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うつろな瞳で桜の木に触れていると、桜の幹から意思が伝わってくる。
薬屋を呪え 呪い殺せ
桜に、人狼に、仇なす者たちを始末するようにと。
そして最後には、自らの身体を桜に捧げるのだ。
それが、しもべたる者に課せられた、運命。
懐の中、一冊の日記が冬樹の心を人形へと変えていく。
[ヌイと別れ、湖畔の桜を見上げる]
桜桜桜 桜桜 桜桜 桜 桜 桜
桜 桜 桜 桜 桜 桜桜 桜桜 桜
桜 桜 桜桜 桜 桜 桜桜
桜 桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜 桜桜桜
桜桜桜桜桜桜 桜桜桜桜桜桜桜桜桜 桜桜桜
桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜
[反らした身体をやがて地面に仰向けに倒すと、空をバックにした視界一面に広がる桜色の世界を見上げている]
[目を閉じてしばらく桜の海をたゆたった]
時間がない、か。
僕の時間もどれだけ残されてるのかわからないね。
[ヌイの言葉を思い出す。ノギやエビコ、スグルはヨシアキに呪い殺されたのかもしれない]
悪魔祓いね
[ネタ帳に記した後、起き上がり、桜色の花道を管理棟へと戻っていく]
[外がほのかに暗くなってきた頃、管理棟へと戻ってくる。扉の前、一度だけ桜を振り返り、ねめつける]
化け桜と……人狼か
[つぶやくと、暖を取ろうと居間へ向かう]
[すれ違いざま、ヨシアキは管理人室へ向かったのだろう、とふと思った。使用済みの食器を片付けながら、静かに俯いたままのホズミに気づくと]
どうかしましたか
まだ頭痛が治まりませんか?
[心配そうに声をかけた]
[ノギとエビコを見つけた時の、ヌイとホズミの様子を思い出す]
あの時ですか
[外出の準備をするホズミに]
ちょっ……
もし本当にヌイさんが犯人なら、ホズミさん一人じゃ危険ですよ!
[不意打ちに驚き、ホズミの瞳をじっと見つめる。彼女の意志の固さが見て取れる。ここで手放したら二度と会えないような気がして、それでも口をついて出るのは静止の言葉ではなかった]
絶対、戻ってきてくださいね。
[それだけを言うと、彼女の背中を見送った。桜の笑う声が聞こえたような、気がした]
[ふらりとよろめきながら、桜の木に手を触れる。桜の意志が伝わってくる]
ホズミ……あの娘は危険だ
我らを害する者
始末しなくては
[声が頭の中で鳴り響く]
我が忠実なるしもべよ 我らの人形、冬樹よ
そなたの意思 我らに預けるがよい
ふふ、悪いようにはせぬ
[襲い来る頭痛に、立っているのがやっとの状態]
[まだほのかに残るホズミさんの唇の感触。頭の片隅で、桜の意思に抵抗する]
『…ほう』
『愚かな』
『出来損ないか』
[頭痛は酷くなり、やがて意識は闇へと落ちていく]
[ホズミの背中を見送り、しばしその場に立ちつくしていたが]
……ああ、やっぱり行かなくては
[例え無駄かもしれなくても、どうして引き止めなかったのだろう。嫌われるのを恐れて失うのは本末転倒だ。悔いる時間も惜しい。急いで湖畔へと走り出す。足元で舞い散る桜が、ふわりと...の周囲を包み込み]
え?
[視界が桜の花びらに遮られる。ピンクのカーテン。かき分けてもかき分けても視界には桜以外の何も見えず……桜色の迷宮へと*迷い込んだ*]
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