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―俺ん家―
リビングはこっちだぞ、デンゴ。
男しかいない家だから、好きにしていい。
テレビは映らないけどなー。
………ねぇちゃんの料理はな、女の子の味さ。
優しい味がするよ。
[思い悩むのはやめにした。とりあえず、今を精一杯生きる事。それが何より大切だと思うから。俺はそのまま、風呂を沸かしに行った。スイッチは入るし、ちゃんとお湯も出るようだ。]
お湯も巻き戻しで、水になるかと思ったぜ。
[軽く肩をすくめてみたり。]
[忍び込むように家の中へと入っていくデンゴの背中を見てくすりと笑う。]
ロールキャベツ…。
[頭の中でぐるぐると何が必要だったかと考える。冷蔵庫の中にはたして材料はあるんだろうかと思いながら。]
ジュンター、またお台所借りるねー。
[そう言って2人を残して台所へと。]
/*
お湯が巻き戻しで水になったら
水がお湯!問題ない!
とかそんな都合のいい話はないですか。笑
ジュンタの家の冷蔵庫は四次元ポケットです。なんでも出てきます。笑
おー。
[リビングはこっちだというジュンタについてリビングへ。
ぺたんと座ってきょろきょろとして]
へー。やさしいあじ、かー。
[微妙な表現はよくわからない。
でもたぶんふんわりした感じだろうとか思った]
[リビングから出て行ったジュンタと、
台所へ行ったミナツを見送って
所在なさげにテレビのリモコンなんかをいじってみる]
やっぱりうつんねーや。
オレんちといっしょ。
[すたっと立ち上がって窓の外を見た。
まだ、雪は空へ還り続けていた]
[台所で1人料理を作りながら考える。]
うーん…。6人の中で誰かが死者。
デンゴ君によるとデンゴ君は死者じゃないとマシロさんが言ってた。
マシロさんは死者と生者の区別がつく人…なのかな?
[ぶつぶつと思った事を呟き頭の中を整理する。自分なりに上手く巻けたロールキャベツを満足げに見つめ煮込み始める。]
この2人以外の中に死者…。
[ポケットから携帯を出し液晶表示を見れば新しい11月1日が始まるまで残り1時間ちょっと。それまでにメールを送らなければどうなるのだろうか?]
[そうしてしばらくぼんやりと考えていれば鍋の中身が煮えたようで、食器棚から皿を出し。盛りつけていく。
それをお盆に載せ、リビングへと。]
デンゴ君、ジュンタ、おまたせー。
ちょっと時間かかっちゃってごめんね。
いびつだけど…食べれる味だとは思う…。
[自信なさげにロールキャベツが盛られたお皿をそれぞれの前へと。]
[お風呂の準備を終えてリビングへ。どうやら、料理もできたらしく。美夏が何やら運んできている。]
うー、腹減ったぁ〜!
めーしー、めーしー、めーしー!
[作ったハイテンション。作り物の笑み。]
/*
オレからすっと、一番印象のいくないんがマシロねーちゃんなんだよなぁーー。
でもオレの背後の奴がそれはいけないだろーって言ってんだ。
でもオマエ、それってPL視点とかいうやつじゃねーの??
どうなの、オレ?
どうなの、オマエ?
つれない、誰もつれない。
普通なら、イマリかズイハラさんを吊る。
でもズイハラさん狼。
イマリは………つれない。
なんだかんだ言って、イマリ好きだしなぁ。
いや、美夏の方がフラグ的にも好きなんだけど。
美夏≧イマリなんだけど。
[還る雪を吸い込まれたかのように見つめていて
気づけはミナツのできたと言う声が聞こえていた]
おーっ!
めしめしーっ!
[還る雪。還すべき人物はいったい誰。
見つけなければ、望む人物達は帰ってこない。
頑張りなさい。
ムカンシン女に言われた言葉を思い出していた]
食う食うー
[皿を目の前にして、箸を握って。
いただきますの瞬間まではお預けの気分]
[2人のはしゃぐ姿を見てくすりと笑う。
お箸を握りそのまま固まっているデンゴを見て]
ん…?
食べていいよ?美味しくなかったらごめんね?
いただきます。
[手を合わせ頭を少し前に傾げて目の前にある料理に手をつけ始めた。]
-コンビニ-
[ズイハラからカフェオレの缶を差し出されれば]
ありがとうございます
[にこりと笑って受け取り。
缶を両手で包み込む様にして持った。
開けないままで、飲み口をじぃっと見つめて、
ズイハラの言葉に耳を傾ける]
――。
[何も返しはせず、ただ黙って聞いて]
[最後、茶化す様な言葉を聞けば]
――。
[矢張り何も言わぬまま、視線をズイハラへ。
じぃ、と数秒見つめて、缶へ視線を戻し]
…っ
[缶のプルタブをゆっくりと引いた]
いっただっきまぁーす!
家族みたいで楽しいなぁー?
[あはは、と笑って。楽しそうに食べるんだけど。それでも現実は変わらないから。辛いんだと思う。]
[そして十分な間を取って、一口含み]
――。
[飲み下してから]
変な気を遣わせちゃって、ごめんなさい
[本当に小さな声で、一言呟いた]
[会話から逃げる様に意識は携帯を探る。
手はポケットへと伸び、指先にふれる其れ。]
もう、30分もない、ですね…
[アンが云っていた刻限まで、だ。
誰にともなく、ぼそりと呟き。携帯を開く。]
あ
[其処には着信を知らせるメッセージ。
発信者は"ジュンタ"と明記されている。]
…なんだろ
[気にはなる、ものの]
―――。
[掛けなおす事はせず、黙り込む]
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