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今年の「代償」は君だね。
[その人と向き合うように、立つ。
手に持つのは、自分の着物と同じ、青い花]
持って行くと、いい。
大事なことを、忘れないように、閉じこめておける。たぶん。
それと。
[持つ青い花は、二輪]
出会えたら。
彼女にも……
[モミジの分よりはいささか小さな花。
手渡して、その背中を、そっと押す*]
ねがう。
[化粧師の言葉を反芻する。
願う。
その言葉に感じるのは、かすかな羨望]
願うこと、か。
[祭りの夜に咲く花は。
自分には見つけられなかった]
見つけられたら、何か……
[願ったろうか]
……。
[動いた唇を一度とじ合わせて。
描いた言葉を思い浮かべる]
うらやましい、か。
[コエにしてみる]
願い事が、あったのかな。俺には。
[忘れてしまった。
その中に、あったのだろうか]
[コエにする。
けれど返る音はない]
……。
[耳を澄まして、いくらも待って。
それでも、楽しげに笑うかすかな音も聞こえない]
どんな風に、伝わっているのだろうね。
俺のこと。
君のこと。
俺たちのこと。
君は、知っていたかな。
俺は、興味がなかったのかな。
それとも忘れてしまったのかな。
思い出せば元通りになる訳じゃない。
彼は俺を消すことを望むらしいから、この後の村のことはわからないけど。
今になって、少しだけ、
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