情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
目が4つあったり、手が6本あったりはしないわ。
見た目は普通。でも、少し… 何ともいえない雰囲気を纏っていることが多いわ。
そして無知な大衆を騙す。そんな輩よ。
[置かれた手と静かな言葉に押し黙る。
わかってはいるのだ。こんなこと言っても意味などないことくらいは。
遺体に顔を押し付けるように声を殺して泣き続けている**]
さあ、ね。天罰でも受けたんじゃないの。
色々気を回してもらって悪いわね。
そうだ・・・ あっちでも先生と一緒にいたいと思うかしら?
そう。
今日は先生にしようかなって思ったけど。
ウェンディちゃんにしておこうかしら。
今は冷静なヒューバートさんにヴィンセント先生… 身内が死んでも大丈夫かしら。
貴女の計画はそうだったわよね。ニーナ。
とにかく… こんな馬鹿なことはやめさせないと…。
でも、アーヴァインさんを襲った誰かが見つからないと終わらないのも確か…。
[それには結局リストにあげられた人間に会うしかない。]
[昨日と同じ自警団の倉庫。
何事もなかったかのように片づけられてはいるが、空気はあの時と変わっていないような気がした。]
何か、嫌な雰囲気。
[じっとラッセルが倒れていた場所へと視線を向ける。]
わたしが貴女を…?
[幾らか声に動揺が生まれる]
でも。そうね。貴女を処刑する理由があるのは、きっとわたしだけでしょうし。
ニーナが軽く突き倒したくらいで… は確かに変…。
魔女の呪いが掛かっているとでも…。
容疑者は貴女の敵だから? 此処に入ったら誰かは死ぬとか言うのかしら。
魔法の存在がわからないように事故を装う… そんな力があるって少しだけ聞いたことが有るの。
[単なるお伽噺の一節。信じた事なんてなかった。]
そういう力があるのなら、わたしでも犯人を殺すことができるかしら?
[家から持ち出してきた小さな… だけど鋭いナイフ。
素人が扱ってひとに致命傷を与えうるものではない。]
仇のつもりは…。
[そこまで言って軽く息をつく。]
嘘ね。たぶん、そう。やっぱり貴女だけ生きてるのが許せない。
それに貴女は間違えたと言った。
本当に間違えたのかしら? ラッセルが最初から犯人じゃないと知っていて、わざとやったのではないと言い切れる?
理由は・・・ 貴女が犯人だからではないの?
ありもしない犯人像をでっちあげる必然性が他にある?
[じっと冷たい瞳でニーナを見詰めた。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了