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[李の弾丸が発射された瞬間、0099を突き飛ばすように、0026が前に出た]
にいろく!
[銃弾は間違いなく、0026の心臓を突き破った。スローモーションのように、0026の倒れる瞬間が0099の目に映った]
李『どうして、庇った?まだ未練があるのか?』
当たり前でしょう!ずっと仲間だったのに!どうして、あなたは、こんなに、わたしに、辛くあたるの!
[李の胸を両手で叩いた]
『その死体、片付けろよ…』
[李は、そっけなく、言い放った]
にいろく…。
[0099は、0026の遺体に寄った。そして、大粒の涙を流した]
うう…。
[ついに、後戻りができなくなった、そう思った]
[視界が悪い中での乱暴な斬撃。正直、攻撃が当たったのは半分以上運だった。でも、当たってしまえば此方のもの]
BAD luck ,Darling !
[返り血を浴びながら、女は嬉しそうに笑った。傘の刃を相手の肩へ突き立てたまま、止めとばかりに銃へ延びようとした手を踏みつけた]
0066、本当に残念だよ。君とは良い友達になれると思ったのに。
[相手が床へ取り落とした銃を拾い上げ、まっすぐに彼の頭へと向ける]
個人的な恨みも疑いも、実はそんなには無いんだけどねぇ。命令だから、仕方がないよね?
ばいばーい。
[響く一発の、冷たい銃声]
――鳩の飛ぶ方角を確認すると、嫌な気分になった。
最悪のシナリオは潜伏情報も支援情報も正で、0026が先に動いた場合。
そもそもマヨラーの表現ほど難しいものはない。
一言でマヨラーとは言うが、ピュアセレクト派の私が赴いて相手がキューピー派なら命が無い。
そもそもMayonnaiseなのだからマヨナーかマヨネイザーが正しいとこだわる輩もいる。
あれを信じるのもどうかしているが……
よくよく考えれば0026にそういう警戒心があったのかと。
[本部に報告]
幹部Bに拉致され、タシケントに到着。0026と協力して、ミセス・グリーン及び幹部Bを抹殺。但し、0026は相撃ちで殉職。
オマエ=サ=ピン=ラシイの潜伏先は、0026の飼い犬により、0031に渡っている。早速解析を頼む。
タシケントの任務終了のため、これから、NYに向かい、Mr.X捕獲に参加する。
以上。
[嘘の報告をあげる。傍らには、幹部Bがニヤニヤしながら見ている]
――不安を覚えて宿を飛び出した私は、やがて一匹の子犬と出会う。
犬猫に好かれる方ではないが、やたら懐かれるのを訝しむと、運命のメモを受け取る。
…………。
――私はいったん宿に戻り、メモの内容を報告した。{1}
飼い主の安否は気がかりだが、犬がここに来た以上は安易に確認にも行けない。
[突然の乱闘騒ぎに、ディスコ内部は混乱を極めた。煙幕の霧は未だに晴れることなく、それが喧騒を大きくする。
その隙をついて、建物内に火を放って悠々と逃げ出した。0066を待つ間、内部の調査は粗方済ませてある。もう此処は用済みだ]
それにしても、やっぱりこの体は動き辛いな。
早く元に戻らないと、身が持たない。
[物陰で隠れて休みながらも、端末で逆スパイの調査結果を照合していく。昨日の時点で0026の潔白は証明できていたが、敢えてボスへ報告はしなかった。特に必要性を感じなかったから。
そうして、つい先ほど判明した新たな真実。意外そうに瞬いて、肩をすくめた]
へえ?
[笑顔は崩さないままに、送信された暗号文{1}]
to ボス
0099が裏切者です。
僕は貴方を信用して良いんですかね?
――私は指令を受けて{2}即ユジュニー空港に向かい、タシュケントを発った。
0026の安否、そして0099
真相は私のうちで闇の中だが、回収するよりこの地を離れる方が先だ。
当たりを引いていたのなら私の身が危うい。
本部からの指令などろくなものではないが、もともと逃げようとした矢先の指令、渡りに舟と飛びついた。
[ボスからの返信を確認し、急いで本部に戻る。若干の警戒をしつつも、問題なく研究員と接触することができた。
服を着替えて別室へ移り、祈るような思いで催涙弾を発動させる!!>>#13<84>]
[けほけほと煙に咽つつも、気づけば見慣れた姿に元通り。お気に入りの服も、ぶかぶかじゃなくなったよ!]
あはっ!戻った、戻れたー!!
[わあわあと大喜びだ。<<03>>分くらいそのままはしゃぎ回っていたが、やがて落ち着くとくるりと傘を持ち直し]
さーて、僕はどう動こうかね?
[今までの情報を脳内で整理しつつ、思案し始めた**]
――ニューヨーク
かつて若い頃だった私の憧れの場所だ。
この地を目指すため、時には二択に命を賭け、時には空港でジャンケンによって雌雄を決したり、時には飛行機内で難問に挑み、時には常夏の島で泥沼に飛び込んだり、時には恥ずかしいお題を大声で叫んだり。
果ては大平原を駆け回り、ヘトヘトになってターゲットを持ち帰ればハズレだったり……ざまあみろと嬉しそうにハズレを見せつけるあの黒い笑顔を忘れることは生涯無いであろう。
あのとき辿り着けなかった約束の地ニューヨーク、私は降り立った。
そう、私の中では最終決戦の場だ――
到着の報告を入れると{5}、宿をとった。
今日もあの女神はビューティフルのようだ。
to ボス
色々考えたんですがぁ。
ただ一言「逆スパイを始末しろ」と。
その指令さえ頂ければ、僕はいつでも動きますよ。
[廃ビルの屋上で、優雅に風にふかれつつ通信を送る。{6}]
…ふふふ。
[手に持ち直したのは、ラウリから奪った銃。故障がないことを確認すると袖口に仕舞いなおし、緩く目を細めた**]
[NYに向かう機上にいた。「サル・カイーダ」の専用機だった。某国の政府専用機をそのまま使っているので、管制官にはテロ組織の関与している飛行機だとは認識できないはず。それだけ、「サル・カイーダ」の支援をしている国があるという現実であった]
あと、どれくらいでNYかしら?
李『2、3時間じゃないか。JFKではなく、ラ ガーディアにつける。あっちでは、軍の関係者が待機してくれてるから安心だ』
まあ、手配の行き届いたことで…。
李『全ては、世界を牛耳る一握りの国々に制裁を下すためだ。だから、軍内部の人間でさえ、こちらに味方する』
そう…。あなたも、そのプロパガンダに賛同して…ってことなの?
李『いや、俺は、自分の能力を買ってくれる奴につくだけだ。JNRは、いや、そのボスである大統領は、俺の能力を過小評価していたから…だから寝返った。ただ、それだけだ』
…。
[この時点でも、まだ0099には迷いがあった。もちろん、「サル・カイーダ」のプロパガンダに賛同したわけでもない、自分の能力を買ってほしいわけでもない。たった一つの理由で003に手をかけてしまった。それだけで、今ではもう戻れなくなっただけなのだから…]
李『NYに着いたら、あんたの兄さんに会ってもらうぜ』
え?どうして?
李『いろいろな。俺も話があるし』
…。
ちょっと、失礼…。
[0099は、そう言って、小型機の最後部にあるトイレに入った。トイレに入ると、髪に仕込んであった、ピン型の爆破物を取り出した。20名乗り程度の小型機であれば、十分墜落させられる…そう思っていた。但し、多分、自分も助からない…。
この小型機には、ミセス・グリーン、幹部Bの他、数名の「サル・カイーダ」の要人が乗っている。
「JNR」にとっては、千載一遇のチャンスである。
しかし、自分はすでに「JNR」を裏切った、反逆者である。
今更功績をあげてなんになる…?
思いが巡って、巡っていく…。
李『0099どうした?長いな?』
李(幹部B)が声をかけてきた。
そして、0099は、起爆ボタンに手をかけた…{5}
1.李に邪魔されて起爆できなかった
2.起爆、小型機は破損、しかし、不時着で済み、全員無事
3.起爆、小型機は破損、不時着で済んだ。0099、幹部Bが重傷。
4.起爆、小型機は破損、不時着で済んだ。0099、幹部B、ミセス・グリーンが重傷
5.起爆、小型機は大破、不時着で済んだ。0099は行方不明。幹部B、ミセス・グリーンが死亡。
6.起爆、小型機は大破。飛行機は海に墜落。0099は行方不明。他全員死亡]
[ボスからの指令を受けた後、取り出したのは私用の通信端末]
to 0011
やあ、生きてる?
最終指令がくだった筈だけど、その感想はいかがかな。
ボスは「今日で決着」と言っておきながら、「逆スパイは放っておく」という。JNRに潜入するほどの人間を野放しにしておけば、碌な結果にならないことは目に見えているのにね。
あの人、きっと何か隠してるよ。それも多分、僕たちにとって喜ばしくない何か。
僕は組織への愛着心なんて更々無いし、ここでJNRを切り捨てるのも一つの選択肢かなと思うけど。
どうかな、カウコ。
僕と一緒に逃げ出さない?
……なーんて、冗談だよ。
カウコが0011のナンバーを捨てることが出来るなんて、最初から思ってないしね?
それに、サル・カイーダには此方の面も割れてるだろうし。壊滅させない限り、安らげないという事実は変わらない。
僕は僕の敵を倒すだけだ。それが誰であっても。
Bye.
追伸
裏切り者はおそらく生存中。その正体は、00[以下、解読不能]
[私用の通信回線。暗号化してあるとはいえ、その内容の<86>%はボスへと伝わってしまうだろう。それで構わなかった。もはや不審感を隠すことすらしない。
そのまま地を蹴って、向かうはNYの軍施設**]
[指令がわかりにくくて普通の学校の校長室へ行ってしまっていた。
ボスから『最後の指令』がくだった意味を考る。]
逆スパイの事は考えれへん。
理由はひとつや。ボスが考えたない相手が逆スパイって事や。
ボスは、0044か0099が怪しい言うた。
[そこへエートゥからの通信が来た。自分の考えに確信を持った。]
返事は全部終わってお互い生きてたら直接言うわ。
[敵として目の前に現れたらお互いに容赦は無いのはわかっている。]
T0エートゥ
いつも言うてたけど。
俺が死んだら俺の事は忘れてや。
二人きりでおる時は、お前の事だけ考えとった。
耳たぷだけやなく、ぜえんぶ好みやと思てたよ。
[わざとエートゥと書いたメールを送った。
さよならは言わない。会える時には、いつでも最期のつもりで接していたから。]
軍施設へ。でも、それで終わりやあらへん。
[気を引き締めて軍施設へ*]
――通信を終了し、私は念入りな準備を進めた。
逆スパイ処理に人員を割かないということは、ターゲット捕獲に逆スパイの妨害があるということだ。
先に始末したいが……この人員で互いを監視していては任務の達成が難しい。
先手を打つか裏をかくか……あるいは違うターゲットを狙うか……私は最後の一本を灰皿にねじ込むと立ち上がった。
愛用のソフトキャップとトレンチコートを着込み、私は目的地へと向かった。**
-NY近郊のどこか-
(生きている…)
[起爆と同時に、機外に飛び出された後、あらかじめ用意してあった、パラシュートで不時着したのだ。ご都合主義との批判はうけない]
う…。
[しかし、体中に激痛が走る。多少の負傷はしているらしい]
まずは、連絡しなければ…。
[携帯電話を取り出す]
[軍服の上に白衣を羽織り、研究員といった態で軍施設内の廊下を闊歩する。サル・カイーダの幹部が次々と葬られた為か、警戒態勢は厳重になっているようだった。
指令では「一致協力して」と言われたが、現状信用できる情報も相手もあまりに少ない。連絡手段としての0099も期待できない今、一人で動いた方がましだと判断した。まず向かったのは施設の8階。薄暗いそのフロアで一際目を引いたのが[茶室]だった]
[爆発物をしかけ、派手に侵入した。]
たーまやー。くくっ、やっぱりこういう景気がええのが好きや。
[軍事施設を、わざと目立つように暴れ回っている。累計で<10>人は倒しただろうか。]
[その伝説の樹は、別名、「裏切りの樹」とも呼ばれていた。0099を迎えに行った部下達も、皆、ボスと共に組織を裏切るつもりで0099救出にあたっていた]
ボス『ジェミー、大丈夫か?』
ええ、大丈夫。それより、兄さん…ごめん。
ボス『いいんだ。もう、私は決めた。お前の為なら、組織を裏切ってもいいと…』
え…?
ま、まさか…。兄さん…。
[0099はボスの胸に飛び込んだ。そして、全てを話した。ただ一つ、003の事を除いて…]
ボス『そうか…李が…』
[幹部Bが、元部下の李であったことにショックを受けたボス。しかし…]
ボス『分かった…。とにかく、「サル・カイーダ」は撲滅しなければならない。でなければ、お前とわたしの未来はない。とにかく、例の軍施設に向かおう。そして、撲滅ができたら…
仲間を皆殺しにして、逃げよう…』
[そう、0099に、囁いた]
へえ、日本建築か。初めて見たよ。
そういえば、Mr.Xの最初の潜伏先も東京だって話が出てたかな。
[見張りを掻い潜ってどう侵入するか思案していると、急に軍兵達が移動し始めた。どうやら下の階で大騒ぎが起こっているらしい>>28]
あは、愛してる!
[騒ぎの主に見当をつけて小さく零すと、そのまま茶室へ易々と潜入成功。部屋を調べた結果、[ルーズソックス]や[べレッタM92F]や[チェコ製Cz・M75]等が見つかった]
[カウコに照準を向けているスナイパーを射殺した]
0011、派手にやってるわね…。
[両手にコルトを握り、0011に向けて声をかける]
[敵の気配に振り向くと、0099が敵を射殺した所だった。
耳の怪我を隠す為のバンダナが風に靡く。]
会いたかったわ、ねーちゃん。けど、今はそれどころとちゃうな。
[0099の方にチャクラムを投げた。
チャクラムは0099の後ろに飛んだ。くぐもった声を上げ、0099を狙っていた敵は倒れた。]
[見つかったのは無数の銃器。そして、ルーズソックスの中には]
………?
[大きな赤い石が入っていた。宝石か何かだろうか。とにかく白衣へそれを仕舞いこみ、茶室を後にした]
[自分を狙った敵を倒してくれたことには、特に礼も言わず]
そうね。とにかく、前に進みましょう…。
0044は?
[実のところ、全身がひどい激痛で耐えるのでいっぱいだったのだ]
なんで俺が0044の面倒みなあかんのや。子供ちゃうから自分でどうにかしてるやろ。
[0099が向かうのと違う方向へ行こうと[裏倉庫]の方へ。]
[0011が裏倉庫に向かうのを眺めながら、施設の中へ入っていく]
(Mr.Xはこっちの方のはず…)
[痛みを堪えながら進む]
――私は状況を確認し、施設に飛び込んだ。
逆スパイを牽制するのと、身を守るには最後尾しか無い。
彼らの露払いぶりを感嘆しつつ、混乱する施設内を突き進み、危険を感じれば[百合の間]へ身を隠した。
[正面突破の侵入者に対して、多くの人員は入口へと移動する。だが一部の者たちは、その流れに逆らって別の場所へ向かっていた。そう、つまり、其処こそが目的地(守るべき要人のいる場所)だ。
彼らの後を追うようにして、辿り着いたのが校長室――軍事学校の長の部屋]
……ふむ。あちらは人員豊富で羨ましい限りだねぇ。
[扉の奥へ次々に消えていく人影を陰から数える。ざっと見ただけでも、おそらく70人以上]
まぁ、でも。
行く以外の選択肢は、持ち合わせてないんだけどね?
[にいと口元に弧を描くと、そっと部屋の扉に手をかけた]
運動会の借り物競争用かい!
[ハリセンで辺りかまわずどついた。[水銀体温計]が壊れた。]
あ。・・・まあええか。
[扉を開いた瞬間、手榴弾を投げ込んだ。直後に大きな爆発音。この爆発で、下っ端86人中、<12>人が重傷を負った。
扉と傘を盾にして身を守りつつ、そのまま校長室へと押し入る]
あは。そろそろ此方も、派手に行くよー!
[景気が良さそうな爆発音を聞きながら、幽霊屋敷の[裏の畑]へ。
途中、0031を見かければ視線を投げて通り過ぎた。]
[施設の中に侵入。上の階では派手に暴れている誰かの激音が響く。多分、0044だろう。
遅れて、ボスの部下が(04)人0099の脇にやってくる]
『先導します』
[続いて自分も前に進む]
――なんてこった。
敵の襲撃があってもこの百合の間でよろしくやっている奴がいたとは。
仕事柄、情報を得るために女を落とすことはあるが、やっぱり女という生き物がよく分からなかった。
何かしら調達出来ないかと期待していたが、騒ぎ立てる先客のために[Gペン]を失敬するのが関の山だった。
KY男だの罵られて部屋から叩き出された私は、素早く次の隠れ場所[百合の間]を探すしかなかった。
◯:無事に隠れることができた
×:叩き出されたところを見つかった
[×]
決戦の地、幽霊屋敷、裏の畑
[自給自足か誰かの趣味か。幽霊屋敷の裏には畑があった。12農家なみ、34家庭菜園、56荒れ果てている{6}]
おるんやろ。出て来いや。
[中指を立て、呼ばわった。]
[人の気配、殺気。咄嗟に飛んで避け、地面に倒れ込む。
敵の武器は避けたが、怪我した耳を強打した。]
っつ。
[血が出たのがわかる。慌てて体勢を立て直し、チャクラムを投げ・・・声を立てて倒れる気配がひとつ。
敵の気配はざっと<47>人か。]
[ボスの部下達は、建物内の各所に爆破物を設置している。さすがに手慣れている]
『時限装置をセットしてあります。零時ちょうどに爆破されますから、その前には脱出してください』
わかったわ。
――私は、身の危険を感じながら、真相に触れたことに気付いた。
百合の間から逃げて、次に転がり込もうとしたところがまた百合の間な可能性はどれほどあるだろうか。
「サル・カイーダ」はこういう趣味の集まりであるに違いなく、よってJNRの逆スパイが女である可能性はざっと見て<90>%と言ったところだろうか。
とにかく、身を隠すのは諦めた私は戦闘を仕掛けた。
1:ナイフ
2:銃
3:Gペン
4:素手
5:その場にあった[東京タワー]
6:やっぱり逃亡
――私の選択は{4}だった。
戦闘は機先と間合いである。
それさえ誤らなければタイマンではそう不利になることはない。
舐めるな。実力やったら一桁に匹敵する俺を倒せる思たら大間違いや。
[チャクラムを構え、荒れ果てた畑の中、雨みたいな血飛沫を降らせながら、舞うように敵を切り裂き。]
まずは(10)人。次はどいつや。
「お、おい、こんな事態にあいつら何をやってるんだ、何とか言ってやってくれ!」
――現場に落ちているものは全て手がかりであるように、同じく全てのものが武器でもある。
私は黄色い罵声が未だ部屋から漏れているのを利用し、助けを求める言葉を投げかけて注意を逸らしながら接近した。
どうやらこの男も日頃からうんざりしているのだろう、またかという表情を一瞬作った隙を見逃さず、素早く懐に飛び込んだ。
密着すれば格闘より速い武器は無い――
[0066 帽子屋 ラウリ]の敵、穫らせてもらうで。
[幹部と思しき男に斬りつけた。
オマエ=サ=ピン=ラシイの[×]だった。
○本人大当たり。
×外れ、かげむしゃ]
――電光石火の一発で相手を沈めた私は先に進んだ。
2度あることは3度あるという諺が頭に思い浮かび、今日はツキが無ぇと愚痴りながらまた新たなスポット[4畳半]に飛び込んだ。
[倒れた男は誰にも庇われなかったところを見ると、影武者なのだろう。]
どこや。
[<<07>>人斬ったところで本物らしい手応えがあったか。]
[倒れている連中の体を盾にしつつ、銃を乱射。これだけ的が多ければ、下手に狙うより効率が良い。爆煙揺らぐ広い室内の各所から火の手が上がる。その合間より、此方へ向けても容赦なく降り注ぐ弾丸]
………っふふ、流石に、数が多いねぇ!
[背後から襲ってくる敵を斬り捨てて、身を翻す。少しでも立ち止まっていれば、おそらく命はない。乱闘の末、{6}箇所傷を負ったものの、敵の数もじわじわと減って来た]
っはぁ。
[荒い息が零れる。残る敵<<07>>人と膠着状態になりかけた刹那、脆くなった棚が崩れ落ちた。周囲に白い粉が舞う。それを合図のようにして、敵が銃を発射してきたが]
――――…っ!!
[すぐにまずいと判断し、部屋の陰へと後ろに飛んで逃げた。直後、先ほどとは比べ物にならないほどの大爆発。俗に言う粉塵爆発と、重火器の暴発の連鎖だろう]
[何の為か、設置されていたすべり台の下に隠れていたのが本物だったらしい。
血飛沫にまみれながら、ニィっと笑う。けど反撃を沢山受け満身創痍だ。
通信を開く。「JNR」のメンバー全員に通信が届く。]
オマエ=サ=ピン=ラシイは倒した。けど、真の敵はうちのボスと0099や。
あの二人は兄妹なんや!
[いつぞや、ボスが0099が怪しいと言ったとこと妹と明かしたところを録音していたものを流す。
0044について触れたところは編集でカットした。]
――百合の間の次は和室。
私は仮にもここが軍施設であることを嘆いたと同時に、こんな軍が世界の警察を名乗っていることに頭を抱えざるを得なかった。
取り急ぎ、[折りたたみナイフ][簡易レーダー]を調達すると、そろそろ[0031 私立探偵 シス]の援護に向かった。
[銃口がこちらを向いているのは知らない。]
信じるも信じへんのも好きにしたらええ。生き残る為にどうすればええんか
[銃声が響く。]
ぐ・・・
[くぐもった声を最後に通信は切れた。]
[口から血を流しながら、0099を探している。]
・・・死ねれへん。あの女に引導を渡すまでは。
[最期に会いたいのは0099ではないけど。
0099を見つければ、無言で拳銃を構える。]
[大爆発の後、もはや敵で動けるものは殆ど残っていないらしかった。片膝付いて頭から血を流しつつも、緩く安堵の息を零しかけるが]
『そこまでだ』
[背後に突き付けられた、冷たい銃口。ちらと後ろへ視線をやれば、其処には赤いマフラーを手ぬぐいにしたMr.Xが]
(あのファッション、流行ってるのかなぁ…)
[生死の危機に瀕し、最初に0044の頭に過ったのは、そんなどうでも良いことだった!]
――頼れるものは自分の勘だけ。
やはり結論はこれしかなかった。
通信を開くと0011らしき声が聞こえる。
にわかに信じがたい話だが……。
試しにたった今(>>58)手に入れた簡易レーダーを起動させてみたところ、この施設の外に常識外の数の反応があった。
これが人間であるとしたら……0011の声が真実かはともかく、事件そのものを闇に葬りたいという意図があるのだろう。
私は脱出のための手段も模索することにした――
[0099は、ボスと共に建物内にいた。
二人共に、>>57>>59の通信を傍受した]
0011が…。
ボス『…』
[ボスは満身創痍の0099を抱きかかえると]
ボス『いくぞ』
[と言った]
[ちょうど其の時、通信端末から音声が流れた]
『オマエ=サ=ピン=ラシイは倒した>>57』
[その言葉に愕然とするMr.Xの一瞬の隙を突き、袖口に隠していた銃で相手の胸を打ち抜いた]
Good,night !精々良い夢見てね。
[にいと口元を歪めると、ふらつきながらも立ち上がる。そして、それと同時、0011の通信が途絶えた>>59]
っ……!
[小さく見開かれる瞳。表に出た反応は、それだけだったが]
――短期間にこれだけの人数を集めたということは動いたのは軍だろう。
素直に出ても逃げ切れるものではない。
私は脱出の手がかりを探っていると、渦中の人物を見つけた。{1}
1:0011
2:0044
3:0099
4:ボス
5:ピン=ラシイの側近
6:[0020 鍵師 アイノ]の霊
――私は満身創痍の0011を発見した。
あれだけ暴れればこの重傷も当然だろう。
そして0011がうわ言のように「あの女」を連呼するのを見て、あの通信が偽装でないことを察した。
ターゲットを倒した以上、長居は無用である。
どのみち施設の爆破準備も進められているはずで、脱出ルートを探すことに集中したい。
だが、今日の私が安全に仕事が出来ているのは0011のような前衛がいるからである。
探偵はドライでいなければ仕事にならない、私は[×]――
◯0011に手を貸した
×0011と関わらなかった
――だが見つけた時点で運命の糸というか縁みたいなものは決まっていたのだろう。
やはり関わるのをやめようとルートを変えようとした矢先、ボスに見つかってしまった。
当たり前だ、あの通信を発した0011を真っ先に狙わなくてどうするのだと。
私は自分の軽薄さを少し後悔した。
[0031の気配に気づいたが、視線は向けない。気を抜くわけにはいかないから。
ボスと0099の姿に、色を見せない表情。]
過ぎ去った時間が良かったと思うのは、感傷やと思うか。
先代の頃のがホントのスパイやったって思うんや。ボスにしろ、0011にしろ。
淀んだ水は腐るんや。手遅れや。JNRは滅び去る。
ボス!あんたの手で!
なんでや。なんでこんなことになったんや。組織よりその女がええんか。
[咄嗟にヘリの鍵を受け取りはしたが。]
アホか。こんな状況でどうやって逃げるんや。アリンコ一匹這い出せやせえへんわ。
[覚束ない足取りながらも、廊下を駆ける。破損していない通信設備が残っている場所を探して―――]
みぃつけたっ!
[通信室へと押し入ると、機械を操作し始めた。通信先は、所在も知らない「ボスのボス」。成功するかは分からないが]
応答願います。時間が無いでーす。
此方JNR、0044。
ボスと0099が組織を裏切りました。
残りのメンバーは死にそうです。
助けてくれたら、重要物品を持ち帰れるんですけど―。
チッ。どうせ死ぬんはおんなじって事か。
[ボス達に銃を向け、二発発砲して0031に声をかける。]
JNRのボスと0099は死んだ。
逃げるで。屋上まではエスコートする。
[駆け出そうとして、ぽつりと零す。]
JNRから離れた幸せが、あんたらにはあるんか。
[答えは聞かず、0031がついてくるか確認せずに駆け出した。]
…うわっ!?
[其処まで伝えた所で、回線がショートして操作不能になった。此方の通信がボスのボスに届いた確率は、<78>%程度だろう]
――私は結論の早いボスに舌打ちして駆け出した。
ボスの脱出用のヘリなら、ボスが乗っていなければ目眩ましにならないだろうにと。
だがあの様子だと銃を向けてもそう動いてはくれないだろうか。
ミッションの不充分さを悔やみながら私は0011と共に屋上へと走った。
そして……奴が来るであろうことも。
[0011の放った弾丸は、急所を外れていた。わざとそうしたのだろう。
しかし、二人共に倒れ込んでしまった]
兄さん…。
ごめんね、兄さん…。
[虫の息で言った。兄は首を振って、0099に口づけた]
『謝らなければならないのは、こっちの方だ…』
[途中、0044を見つけ、傷口を隠そうとしながら声をかける。]
なんや、格好悪ィなぁ。
王子様が颯爽と救出に、てな雰囲気違うけど。
一緒に行くか、俺と。死ぬまで。ずーっと。
[そう言って屋上へ向かって走り出した。]
兄さん、愛してる…。
[そう言うと、兄は、
『お前がもらわれてきた時から、ずっと見ていたよ。歳の離れた妹を…』と言って、さらに深い口づけをした]
愛してる…。
永遠に…。
おやおや、お互い手酷くやられたねぇ。
[0011の姿を見つけると、小さく苦笑を零す]
…………。
[続く言葉に、目を丸く見開いて。はっと我に返ると、慌てて彼の姿を追いかけた**]
[建物の各所から、火の手があがる。若干早めにセットされた爆薬があったのか…。徐々に上の階に火の手があがっていく]
――脱出までの障害は、逆スパイ。
仮に0099だったとしても、ヘリに仲良く3人座って事がタダで済むわけがない。
私はヘリに乗り込む前に、念のためにパラシュートを調達しておいた。
『私も、愛しているよ。永遠に』
[兄の声を最後に聞いた。0099はこの人の妹になったこと、スパイとして育てられたこと、全て、よかったと、心から思った。]
[三人揃ってヘリに乗り込んだ。運転は多分なんとかなるんじゃないかな。
ヘリが無事に飛んだか、三人がどうなったか。
・・・続きはあなたの心の中で☆]
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