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……おぉ、寒ぃい………
[身を縮ませるようにジャケットのフードを目深にかぶり、
さくさくとうっすら降り積もった白い帯を踏みしめている。
肩に担ぐは、ドラム型の大きなスポーツバッグ1つ]
あいつ、結局先に行っちまったのかな。
[道の先に、「管理棟」の文字を見つけると、
ポケットに手を突っ込んだまま身を起こし、白い息を吐いた。
そのまま歩みを進め、管理棟までたどりつけばきぃと扉を開いた]
……失礼します。
あの、その、俺……予約してるんですけど……
[きぃ、と扉をあければ、目に入るのは管理人らしき男と、
隅に座っている、兎を抱えた女の子。
彼らにぺこりと一礼して、おそるおそるカウンターに向かい]
や、えと、その。予約票とかはなくて。
そーゆーの、全部ツレがやってんですけど、俺はぐれっちまって。
だから、その……
[わたわたしながら、どうにか自分の情況を説明しようと]
ええと、ここに、先に来た奴いません?
もしかしたら、もう着いてるかも。
[それでも、と示された箇所に自分の名前を書きながら
きょろきょろと周りを見回しつつ、
兎を抱えた女の子にそんなことをたずねてみた**]
……へぇ、そりゃ大変じゃん。いつか、治るといいな。
[(>>31)ニキと兎に目を見張り、フユキ(>>30)ににやりとすれば
派手に開く扉と、聞き覚えのある騒音(>>21)。
愕然と身を起こして、思わず大きな声で]
ちょっ! な、なんでアンタがここっ……!
[気がつかれると面倒なことになる。
そう思って慌てて口を押さえてフードをかぶるも後の祭り。
押し付けられたチョコを、忌々しそうに弄びながら]
……クッソオヤジ。こんな所で熱っくるしい顔見るとは思わなかった。っつか、なんでこんなとこに持ってきてんだよ。
……あー、やっぱ言わねーでいいし。どーせ録な理由じゃねぇ。
[口を尖らせ、文句を1つ。
父親との関係を聞かれれば、皮肉気に片眉上げて]
あぁ、こっちのオッサン? 家じゃ死んだ事になってる幽霊サン。足がある幽霊って珍しいでしょ。サインでも貰うことをお勧めするね。
[口元に乗せたわずかな笑みも、続く言葉にみるみる歪む]
………別に。俺、義姉さんじゃないしね。
ガッコ行くのやめただけだし、元気なんじゃねぇの?
[義父の連れ子だった人の死は、奇妙に現実感がなく。
握手を求められても、気恥ずかしさと両手に抱えている
押し付けられたチョコの行方を考え、一瞬戸惑って]
…………。
……………ばっかじゃねぇの
[ただ、それだけだったのに。
自分にか、言った相手にか。顔をしかめて吐き捨てる。
記帳している彼の背中に甘い匂いの包みを1つ押し付けて]
……先行ってるから。それ、持ってきといてよ。
食べたら、あのオッサンに恨まれると思うけど。
[ちょっと肩をいからせてバッグを抱え直せば
人の少なくなった管理棟の扉をキィと開けて出て行った。
出際にちょっと強面の爺さんとすれ違い、軽く会釈をしたりして]
―― 管理棟 → どこかの廃屋 ――
―― 管理棟 → どこかの家屋入り口 ――
[管理棟を出て、自分の足と気分に任せて村の中を進む。
うっすら積もった雪をがっしがっし蹴りながら歩くことしばし。
今は住民がいないだろう家屋の1つに着けば]
………あー。しくった。
テンマのオッサンに、俺たちの泊まる家聞くの忘れた。
[管理棟に戻る気にもならず入り口のたたきに荷物と共に腰下ろし、
しばしのんびりすることにした]
……これ、何の木だろ………
[目に入るのは家屋の庭先に生えている1本の木。
まだ花をつけないその木を、ぼうっと眺めている**]
―― どこかの家屋 → 自分たちの家屋――
[よその家の玄関に座り込み、足元の雪を弄んでは
ぽすんと枯れ木にそれを投げつけてみたり。いや、なんとなく]
……本気で、ここ寒いだけで何もないじゃん。
あの爺さんの言うとおりだ。義姉さんたちの、変人。
[(>>66)を思い浮かべてぶつくさ言えば、迎えが見えて]
オッサン、遅い。待ちくたびれたし。
あそこで、親父たちと何話してたんだ?
どーでもいいけど、ここ、何か面白くて遊ぶとことかあんの?
[自分から出てったことは、棚の上にぶんなげて、
彼の横に並んで自分たちに割り当てられた家屋の方へ]
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