113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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人
狼
墓
全
司書 クレスト に 1人が投票した。
盲目 マティアス に 1人が投票した。
役人 ミハイル に 5人が投票した。
役人 ミハイル は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、司書 クレスト が無残な姿で発見された。
役人 ミハイル記す
Rusalkaがしあわせになれますように Vodyanoi.
現在の生存者は、学者 ニルス、雑貨屋 イェンニ、盲目 マティアス、写真家 ユノラフ、養蜂家 ダグ の 5 名。
─夜中─
[昨夜のミハイルやクレストの様子から、今夜、マティアスが連れて行かれることは無いだろうと、男は自分の部屋で浅い眠りについていた]
………ん
[男は緩く目を覚ます。
何かを叩きつけるような、外の音の、うるささに]
[しゅるりと、籠の中のビャクダが動く気配を感じて、男は寝台から出た。
この寒空に、動けるはずなど無いのに…いや]
…寒さが、和らいだ?
[ナッキは去ったのだろうか。
しかし、妙な胸騒ぎがする。この音は何だ? この音はまるで、暴風雨の――]
(0) 2013/06/17(月) 09:51:10[コテージ・大部屋]
………。
[息を殺して、廊下に出る。
雨と風の、酷い音だ。薄明るい外が時折ぴかりと光り、思わず肩が跳ねる。
――男は、雷が苦手だった。
両親は、雷雨の日に死んだ。幼い男を心配させまいと、無理をして馬を出した結果、落盤に遭った。それでも魂だけでもと、自分を案じて戻ってきてくれたのだと――マティアスを通じて知った>>3:196、あの日から――、
誰か親しい人を連れて行ってしまいそうで、雷が怖い]
………
…イェンニ?
[ふわりと、視界に何か光るものが写る>>3:278。
しかし、何かに誘われるように廊下を歩く彼女の姿を見たのは一瞬で、すぐに稲光に紛れて見えなくなった*]
(1) 2013/06/17(月) 09:53:42[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/17 10:09)
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 10:13:42
─朝─
[バタバタバタ]
[バタバタバタ]
[結局、あれきり眠りにつくことは出来ず、激しく屋根を壁を窓を打ち付ける雨音は、激しさを増す一方。
昨夜までの寒さはどこに行ったのか――暖かさが戻ってはいるものの、異常気象は続く。
ビャクダも、籠の中で落ちつきなく動き回っている。
もしトゥーリッキが生きていたら『タイフーンのようだ』と、遠い異国で見た暴風雨の事を口にしたかもしれない]
雪は止んだが、こりゃあ外には出られそうにないな。
[視線は自然と下を向く。…まだ、ナッキはいると言うことなのだろうか。
夜中に見たあれ>>1は、何だったのだろう。一瞬の事でよく判らなかったが…イェンニのように見えた]
(2) 2013/06/17(月) 10:31:41[コテージ・大部屋]
[厨房、馬屋、そして大部屋に行けば、皆の顔を確認できただろうか。まだ、部屋にいる人もいたかもしれないが、ニルスの顔があれば鼻を鳴らし、他の顔があれば安堵する]
[あれきり、ミハイルとクレストが戻った形跡はなく――。
雨の中、辛うじて窓から見える湖畔には、誰の遺体も上がってはいなかった>>3:275]
…体ごと、連れて行っちまったのか。
[男はぽつりと、誰にともなく呟いた]
(3) 2013/06/17(月) 10:33:55[コテージ・大部屋]
[もしまだナッキがいるのだとしたら、マティアスからあまり目を離す訳にもいくまい。
個室か、大部屋か、彼のいる方へと戻ろうとして――]
ああ、イェンニ。
[階段でイェンニと顔を合わせ、普段と変わらないように見える姿に、ほう、と胸を撫で下ろす。
やはり夕べのあれは、何かの見間違いだったのだと]
すごい雨だな。…まだ、ナッキがいるのかね、これ。
まあ、あの極寒よりは凍えずに済む分いくらかマシだが、こんな暴風雨見たこともないからな…。
そういえば昨日、ニルスとやりあってたようだが…大丈夫か?
所々、声は聞こえていた。加勢してやればよかったん…
[ぴかり]
[ぴしゃん]
[言葉を遮るように轟く雷鳴に、男が青ざめ凍りつく。
格好のいい事を言いかけたまま顔を引きつらせるその様は、イェンニには滑稽に見えたかもしれない**]
(4) 2013/06/17(月) 10:51:39[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 10:56:02
巣からはぐれたまま、
戻ってこない蜂も いるよ。
[独白めいた写真家のつぶやき>>3に、
養蜂家がベールの下からこたえた。]
… だれも迎えには、こない。
(5) 2013/06/17(月) 11:08:54
ところで、ユノラフ。
実はお前さんとマティアス以外は、
もうみんなナッキなんだ
… って話になったら どうする?
(6) 2013/06/17(月) 11:20:52
[雷雨は凍てついた湖面も地表の雪も
溶かしに溶かして、はげしく打つ。
雪へ埋めていたトゥーリッキやドロテア、
イルマのしかばねは――野晒しとなった。
裏口の戸端から、埋めた男が
其れを長い間*見詰めていた*。]
(7) 2013/06/17(月) 11:22:19
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 11:43:11
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/17 13:30)
[階段へ向かおうとする写真家>>4を呼び止める。]
すこし、マティアスと…
[話す、と続けようとして やめ]
…いや、伝えといて。
(8) 2013/06/17(月) 14:09:05
…馬が騒いだとき、
手を貸してほしかった「誰か」には
お前さんも入ってたんだよ って
(9) 2013/06/17(月) 14:10:37
[>>2:14>>2:15
視界の利かない吹雪の外へ出ようとする折、
耳のよいマティアスの助力も期待していた。
彼と共に出るなら、ガイドロープは
入用になったかもしれないが―――]
(10) 2013/06/17(月) 14:11:46
[そこから先は、伝言でなく]
死んだあと話すことは、たぶんないから*。
(11) 2013/06/17(月) 14:14:22
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/17 14:15)
…ああ、ダグ。
[不意に話しかけられ>>5、誰もいないと思っていたから少し驚いて]
…そうか、はぐれたまま、
そういう蜂も、いるのか。
[クレストは連れて行かれたのではなく、此方から…人の世界からはぐれてしまったから、戻ってこられなかったのだろうか。
…部屋にあるカメラには、ドロテアの遺体が見つかるまでに取り溜めた写真がある。その中には、ミハイルやクレスト、イルマにトゥーリッキの写真も納められている。
だけど彼らはもうここにはおらず、ミハイルとクレストに至っては体すら残されていない]
(12) 2013/06/17(月) 15:06:26[コテージ・大部屋]
、っ …え?
[突如、養蜂家から投げられた質問>>6に、男は目を丸くする。しかしすぐに、首を振った]
…いや、
本当にそうなら、昨日、ミハイルを死にに行かせたりはしないだろ?
けど、そうだな。
もし、そうだとしたら…
[少し、口を閉ざして、やがてゆっくりと語り始める]
………。
…俺な、決めてるんだ。
いつかマティアスの目が治ったら、俺が撮った写真を、俺が見てきたものを見せるって。
だから、もし本当にみんなナッキなんだとしたら、俺は、マティアスを生かす道を探すかな。
駄目で元々、マティアスを連れて、逃げられるだけ逃げるさ。俺だけ逃げる気はないし、マティアスだけで逃げ切るのは難しいだろうからな。
[果たして、ダグはどんな顔をして聞いていたか*]
(13) 2013/06/17(月) 15:08:25[コテージ・大部屋]
[じゃあ、と階段に向かおうとした男を、ダグが呼び止める>>8]
マティアスに?
…ああ、構わないが
[マティアスへの伝言>>9を聞き留め――
続く言葉>>11に、一瞬、呼吸が止まる]
死んだあと、って
ダグ、それはどういう――
[果たして、その答えは得られたか]
(14) 2013/06/17(月) 15:23:35[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 17:25:27
[雪終える昨夜に死したふたりのうち>>13、
黒髪の役人のみがナッキと目されるらしき。
どちらがでも、どちらもでも追及する気は
なかったが、昨夜の最期を窓越し遠目にしか
見ていない養蜂家は、ユノラフの言から拾う。
続け語られる返答には終わりまで耳を傾けた。
蜂除けのベールが窓風に捲れ、垣間見えるのは
まだ眩しい雪原へ視線遣るに似た目元――]
…お前さんは、どうあっても
「独り」になりそうにないなあ。
[漏らす感慨の声は長閑。]
しそうにもない。
(15) 2013/06/17(月) 18:48:11
[窓辺に置いていた壷を手にして、歩きだす。
未だ成らぬ夏至祭の準備中、カメラを
向けられたとき>>0:167と同じく。
――養蜂家は、相手が息を呑む隙に乗じ、
ユノラフが問い返す声>>14をいかにも辺境の
中年男じみた偏屈な作法で無視して*みせた*。]
(16) 2013/06/17(月) 18:50:02
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 19:00:44
─朝・廊下─
[>>1ふらり、コテージを抜け出した姿を見られていたとは知らず。
…は戻ってきてから眠らず、ただぼうっと
ベッドの淵に上体を預けて夜を過ごした。
地を激しく叩く雨を生む空は、
黒い雲で覆われて時折雷が唸りをあげている。
>>3部屋の外で誰かが動く気配を感じて、ようやく朝が来たのだと知った。]
………きなきゃ。
[でも、何をしよう。
何をしたら良いのだろう。
今まで何をしていたっけ。]
(17) 2013/06/17(月) 20:49:24[コテージ・自室]
そうだ、朝食の支度、を。
[体に染み付いたルーティンワーク。
しかしこの状況で、誰か食事を欲するものは
いるのだろうか。
別に、いなくても良い。
それは人として過ごすために、
最初に入れるスイッチのようなものなのだから。]
(18) 2013/06/17(月) 20:49:55[コテージ・自室]
自室→廊下
[のらりと体を起き上がらせて…は自室から出れば、
階段の前で>>4ユノラフと出会う]
おはようございます。
[いつものように、笑顔は出来ているかしら。
ユノラフは怪訝な顔をしないところを見ると、
出来ているのだろう。
外の状況が変った事に気づかないわけもない。
雪はミハイルが呼んでいたのだから、
彼が消えれば雪も無くなる]
……雪が止んだと思ったら、次は雨。
(19) 2013/06/17(月) 20:52:35[自室→廊下]
………まるで泣いてるみたい。
[それは誰が?
──私が。
違う、私は泣いていないわ。
寂しくないもの。悲しくないもの。
このくらいの別れなんて、幾度もあったじゃない。]
え?ああ、ニルスさんと……。
殴り合うようなものではなかったので、大丈夫ですわ。
ご心配おかけしました。
[ユノラフはユノラフで、大変だったのだから、
こちらにまで構ってはいられないはずなのに。]
(20) 2013/06/17(月) 20:53:59[自室→廊下]
[いつものお人よしの言葉の途中に轟く雷鳴。]
あら。
…………大丈夫ですか?
[今度は、…が彼を心配する番になった。
笑うことはない、誰にだって苦手なものはあるのだから。]
(21) 2013/06/17(月) 20:54:44[自室→廊下]
[大きな雷鳴が止んだ後]
あの、こんなときにあれですけど、
朝食を作ろうと思ってまして。
ユノラフさんたちはいかがですか?
[ユノラフが一人のところを見ると、
マティアスはまだ起きていないのだろう。
これから起こしに行くのかは定かではないが、
必要ならばここにはいないマティアスの分も合わせて
一緒に作ると申し出た。]
(22) 2013/06/17(月) 20:56:07[自室→廊下]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 20:57)
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/17 20:57)
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 20:59:22
―回想・深夜の自室―
[真っ暗な部屋は雷雨によって生み出される稲光に時折照らされる。外は大雪から雷雨へと変わり果てたのに、この部屋はやけに静かに感じた。
ベッドで寝ることはせず、腰掛けたままのニルスは轟く雷鳴に臆する事などない。やがてゆっくりと腰を上げれば、窓へと近付いてカーテンを開ける]
いつからこんな天候になったんだ…。
[それに気付かぬ程、ニルスは失望していた。人間にも、ナッキにも、自身にも。
外を見つめる視線はいつもの冷たさはなく、ただの無だ]
(23) 2013/06/17(月) 21:09:55[自室]
[そんな時。
豪雨が叩きつけるように降る中で、稲光とは違う、ぼんやりとした灯り>>278。
眼鏡を掛けていない瞳を細め、それを注視すれば]
……イェンニ…?
[こんな酷い天候の中、彼女は何をしている?もしや誘われたのか?それとも…]
……成る程ね。
[暗い部屋の中。何かに気付いたニルスは一人、笑った]
(24) 2013/06/17(月) 21:10:32[自室]
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/17 21:11)
―― 炊事場 ――
[――食事の仕度を、手伝う。
養蜂家が姿を見せたのは、イェンニより後。
前日>>3:139、イェンニからは
別段に必要でない旨を聞いていた。
実際、邪魔にならないような手伝いと言えば、
食器を揃えたり缶詰や調味料を手渡す程度。]
(25) 2013/06/17(月) 21:14:11[炊事場]
[――明かす下心は。]
…甘いものが、ほしくてさ
[献立の要望をひとつ、彼女に伝える。]
(26) 2013/06/17(月) 21:15:40[炊事場]
[――ジャムを使った、遊牧民風料理。
缶詰肉が、トナカイのステーキの代わり。
隠し味の蜂蜜は、持っていない。
みんな蜂蜜酒の仕込みに使ってしまった。
それでも夏至祭の頃まで遅れてしまった*。]
(27) 2013/06/17(月) 21:16:31[炊事場]
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 21:18:03
[ユノラフはどう答えを聞いて、…は炊事場へと向かう。
僅かの日数しかいないが、もう勝手には慣れていて
手馴れた手つきで鍋や食材を用意する。
食材も、そろそろ尽きる頃だろうか。
少なくとも、明日もこの人数であれば、足りなくなりそうだ。
食材を取り出していれば>>25ダグがやってくる]
あら、おはようございます。
[そういえば昨日手伝うと言ってくれていたような。
…は、それを邪険にはせず野菜を洗ってもらったり、
調味料を用意してもらったりと手伝ってもらう]
(28) 2013/06/17(月) 21:39:02[自室→廊下]
[そうしてぽつりと聞こえるダグの要望>>27]
…甘いものですか?
[何かあったかしら、と棚を漁り。
奥の方から瓶に入ったジャムを見つける。
これをパンに付けて食べたらどうかしらと思うも、
ダグの視線は手元の缶詰肉にあっただろうか。
軽く炙ってパンに挟もうと思っていたがやめておこう。
パンの方はチーズとハムを挟んでホットサンドにした]
(29) 2013/06/17(月) 21:40:03[自室→廊下]
[人数分の朝食を用意して、それらをテーブルに運ぶ。
すっかり少なくなってしまった、出した皿の数。]
……広いわ。
[そのテーブルの広さを誤魔化すように出した
朝食の種類はいつもよりも多い。
ホットサンド、スープ、サラダ、そしてダグの要望が乗る皿。
ユノラフたちが食べると言っており、
この場に居なければ…は彼らを呼びに行っただろう]**
(30) 2013/06/17(月) 21:49:49[炊事場]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 21:50)
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 21:56:10
[手際よく動くイェンニが調理を
進めていくと、下拵えのあとは些か手が余る。
硬かったパンが溶けたチーズと
ハムの脂で柔らかく蒸される、よい香り。
頭巾の男は、木の丸椅子に腰を下ろす。]
こないだもらった革財布。
ずっと開けかたがわからなかったんだ。
(31) 2013/06/17(月) 22:00:47[炊事場]
[懐から取り出す、蜂型の革財布。
――いまは、僅かに厚みを容れて。]
両端を摘んで、すこし押すんだね。
(32) 2013/06/17(月) 22:03:27[炊事場]
[頭巾の男が言葉のようにすると、
革の側面がぱくりと口をあける。
ふいと出てきた一匹のスズメバチが、
吸い込まれるように――イェンニの白い手を刺した。]
(33) 2013/06/17(月) 22:04:55[炊事場]
[悲鳴は上がったろうか。]
… イェンニ。
いやになるほど、「独り」なのかい。
[不意の尋ねは、前日の独り言へ>>3:137]
(34) 2013/06/17(月) 22:05:32[炊事場]
─廊下─
[ダグの漏らす感慨の声>>15に、同じように緩やかに頷いて見せ]
ああ…
「独り」にしたくないからな。
独り善がりかも知れないが、俺が近くにいりゃ、「独り」にならずに済むだろ。
[誰を、とは言わない。その対象となるのは…1人ではなかったから]
(35) 2013/06/17(月) 22:07:07[コテージ・大部屋]
─廊下─
[イェンニと挨拶を交わす中、響く雷鳴>>4>>21。
彼女に心配され、ばつが悪そうに頭を掻く]
…あ、いや、近くで鳴っていなければ、どうにか我慢は出来るんだが…。
こんな図体してんのに、どうも、昔から雷が苦手でなあ。
…ああ、朝食か。貰うよ。
いつも悪いな、ありがとう。
[話題を変えてもらえた事に感謝し、朝食を作るという申し出>>22も有り難く受け。ふと思い立ったように]
…何か、手伝うか?
[疲れているのだろうか。
何となく、普段のイェンニとは違う気がして、そう尋ねた*]
(36) 2013/06/17(月) 22:07:57[コテージ・大部屋]
[長い沈黙のうちに、配膳はなされ。]
ほい 広いね
[ユノラフたちを呼びに行くらしき
イェンニへ頷いて――男は広間へ残る。]
(37) 2013/06/17(月) 22:09:43[炊事場]
[甘いものが、ほしかった。
餓えたスズメバチを駆り立てるための、
わずかばかりの 甘いもの。
養蜂家は、遊牧民ふうの煮込みに使った
グースベリーのジャムを瓶から指に取り、
――いろの薄い舌先で、すこし*舐める*。]
(38) 2013/06/17(月) 22:10:45[広間]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 22:13:30
─少し前・廊下─
今のは結構大きかったですけど……
……ここには落ちませんから、安心してくださいな。
[ここには落ちないと、事実を述べたが声音は子供に
言い聞かせるような声。
>>36彼には…が安心させるために言ったように
聞こえただろうか]
もう、染み付いてしまった習慣みたいなものだから
何もしていないと調子が狂っちゃって…。
[ユノラフに、感謝に足るものではないと
さりげなく言い返した]
(39) 2013/06/17(月) 22:47:20[炊事場]
お手伝いは、大丈夫ですわ。
………──人も、少なくなりましたし
[少し表情を翳らせて、悲しげに言う。
これが演技なのか本心なのか、…にも分かっていない]
それでは、出来たらお呼びしますね。
[頭を下げてから、炊事場へと向かった*]
(40) 2013/06/17(月) 22:48:13[炊事場]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 22:48)
―現在・自室―
[起きて暫く経つが、ニルスは部屋から出ようとはせず何か考えている様子だ。カーテンは閉ざされたままで、続く悪天候もあり部屋は薄暗い]
[思い出す昨日の光景。様々な人やナッキの心情が衝突し、当時顔には出さなかったものの、それらはニルスを酷く失望させた]
[思い出せ。マティアスは亡き者の為に。ユノラフは盲目の友の為に。ミハイル、クレスト、彼等は互いの為に。
―――さて、イェンニは何の為に?
彼女は一体何を思い、何をどうする為に、僕へ憎悪と殺意を向けた?]
(41) 2013/06/17(月) 22:53:01[自室]
[あの時、大広間に居る者はそれぞれの“大切なもの”を守る為に動いている気がした。ニルスは心理学者ではないが、それぐらいの心の動きなどは見て解った。
そんな中で彼女だけは。
どこか“独り”のような気がして。
守るものが“自分”のように見えて。
まるで――――]
…僕のようだよ、イェンニ。
(42) 2013/06/17(月) 22:54:07[自室]
[真夜中に見た灯りは幻ではなく確かに其処に在った。それに導かれるように歩いていたイェンニ。
今日はダグからの報せもなく、きっと死んだのはあの二人だけだろう。
…今朝は極彩色を見かけなかった。
やはり彼等は蝶になどなれなかったのだ。
大広間へと行けば彼女は居るのだろうか。然すれば憶測は確信へと変わる]
彼女が、ナッキ。
[そう言えば他の皆はどう反応するだろうか。特にユノラフなど見ものだろう。彼は彼女のことを信頼している様子だったから。
これで玩具は揃った。
あとは遊んで、飽きたら捨てるだけ]
[考えの纏まったニルスは眼鏡を掛け、部屋を出て行った]
(43) 2013/06/17(月) 22:57:24[自室]
―回想・昨日―
……あァ、平気だ。悪ィな……
[自分を心配してくれる友>>3:251に礼を述べつつも、その表情は浮かない。
ビャクダを連れて行きたいと言われれば>>3:260応とだけ短く答え、その後部屋へ戻った。]*
(44) 2013/06/17(月) 23:04:52[自室]
……一体俺ァ、どうすんのが正しかったんだろうなァ。
[結局、マティアスはその晩、一睡もしなかった。壁に凭れかかり、誰に言うでもなく呟く。
自分の為に、ミハイルを犠牲にすると決めた。彼の命を摘もうと。
しかし、結局自分の手で彼の鼓動を止める事は出来なかった。
未だ彼の声を聴いてはいないが、あの反応は十中八九、ナッキだったのだろうと思う。]
…………なァ、教えてくれよ。誰でもいいから……。
[ひとりごちながら、マティアスは頭を抱えた。]
(45) 2013/06/17(月) 23:05:02[自室]
…………クレスト?
[そんな時だっただろう、昨日心中を選んだ男の声が聞こえたのは。
よろよろと杖を頼りに立ち上がり、声のした方角へ向かおうとして―――]
――――――ッ!
[ぞくりと、背筋が凍るような感覚がした。
聞こえたのだ。ミハイルの声が。
生前とそれと同じようで、何かが違う。今まで聞いてきた人間のどの声とも、違う。]
(46) 2013/06/17(月) 23:05:16[自室]
……なるほどなァ。人間以外の声は、こんな風に聞こえンのかァ。
[そう呟きながら上げた腰を再度おろし、長く息を吐いた。]
……外の雪は、止んだのかねェ…………。
[壁に凭れて目を閉じると、昨晩とは違い今度は容赦なく睡魔が襲いかかってきた。
ほんの、一時間だけ。
そう思い、マティアスは少しだけ転寝をする事にした。
ざぁざぁと降り続く雨の音は、まるで子守唄のように聞こえた。]**
(47) 2013/06/17(月) 23:05:26[自室]
─少し前・炊事場─
[>>31朝食の準備がそろそろ終わる頃、
ダグから急に振られた話題に、一度首を傾げる]
財布……?
ああ、それ。ずっと持っていてくださったんですね。
[ここに来た日に渡した、蜂蜜酒のお礼に渡した財布。
気に入ってくれたのだと顔を綻ばせたが、
開けが分からなかったと言われれば眉を下げる]
(48) 2013/06/17(月) 23:06:29[炊事場]
あら…… それは、すみません。
ええ、ちょっと開け方にコツが── っ
[財布を開くダグの手から
一匹の蜂。
こちらに向かって、
手首を刺した>>33]
(49) 2013/06/17(月) 23:06:48[炊事場]
盲目 マティアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 23:06:51
(50) 2013/06/17(月) 23:07:01[炊事場]
[短く響く、高い声。
慌てて手を引いて、刺された所を押さえて蹲る。
蜂はもうどこかへ行っただろうか。
見たところ、スズメバチ。
もう一度刺されたら、死に至るだろうか。
でもそれは人間の話。
蜂に刺されたナッキはどうなるのだろう?]
(51) 2013/06/17(月) 23:07:19[炊事場]
……ぇ
[>>34不意にかけられた問いに、…は顔をあげる。
眦には涙が滲んだだろうか。]
…………わ たし、は……
[私はずっと独り。
大好きだったおばあちゃん。
人間に殺された、おばあちゃん。
あの日から、ずっと、ずっと、独りだった。]
(52) 2013/06/17(月) 23:07:41[炊事場]
(53) 2013/06/17(月) 23:08:09[炊事場]
[響かない。
それはいつからだったか。
ダグが生まれるよりも、もう忘れてしまうくらいの、
ずっと昔の事。
この答えを、ダグはどう受けたのか。
ただただ沈黙が重い*]
(54) 2013/06/17(月) 23:08:36[炊事場]
[マティアスは起きていただろうか。それともまだ転寝>>47をしていただろうか。
イェンニが食事を用意してくれている、という事を告げに友の部屋を訪れた。…彼女の、言い聞かせるような声>>39を思い出して、少しむず痒くなる]
ああ、マティアス。イェンニがな、朝食を…
[軽く扉をノックしながら開き、用件を言いかけた時。
大部屋から、悲鳴が上がった>>50]
[びく、と肩が跳ねる]
イェンニ?
…マティアス、悪い。俺、行って来る。
(55) 2013/06/17(月) 23:11:35[コテージ・大部屋]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 23:11:56
―― 早春の尾根 ――
[…ことしの早春、雪解けの進む頃。
薄青い小花が咲き乱れる連山の尾根。
濃霧の朝、その一帯でひとしれず
女の爪ほどの蝶が一斉に羽化する。
――そこをいくらか外れた山腹に、
草薮の乱れた痕跡が残っていた。]
(56) 2013/06/17(月) 23:17:39[広間]
[踏み荒らされたと思しき草薮。
…壊されたらしき養蜂箱の残骸。
側頭部の大きく裂けた頭巾の切れ端と、
既に黒ずんだ血痕、
頭皮や頭蓋骨の一部と共に
獣の爪で剥ぎ取られたらしき人間の右耳。]
(57) 2013/06/17(月) 23:19:22[広間]
(58) 2013/06/17(月) 23:20:26[広間]
―大部屋―
[暗に、マティアスは部屋にいろと告げ、足早に大部屋へと向かえば――]
イェンニ、どうした!
何が、あった?
[テーブルの近くに蹲るイェンニ>>51に近寄り、問う。しかし彼女の目には涙が滲み>>52、何か、うわごとの様に呟くばかり>>53――]
(59) 2013/06/17(月) 23:25:42[コテージ・大部屋]
[ぶんぶん]
[ぶんぶん]
…蜂?
[頭上を飛び回る1匹の蜂が、目に入る。
スズメバチだろうか。状況から、恐らくイェンニはこの蜂に刺されたのだろう。
しかし…どこから?]
ダグ。
[近くにいる、ダグの顔を見るが、答えてくれたかどうか]
(60) 2013/06/17(月) 23:26:48[コテージ・大部屋]
[>>59ユノラフの登場に…は、はっと我にかえる]
……ぁ ユノ ラフ、さん
[ダグへの返答を聞かれただろうか。
聞かれても、何のことだか分からないはずだが。]
なんでも、ないわ……。
蜂、が 雨を逃れて、 やってきたのかしら。
(61) 2013/06/17(月) 23:37:59[炊事場]
[手を押さえている所を見ると、恐らく刺されたのはここだろう。
ショック症状を起こしていない事に安堵するも、このままにしておいてはいずれ――]
…悪い。
[彼女の手に唇を寄せ、毒を吸い出す。
死なないでくれ、間に合ってくれ、と、祈りながら*]
(62) 2013/06/17(月) 23:38:07[コテージ・大部屋]
[ <ヴァプンアァット>
ヴァルプルギスの夜に現れなかった男に、
蜂蜜酒が遅れた理由を尋ねた者はいない。
数年前、ひと冬を戻らなかったときにも
村から養蜂家を探しに来た者はいない。
立ち戻ったときに、迎える側も
迎えられる側も長閑な常の笑顔。
「独り」を衣服のように脱ぎ着する男は、
馳せ来たユノラフがイェンニに寄り添う
姿を眺め――ベールの下で唇を端引いた。]
(63) 2013/06/17(月) 23:41:26[広間]
[ダグに渡した財布から出てきた事を…は、
誤魔化すように。
次第に腫れる手首には蜂の毒が回り出したのだろう。
常人であればこの後全身に毒がめぐり、
運が悪ければ死ぬかもしれない。
だが、ナッキであれば、その血が蜂毒を浄化する。
それまでが辛いが、大事には至らないはずだ、と
…は考えていた]
大丈夫、 わたしは、
だいじょうぶよ
[>>60ダグを見遣るユノラフに、何度も自分は大丈夫だと繰り返した]
(64) 2013/06/17(月) 23:42:40[炊事場]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/17 23:45)
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 23:46:16
[>>62…を人だと思っているユノラフは、…の言葉を聞き入れず。
手を取られ、そのままユノラフの唇が患部へと]
…………っ!
だ、だめよ、それじゃユノラフさんにも毒が……!
[吸い出した蜂毒を、ユノラフは飲み込んでしまうかもしれない。
強く手を引こうとするが、所詮は女の力。
ユノラフの口元から手を引けたか、彼の力次第]
(65) 2013/06/17(月) 23:47:24[炊事場]
…ユノラフの声は、
やさしいんじゃないかい。
[投げかけ。
――ふぅん と 蜂が旋回する。
ユノラフに名を呼ばれた養蜂家は、
たのむよ、とだけ応え足元の壷へ片足をのせた*]
(66) 2013/06/17(月) 23:56:26[広間]
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/17 23:56)
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 23:59:26
[ダグの言葉に>>66、…はふるりと一度だけ小さく首を振る。
確かにユノラフは優しい男だ。]
[でも]
[私がナッキだと知ったら]
[きっとこのひとは、私をころすのよ。]
[大事な人を まもるために]
(67) 2013/06/18(火) 00:38:08[炊事場]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 00:42:08
[これが、>>3:163あの時言わずにいた、
ユノラフがマティアスを選ぶという答え。
まだ、ユノラフは気づいていないだろうけど。
…の正体を暴かれる事になれば、
この答えに辿りつく事が出来るだろうか]
(68) 2013/06/18(火) 00:47:38[炊事場]
[イェンニはしきりに大丈夫だと繰り返す>>64が、みるみるうちに腫れ上がる手首は、とてもそうは思えず。
傷口から毒を吸っては吐き出し、吸っては吐き出しを繰り返す]
[彼女が手を引いても>>65、男は力を緩めることはなく――]
これで、もう だいじょうぶ
[不安そうに男を見るイェンニの頭に手を置き、そのまま髪を撫でて]
ダグ イェンニに
くす り、 を
[養蜂家の彼ならば持っているだろうと、声をかけて。
――ずるりと、崩れ落ちる。
どこかで口内に傷を負っていたか。体に毒が回り、その体温は、高く*]
(69) 2013/06/18(火) 00:57:42[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/18 00:58)
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 01:12:50
っや、 はなし、て……
[>>69やはり、強く掴まれた腕はユノラフから放すことが出来ず。
蜂毒の混ざった血が吐き出されるのをただ見ていた。
何度か繰り返し、応急処置が終わればユノラフは
微笑んでいただろうか]
あなたのほうが
………だいじょうぶ、じゃ、 ないわ
[重みを感じた頭は急に軽く。
ずるり、倒れるからだ。
その体は熱を帯びていた。]
(70) 2013/06/18(火) 01:25:08[炊事場]
[どうしよう、どうしよう。
私に何ができるの?
ダグを見たが、どんな目で見ていただろう。
何も言わず、動かず、そのままなら。
ひとまずベッドに運ぶべきだろうか。
ベッドは遠いから、ひとまずソファへ寝かせて。
違う、先に口を注ぐために水を]
(71) 2013/06/18(火) 01:25:30[炊事場]
(72) 2013/06/18(火) 01:26:10[炊事場]
だめよ……。
[今の私は、人間で。
そんな事をしてはダメ。]
……だれか、たすけて。
[…は、涙を零しながら、助けを求めた]**
(73) 2013/06/18(火) 01:27:11[炊事場]
[ぐるり、ぐるり。
世界が回る。
――まわる、せかいで]
[聞こえるイェンニの、こえは
遠く、とおく]
(74) 2013/06/18(火) 01:33:09[コテージ・大部屋]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 01:34:03
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/18 01:34)
[朦朧とする意識の中、腕を伸ばし、イェンニの手を取る。
どこか飄々としたところのある彼女にしては珍しく、今まで聞いたことが無いくらいに、不安そうだったから]
……だ、いじょ……
ひとりに、 は、 ない
[独りにはさせない。
途切れ途切れの言葉でそう呻いて、握る手に力が籠もる**]
(75) 2013/06/18(火) 01:46:38[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 01:58:10
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 02:00:02
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/18 02:01)
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 10:37:22
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 13:26)
[蜂除けのベール越し、イェンニと視線が合う。
女が被り振る所作のちいささは哀れを誘うもの。
庇護を求め弱々しく涙を流す姿。見知る麗しの、]
…
イェンニに、くすり を―― …
[ユノラフに回る毒が、
熱が、移りくるようで、]
(76) 2013/06/18(火) 13:27:18[炊事場-大広間]
(77) 2013/06/18(火) 13:28:11[炊事場-大広間]
[ ぱアん、と鋭い音。 ]
[チキチキと宙で威嚇するスズメバチを
毟り取った頭巾で、床面へ叩き落とした。
――乾いた音を立てて、足で躙り殺す。]
… イェンニ に、
くすりは あげられ ないっ…
[言いながら、大股で二人へ歩を寄せる。]
(78) 2013/06/18(火) 13:31:22[炊事場-大広間]
[早足で食卓を周りこむ。
焦りをうつした五指が、
掻くような動きでサラダに添えられた
サーバーフォークを手繰り寄せて、
逆手に握り返し――
イェンニの胸元へ向け *突き下ろそうと*]
(79) 2013/06/18(火) 13:39:39[炊事場-大広間]
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 13:41)
─???─
[――…こぷり]
[――…とぷり]
[こぽ、り――…]
[昏い水の そこに 沈んでいく、
――…ちいさなからだ]
[遠ざかる水面に向けて伸ばされる、ちいさなちいさな手。
それはすぐに力を無くして――…
視界は暗く
音は遠く
意識は――…]
(80) 2013/06/18(火) 16:39:50[コテージ・大部屋]
[それは、誤って湖に落ちた、朧気な記憶。
気がついたときには湖畔に打ち上げられており、命にも別状がなく――
水の流れによって、奇跡的に岸に運ばれたのだと結論づけられた]
[それがどこで起きた事なのかは、定かではない。
3つか4つか――。
記憶も曖昧な、幼すぎる日の出来事*]
(81) 2013/06/18(火) 16:40:28[コテージ・大部屋]
―大部屋―
[とうに忘れたと思っていた、湖に沈んだ時の記憶。
それがちらつくのは、毒によって混濁した意識が、沈みゆく感覚に似ているからか――]
[朦朧とする意識の中、鋭い音>>78が耳に届く。
遠くで聞こえるダグの声は、何を言っているのかは聞き取れないが、いつもののんびりとした調子でない事くらいは分かる]
(82) 2013/06/18(火) 16:50:10[コテージ・大部屋]
[ぼやける視界に、フォークを逆手に構えたダグの姿が映る。そして、その先にいるのは…]
や、め……
[思うように動かない体がもどかしい。
掴んだままのイェンニの手を引き寄せ、身を起こして間に割って入った]
どうして、イェンニを、ころそうとするんだ。
[殺させない。
男の目に宿る意思は、強く**]
(83) 2013/06/18(火) 17:02:29[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 17:14:38
―大広間―
[大広間のドアを開けようとすれば、なにやら中から騒がしい音が聴こえてくる。
不審に思いながらドアを開けば、其処に在ったのは直ぐには理解し難い光景>>79>>83]
おい、何をしている?
[涙を流しパニック状態のイェンニ、フォークを逆手に持ち今まさに突き下ろそうとするダグ、そしてその間に割って入ったような苦しい顔をしたユノラフ。
声をかけてすぐ、三人のもとへと駆け寄りダグの手を掴もうとするが、果たして間に合っただろうか。
掴めたとしても、彼よりも力のないニルスの力では振り払われるかも*しれない*]
(84) 2013/06/18(火) 18:43:39[自室→大広間]
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/18 18:43)
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 18:47:12
[――――鮮血は飛沫かない。
湾曲の深い長フォークが割って入った
ユノラフの鎖骨上に突き刺さる間際、
年嵩の男の腕ががくりと止められる。
止めるほうは両腕がかりのうえ
反動にたたらを踏まねばならなかったろう。]
(85) 2013/06/18(火) 19:12:21[炊事場-大広間]
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 19:13)
[男の額は庇うユノラフの肩を越え、
庇われるイェンニのそばにまで肉薄し、
しばらくはぎりぎりと籠る
互いの腕力の応酬が在る。]
……〜〜 っく、
(86) 2013/06/18(火) 19:15:51[炊事場-大広間]
[遅れ来た学者の訪れが背後からであれば、
頭巾を被っていない男の後頭部に見えるのは
削げた頭蓋と剥き出しの耳孔が覗く獣の爪跡。
癒えているとも言い難い、塞がっただけの傷。]
(87) 2013/06/18(火) 19:17:48[炊事場-大広間]
せん、せい… ?
[止めに入った者が誰かを知ると、
驚いていったん力を抜きかけるが]
…… ッ、
[『どうして、』>>83其処まで耳にした瞬間、
養蜂家は学者を力任せに振りほどき、言葉を
終わりまで待たずユノラフの横面を殴りつけた。]
(88) 2013/06/18(火) 19:18:44[炊事場-大広間]
[意志宿るユノラフの瞳の強さのぶんだけ、
常は長閑な年長者が殴りつけるこぶしは苛烈。
最初の処刑を煽動してさえ、荒事を
避けていた卑怯な自らの傷に響くも。
『どうして、』。
――問う意味合いの残酷さを、殴る。
ユノラフが重ねて問うなら何度でも*。]
(89) 2013/06/18(火) 19:19:57[炊事場-大広間]
[…ドロテアの骸を運ぶ折、振り返らず
雪道を先導した在りし日の司書の背後で、
養蜂家は雪道へ二度がくりと膝をついた。
ほうい ほうい …
振り返らせないための囃し声は 長閑。
その道行を、灯り掲げて見守っていた
ユノラフのみが知る過日の*できごと*]
(90) 2013/06/18(火) 19:21:21[炊事場-大広間]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 19:35:18
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 19:36)
……っ、
[汗が噴き出す。フォークが突き刺さる瞬間、ダグの腕を止めたのはニルス>>84だった。
しかしそれでも尚、ダグは身を乗り出し、男の肩を超えてイェンニに迫る]
何でだ、なんでだよ…!
[あの、のんびりとしたダグとは別人のようだ。
あの時――ドロテアを埋葬したとき、どこか調子が悪そうだった>>90が、イェンニと何か関係があるのだろうか。
問いかけへの答えは、拳>>88。
幾度となく殴られた男の口内は、血の味がした]
(91) 2013/06/18(火) 19:58:49[コテージ・大部屋]
[殴られた弾みで、くらりと意識が跳びかける。それでもイェンニを庇う姿勢は変えることはなく]
殺させない。
イェンニは殺させない。
[もし、万が一、彼女がナッキなのだとしても。
――こいつら『には』殺させない]
[誰かがダグを止めるまで、イェンニをかばい続けていた]
(92) 2013/06/18(火) 19:59:05[コテージ・大部屋]
[思わず咄嗟に止めたものの別にユノラフやイェンニを助けようと思ったわけではないのだが、今殺されては困る。
辛うじて止めることは出来たものの、背後から近付いて初めて気付いたダグの頭の傷にびくりと怯む。
ふと気がついた彼の声>>88を聞いたのも束の間。
止めた手は振り解かれ、ダグの手は握られた拳へと変わりユノラフの横面を殴った]
ッ…!?
[恐らく、渾身の力を込められたであろう一発。普段は物静かな養蜂家からは想像もつかないその荒々しい姿にニルスはかける言葉も出ず、呆然とした様子でただただ見るだけだった。
泣いているイェンニは、そのまともでない光景に声をあげるだろうか]
(93) 2013/06/18(火) 20:42:22[自室→大広間]
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/18 20:42)
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 20:53:24
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 21:04)
[拳の雨が止むのは、耳鳴りがしだした頃に。
緩慢な動作で頭巾を被ると、地味な顔立ちも
乱れた息も件の傷もベールの下へ覆われる。]
… ほい … お若いの。
庇いたいなら、ちゃんと庇い な
[確かにそのからだでイェンニを
庇っているはずのユノラフへ柔く呟いた。]
もう"逃げる"気は …なさそうだね。
(94) 2013/06/18(火) 21:07:56[炊事場-大広間]
養蜂家 ダグは、写真家 ユノラフの太腿へ服の上から蜂毒の劇症回避薬を突き刺した。 [飴]
2013/06/18(火) 21:10:32
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/18 21:16)
せんせい。
…ユノラフは、おれを疑ってなかったよ
[まだ荒い呼吸で、傍観の学者へ告げる。
――――転じて、彼自身への注意喚起。
尤も、"疑ってない"と"殺さない"は別の話*]
(95) 2013/06/18(火) 21:27:21[炊事場-大広間]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/18 21:29)
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 21:38:21
[ただ泣くだけで動かずにいれば、
ユノラフの体に添えていた手を握られる>>75。]
ユノ、ラフさん……しっかり…、
[意識はあるようだから、早く今のうちに何かしないと。
思っても、…は動けない。
途切れる言葉を拾えば、…は目を見開いて
更に涙を零す。]
(96) 2013/06/18(火) 21:43:03[炊事場@パニック中]
[>>76まだそこにいるダグを見上げ。
一縷の望みに縋る。]
……ダグ、さん
[掠れた声で名前を呼べば、>>78宙を飛んでいる蜂が
叩き落とされ、踏み躙られる。
その様を、…は虚ろに見ていた。]
わたし、
ぃ……ら、ない……
[>>78薬をあげられないと言う言葉に…は首を振る。
私はどうとでもなるから、それよりもユノラフを──
近づくダグに懇願しようと口を開けば、
その手に見える小さな銀の槍]
(97) 2013/06/18(火) 21:44:45[炊事場@パニック中]
──ッい、や あぁあああああああ!!!
[振り下ろされるそれに。
ダグの表情に。
先ほどよりも長い悲鳴を上げた]
(98) 2013/06/18(火) 21:45:32[炊事場@パニック中]
[ダグの目は、“化け物”を殺そうとする人間の目。
向けられたそれは、その昔、祖母を殺した人間の目。
窓越しに、息を潜めて、見ていたソレ。
いやだ、やめて。
こわい。
こわいこわいこわい。
そんな目で見ないで、私たちは何もしていない。
何もしていないのに、どうして、なんで、
どうしてそんなことをするの
わたしたちがなにをしたの]
(99) 2013/06/18(火) 21:48:45[炊事場@パニック中]
ぃゃ……いや……やめて、ちがう、わたしじゃない
わたしは なにもしてない、 ちがう
ころさないで ころさないで そんな目で見ないで
[いつのまにかユノラフの体の下。
床が見える、涙が落ちる。ぽたぽたと、小さな湖。
ただ震えているだけ。
直ぐ近くでユノラフがダグに顔を打ち据えられている事も知らず>>88、
…は、いやだ、やめてと声を、体を、震わせていた]
(100) 2013/06/18(火) 21:50:09[炊事場@パニック中]
[コテージの外。
雲が唸り、更に激しい雨が地面を叩きつける。
雷が何度も天と地を繋げ、怒号が響く。
風は強さを増して、木を軋ませ枝をしならせた。
湖の上の櫓は、それでも壊れずに、
嵐が止むのを待っていた。]
(101) 2013/06/18(火) 21:54:57[炊事場@パニック中]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 21:58:41
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 21:58:42
[ただ見てるだけ。降る拳は暫しの間止まず。やがて彼が止まり、落ちた頭巾を被れば声をかけられる>>95]
…?
そうだろうな、ユノラフが疑ってるのは僕だろう。
[突然のダグの言葉の意図を汲み取れず、自身が思っている事を話す]
…それで。
何がどうなって、こんな状況に?
[戻ってきた冷静を掴み取り、こんな時にも無愛想な顔は健在。落ち着いた様子でユノラフとイェンニを一瞥し、視線をダグに戻し問う。本当は、傷のことも聞きたいのだけれど]
(102) 2013/06/18(火) 22:10:54[大広間]
[きしきし きしきし 窓枠が歪む。
天候は荒れるばかり、女の涙は溢れるばかり]
[養蜂家は痛ましさに軽く頭を振って、
腰のベルトから薬入れのポーチを抜く。
すこし考える素振りをしてから、
被ったばかりの頭巾をはずして薬入れと共に
――遠いはずの間合いの裡にいる学者へ渡す。]
(103) 2013/06/18(火) 22:10:55[炊事場-大広間]
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 22:15:48
盲目 マティアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 22:23:37
……ン?
[ノックの音>>55で、マティアスはゆるやかに意識を浮上させた。]
……朝食?あァ、わざわざ悪……
[その時だった、つんざくような悲鳴が聞こえたのは。]
(104) 2013/06/18(火) 22:30:22[自室]
[いったいどれだけ、殴りつけられたのか。
このままダグに殴り殺されるかもしれない――ふと、そんな事が脳裏をよぎった頃、殴打は止んだ>>94]
…う、
[ちいさな呻き声が漏れる。口の中は血まみれで、瞼も腫れているのか前はよく見えない。
しかし、血と一緒に毒も多少流れたのか、幾分体が楽になった。気がする]
(105) 2013/06/18(火) 22:30:23[コテージ・大部屋]
……あ、おい、待てよ!
あァ、くそッ……杖どこだ、杖!
[駆け出す足音を聞き、自分も慌てて立ち上がろうとしたが、白杖が手元にない事に気づき急いで手さぐりで探した。
どうやら転寝をしている間に蹴飛ばしてしまったらしい。]
(106) 2013/06/18(火) 22:30:27[自室]
杖、杖ッ……あァもう面倒臭ェ!
[手さぐりで杖を探すが、中々見つからない。
じれったくなったのか、マティアスはそのまま立ち上がると扉があった筈の方向へ歩き出した。
ときおり壁などに体をぶつけたが、そんな事には構っていられない。
それでも、なんとか大部屋にたどり着いた時には騒動は一応の落ち着きを見せ>>102>>103ていただろう。]
……何があったってんだ?
[焦るあまり、周囲の声を全く聴いていなかった為に、呟くようにそう訊ねた。]**
(107) 2013/06/18(火) 22:30:33[自室]
盲目 マティアスが接続メモを更新しました。(06/18 22:30)
… ホホイ。
[かみ合わない応答のかみ合わなさばかりは
学者に通じたようで>>102養蜂家は相槌のみ。
ただ状況説明を無学な己に向けられる辺り、
理屈だった話を求められているわけでなしと]
蜂でイェンニを刺したんだよ。
[杖なしのマティアスがあらわれたのは、
その頃だろう――]
(108) 2013/06/18(火) 22:43:44[炊事場-大広間]
怯えながらでも、
イェンニが とっさに言ったんだ
[独りの彼女は、
まだ手首を押さえていたろうか。]
…… 『 だって、』…って。
[会話の前後も、なにもなく。
挙げることばがただひとつ>>53]
(109) 2013/06/18(火) 22:45:57[炊事場-大広間]
[何度も聞こえる、肉がぶつかる音。
そういえば私は今何をしているの。
そうだ、ユノラフさんが、蜂の毒を、ダグさんに頼んで、
顔をあげる。丁度ダグの拳が終わった時>>94。
すぐ近く、ユノラフを見れば、なぜかしら。
血に塗れた顔、うめき声。>>105]
なんで、どうして、
なにが、
[いつの間にこうなっていたのか。
誰がこんな事を。
ユノラフの前に立つダグ。その手。赤い。血が。
その手が、ユノラフを殴ったのだと如実に語る]
(110) 2013/06/18(火) 22:48:15[炊事場@パニック中]
盲目 マティアスが接続メモを更新しました。(06/18 22:52)
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 22:52:59
蜂飼いのダグが
いっとうだいじにするのんは 村 って巣でな。
[侵略されるままでは決しておけない、
フィンランド魂<シィス>を抱く世代。]
ちっとひと刺しどころじゃ、気がすまない。
[養蜂家は歩を巡らせて、
置き去りだった壷を拾いに行く。]
(111) 2013/06/18(火) 22:58:24[炊事場-大広間]
[背後のイェンニを庇ったまま、ダグが頭巾をかぶる間>>94も、彼から目を離すことは無く――]
[柔く囁かれる声に耳を傾ける]
…"逃げる"?
[何から、と尋ねようとして止める。
今は、背後に庇うイェンニが気がかりだ。
ダグへの警戒は解かないまま、彼女に向き直れば、彼女は怯えきっていた>>110だろうか]
だいじょうぶ、か…?
[くぐもった声で尋ねる男は、きっと、酷い顔をしていただろう。
それでも、顔の痛みを我慢して笑って見せて、安心させるように頭を、髪を、撫でる]
(112) 2013/06/18(火) 23:06:44[コテージ・大部屋]
[いつの間に来たのだろう、マティアス>>107の声。
…は当事者にも関わらず何も答える事が出来ず。
>>108>>109答えたのはダグで、でも…はそこ言葉を聞いてはいない。
動かなければ。
大事なものが、消える前に。
先ほど向けられた、落ちていたフォークを見る。
>>111ダグの背中につきたてるために
手を伸ばそうと──]
…………ッ あ、
[しかし、>>112ユノラフの声が聞こえ、手は宙を掴んだ]
(113) 2013/06/18(火) 23:11:37[炊事場@パニック中]
……はァ?
[ようやく到着したマティアスが最初に耳にしたのは、ダグの言葉>>108だった。]
……おい、ダグ。そいつァどういう事だ?
なんでイェンニを刺した?
[戸惑いながら、そう訊ねる。]
(114) 2013/06/18(火) 23:14:49[大部屋]
わ たし、
[>>112酷く優しい声。
大丈夫、私は大丈夫。
だって、もう毒なんて、ほとんど消えているもの。
大丈夫じゃないのは、あなたのほう]
ユノラフさんのほうが……ひどいわ……
[蜂毒を吸い、顔を腫らして血を流す。
辛いはずなのに、温かい手が、頭を撫でる]
……ごめんなさい、
私のせいで…こんな……。
[本当なら、ユノラフは怪我をしなくても済んだのに。
止まらない涙を堰き止める様に、顔を覆って泣き続けた]
(115) 2013/06/18(火) 23:19:55[炊事場@パニック中]
[しかしその時、聞こえた声>>108に]
[空気が 凍りついた]
[――あの蜂は、わざと、なのか?]
[くるり、向きを変えれば、続く声>>111も耳に入り]
ひと刺しどころじゃ気が済まないって
イェンニが、何をしたって、言うんだ。
[足元に落ちている、サーバーフォークが、銀色に光る――]
(116) 2013/06/18(火) 23:20:41[コテージ・大部屋]
[――盲目のマティアス、>>114応えを得る前に
彼の聴覚は捉える。]
[熱を起こすほどに震える、多量の虫の羽音。
狭いところで餓えさせられ、
僅かな希望<ジャム>に煽られ、
一匹<ひとり>掬われた同胞の安寧は知れず、
底には共食いの滓さえ溜まっている。
――何か、なにかを思い起こさせるものが]
(117) 2013/06/18(火) 23:24:08[炊事場-大広間]
[泣き続けるイェンニをあやすように、その背に手を回し、とんとんと、優しく叩く]
謝らなくていい。
俺が勝手に、やった事だ。
だから、泣くなって。な?
[とんとん。
とんとん。
ダグの声が耳に入るまで、あやし続ける
→>>116へ]
(118) 2013/06/18(火) 23:26:10[コテージ・大部屋]
……?
[ダグからの返事は来ない。再び口を開こうとした時、妙な音が聞こえた>>117。
ぶぅんぶぅんと響く、羽音のような。
一匹や二匹どころではない、もっと多い数でその音を奏でている。
そう言えば、ダグは養蜂家だったか。
蜂と言うものをマティアスは知らなかったが、それが針という危険なものを持つ生き物である、という事は知っていた。]
……おい。何の音だ、それ。
[彼の返事を待たずして、新たな問いを投げかける。]
(119) 2013/06/18(火) 23:29:20[大部屋]
[ユノラフの血に濡れた手で、壷を抱えて。
マティアスの聞きよい耳に、無事を託して。
すこし、頭のよい馬鹿が気がかりになって、
くい、と片手で頭巾を被る空手真似をする。]
ニルスせんせい。
… お前さんと出くわす
あの丘くらいからが、おれの「村」さア。
(120) 2013/06/18(火) 23:29:41[炊事場-大広間]
[言いおくままに、宙を掴むイェンニと
既に薬を打ったユノラフのほうへ、走る。
気づいてくれたマティアスの肩は、軽く叩いて。]
[白髪混じりの銀髪の男が、雀蜂の
群れが詰まった壷を床で叩き割る。
サーバーフォークの切っ先は、
男のからだの何処に*吸い込まれたか*]
(121) 2013/06/18(火) 23:32:37[炊事場-大広間]
……ミハイル?
[聞こえてくる亡者の声、しかしこの亡者は人間ではない。聞くだけで背筋が凍るような、そんな声だ。
そのような声でありながら、誰かへと語りかける声は酷く優しげに聞こえる。]
……おい、ミハイル。いるんだろ。
誰に話しかけてんだ?
[答えが返って来るとの期待していなかったが、それでも問いかけた。]
(122) 2013/06/18(火) 23:34:47[大部屋]
[>>118どこまでもやさしいユノラフは、
…の謝罪を受け取らない。]
ちがう、ちがう、わたしが
[わたしがナッキだから。
それに、わたしはあなたに優しくされるような存在じゃないわ。
昔、あなたを湖に引き入れたのは、私だったのだから。]
(123) 2013/06/18(火) 23:36:11[炊事場@パニック中]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 23:38:25
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 23:39)
――!!
[こちらに向かってきたダグに、咄嗟に拾ったサーバーナイフの先を向け突き出すと――それはダグの首に刺さったか]
[づぶり]
[手の中に、皮膚と肉を突き破る、嫌な感触が伝わり、
あたたかな、あかい、しぶきが、
男を赤く濡らす]
(124) 2013/06/18(火) 23:39:34[コテージ・大部屋]
う、あ、あ…
[ころした。ころしてしまった。
人をころしてしまった]
[しかし、ショックを受けている暇もなく、耳に入るのは。
スズメバチの群れの、羽音。
そしてカチカチと顎を打ち鳴らす、威嚇の音]
(125) 2013/06/18(火) 23:47:36[コテージ・大部屋]
に、げ…
[こくり、と唾を飲み、声を限りに叫ぶ]
マティアス、逃げろ!!
ニルスも、イェンニも、頭を低くして部屋から出るんだ!!
[おそらく情況が分かっていないであろうマティアスの腕を乱暴に取り、大部屋の出口を目指した*]
(126) 2013/06/18(火) 23:51:00[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 23:54:07
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/18 23:55)
─その昔─
[ゆらゆら、冷たい湖の中で、…は空を見上げている。
そうしていると、珍しい、真冬の湖に浮かぶ船の上。
家族連れなのだろうか、幼い子供とその親が乗っていて。
子供が湖面にいる魚に手を伸ばすけど、
魚は子供の手をすり抜けてどこかへ行ってしまった。
子供の手も一度は引き抜かれたが、また水中へ。
今度は、湖の中にいる…を誘うように、
ゆらゆらと揺れる。
あそぼう、と誘われてるように見えたから。
…はその手を掴んで、船から引き摺り落とした。]
(127) 2013/06/18(火) 23:58:33[炊事場@パニック中]
何をして遊びましょう?
[深い湖の底。
聞いても答えは返ってこない。
それは当たり前の事、相手はただの人間の子供。
苦しそうにもがいた後は、やがて目を閉じて眠ったようで。]
せっかく遊んであげようと思ったのに、
おねむだなんて失礼しちゃうわ。
[…はその小さな体を湖畔に運ぶ。
この子には、まだ永遠の幸せはいらない。
だから、楽園には誘わない。]
(128) 2013/06/19(水) 00:00:17[炊事場@パニック中]
また、今度。
[眠る子供に語りかければ、子供が湖に落ちたと
ざわつく村人がやってくる。
やがて村人に見つかり、]
──……わたし、ちょうどそこに居て、あの子、流れてきて、
[…はその時初めてこの村へと溶け込んだ。
だって、子供が引きずり込まれたのが見えたはずなのに。
誰も悪魔が子供を湖に誘い込んだんだって、
言わなかったから。
彼らの記憶の中では、毎日のように24年前に雑貨屋に
生まれた娘と記憶されている筈だ。
──でも。
こんな事になるなら、あの時に逃げていれば良かったんだわ。*]
(129) 2013/06/19(水) 00:01:56[炊事場@パニック中]
[何を思ったのか養蜂家はポーチと頭巾を外して此方へとそれを渡してくる。
ニルスは黙って受け取ったが、疑問が残るばかりで眉を顰めた。
そして次から次へと彼から紡がれる言葉たちは全て理解出来ずに、目の前の光景はあっという間に過ぎていく。
―――気付けば、ユノラフが彼の首を刺し、盲目のマティアスを引き連れ部屋から逃げていた。
部屋に響くは、昔、彼と出会った時に気付けなかった蜂の羽音]
結局、君のことは最期までよく解らなかったよ。…あの時は有り難う、ダグ。
[最後の言葉は聞こえただろうか。
皮肉など混じっていない、純粋な感謝の言葉。
それが彼と出会った時に分け与えられた蜜への礼か、彼の“村”へと近付いたことを許された事へのものかは、ニルスだけが知ることだろう。
慌てる様子もなく、それだけ言ってしまえばニルスも大広間から出て行った]
(130) 2013/06/19(水) 00:12:10[大広間]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/19 00:17)
[昔を思い出して、気づけば壷の割れる音>>121。
はっと、我に返ればこちらに向かうダグの体]
………!!
[溢れ出る蜂、そしてダグの首にささる、凶器>>124]
あ、あぁああ、
[首を刺すナイフは、頚動脈を破り、血しぶきが広がる。
フノラフの背に居た…にも、降り注ぐ。]
(131) 2013/06/19(水) 00:24:08[炊事場@パニック中]
ダグさん、ダグ、さ……
[先ほど、殺そうと思った相手のその首に手を伸ばして
鮮血を塞いでも遅いだろうか。
噴出す血がダグの体を揺らしている。
やがて勢いが減った血は、鼓動のリズムにあわせて
とくとくとゆっくり流れて、
──やがて止まる。]
…だぐ、さん……。
[ダグの命は、ここで終わったようだ。]
(132) 2013/06/19(水) 00:27:26[炊事場@パニック中]
……イェンニの事か?
ンな事言われても、俺にゃァどうしようも……
[女が喧しいと言うミハイルに困ったようにそう返すと、肩に触れるものがあった>>121。
それが何なのか気づく前に、何かが割れるような鋭い音が響いた。
それから、ぶぅんぶぅんと鳴る羽音。先程よりもはっきりと、より近くに聞こえる。]
……お、おい、何だってんだ、
[乱暴に腕を掴まれ>>126、そのまま引かれていく。時折何かが体を掠めて行くような感覚があったが、その正体が何なのかマティアスにはわからなかった。]**
(133) 2013/06/19(水) 00:27:53[大部屋]
[どうして、彼は。
こうなる事を分かっていただろうに。
そして気づく、生々しい癒えない頭と耳の傷>>87。
こんな傷で、ずっと過ごしていたのだろうか。]
どうして──
[光を映さない目は、何も語らず。
蜂の羽音にまざって>>126ユノラフの声。
私はこのまま逃げて、いいのかしら。
黒髪の…はさぞ天敵に見えるのだろう。
カチカチと、蜂が威嚇している音が聞こえた。]
(134) 2013/06/19(水) 00:33:53[炊事場@パニック中]
イェンニ!
[ダグの傍に座り込み、動こうとしないイェンニを立たせる。
彼女は一度刺されている。もしまた、刺されたら――
酷いショック症状を起こしてしまうかもしれない。
そしてそれは、一度毒が回っている自分も同じ事]
扉まで走れるか?
[2人の手を引いて逃げるのは難しい。それでもせめて、少しの間だけでもと。
イェンニの手を引く]
(135) 2013/06/19(水) 00:45:42[コテージ・廊下]
―自室への道行き―
[手には養蜂家から渡された頭巾とポーチ。雀蜂が飛び交う前、彼は頭巾を被る真似をして見せたが…]
…君とはもっと、話すべきだったね。
あれだけじゃあ被って逃げろと言っていたのか、死んだ後の蜂の世話を頼まれたのか、何だったのか。…全く解らない。
[そのどちらでもない可能性もあるが、そんな事は彼しか知らないのだろう。
ニルスは呆れた様子ながらも、少しだけ寂しげに笑んで自室へと戻っていった]
(136) 2013/06/19(水) 00:46:39[大広間→自室]
[ここにいるのかいないのか。
聲をかけていれば、突然呼ばれた名前>>135]
……大丈夫よ、私は。
[大人しく手を引かれ、広間を出る時に振り払う。]
ごめんなさいね。
……先に、行っててくださって、大丈夫よ。
[笑って、マティアスを釣れて2階へと行くように。
彼らは2階へと行ってくれただろうか。
どちらにしても、…は広間の蜂に向き直る]
(137) 2013/06/19(水) 00:56:15[炊事場@パニック中]
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/19 01:00)
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/19(水) 01:04:52
あ、ああ…わかった。
[2階へ、と言われ>>137、よく判らないままに従う。
マティアスを連れたまま、ここで問答をするよりは良いと。
不安げに何度も振り返りながら、大部屋を出る。
廊下の窓から見える景色は、相変わらずの、暴風雨]
(138) 2013/06/19(水) 01:08:14[コテージ・廊下]
[──こちらに、いらっしゃい。]
[蜂へ、聲を飛ばす。
玄関を開けて雨の下に出る。]
[そう、こちらよ。 その、中へ]
[無数の蜂たちは誰も襲うことなく、その水の中へ。
1匹、2匹と、沈んでいく。
土壇場でやってみたそれに、
あら、案外いけるものなのね。と。
最後の一匹が水没するまで、
ぼんやり雨に打たれながら…はじっと見ていた。]
(139) 2013/06/19(水) 01:09:42[炊事場@パニック中]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/19(水) 01:11:38
[長いこと雨ざらしになっていれば、
温かかったダグの血は、地面へと溶けていく]
……こんなところで、なにしてるのかしら。
[ダグの事は、嫌いじゃなかった。
1年に数回しか会う機会はないけど、
長閑な人柄は村の誰からも好かれていたし、
いつも優しくて、蜂蜜酒をくれた良い人だった。]
もう、2度と飲むことが出来ないのね。
[甘い、琥珀色の蜂蜜酒の味を思い出す。
雨は止まず、いつまでも降り続けた。*]
(140) 2013/06/19(水) 01:21:10[外]
[もう蜂の事は大丈夫だと伝えなければ。
それからダグの死体をあのままにしては置けない。
独りは、寂しいから。
せめてドロテアやトゥーリッキ、イルマと同じところへ。
ふらり、雨に濡れたまま、コテージの中へ戻る。
2階から降りてきた誰かに会えればその時に
蜂の事は大丈夫だと告げて、ダグの体の元へと
向かっただろう]
(141) 2013/06/19(水) 01:37:17[外]
[2階の廊下で、どのくらい待っていただろうか。
イェンニは上がって来ず、身体にまとわりつくダグの血は冷えて固まってきた。
錆臭いにおいに、鼻が麻痺してくる]
[イェンニに何かあったのではないか…。
不安を紛らわせるように窓の外を見て――
目を疑った]
イェンニ…?
[そこにあったのは。
玄関の外で、雨に打たれたまま、ぼんやりと水に沈む蜂を眺めるイェンニの姿>>139だった]
(142) 2013/06/19(水) 01:49:44[コテージ・廊下]
[しかし――
その不思議な光景に、恐怖や気味の悪さを感じることはなく。
何故だか、ひどく寂しい気持ちになって、
マティアスに声をかけて、ひとり、階段を降りていけば、ちょうど彼女と顔を合わせただろうか]
(143) 2013/06/19(水) 01:55:10[コテージ・廊下]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/19(水) 02:00:36
[>>141コテージの中へ戻ると、階段から下りてくるユノラフの姿。
あれだけの蜂をどうしたのか、
理由を問われれば正直に言っただろうか。]
もう、蜂は大丈夫ですわ。
ダグさんを、みんなのところに、と思ったのですが…。
……それより、ユノラフさん。
シャワーを浴びてきたら、いかがですか?
[ダグの血と、ダグに殴られて出た血はすっかり固まっている。
その姿に思わず洗い流す事を勧めていた]
(144) 2013/06/19(水) 02:02:58[コテージ]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/19(水) 02:03:33
[階段を降りていくと、イェンニとばったり出会う]
…良かった。
[口をつくのは、安堵の言葉。
蜂をどうしたのかは、問わない]
あのまま、どこかに行ってしまうんじゃないかって、思ったから、戻ってきてくれて良かった。
[暗に、窓から見ていたことを告げれば、敢えて問う必要も無いだろうから]
(145) 2013/06/19(水) 02:19:10[コテージ・廊下]
…そうだな。
風呂、行って…血を流してくる。
マティアスにそう、伝えておいてくれないか?
[すれ違いざまに、いつものように頭をぽんと叩き…
そのまま、イェンニの体を軽く抱きしめる]
悪い…少しだけこうさせて。
…俺、どうしたらいいんだろうなあ。
[すぐには答えの出せない自問に、男の眉間にしわが寄る**]
(146) 2013/06/19(水) 02:35:07[コテージ・廊下]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/19 02:35)
……なにも、きかないのね。
[>>145どこかへ行ってしまうと思われていたようだけど。
本当は、あのまま湖へ帰っても良かった。
私はどうして戻ってきたのだろう。]
マティアスさんに…ええ、わかりました。
[ユノラフの言葉に静かに頷いて。]
(147) 2013/06/19(水) 02:45:10[コテージ]
[きっと上に居るのだろう、マティアスの元へ行こうとすれば不意に温かい腕に包まれる]
………ユノラフ、さん。
濡れて、しまいますよ。
[しっかりと雨を吸った衣類は重く、
じわりとユノラフの体を冷やしただろうか。
耳元で聞こえるた呟き。
どうしたら良いのか。
わたしにも、わからない。]
(148) 2013/06/19(水) 02:46:00[コテージ]
[目を閉じて、頬を流れるのは雨か、それとも──]**
(149) 2013/06/19(水) 02:50:53[コテージ]
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