?
[照れながら、美夏の肩くらい抱こうとするかもしれない]
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