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[ホズミの言葉に、無言で空を仰いだ]
……なんなんだ、立て続けに。
[少し、途方に暮れた声がでた]
診療所まで、先に行くな。
[ケンの身体を揺するホズミの肩に手を置いて。アンの身体を下ろすと代わりにケンを背負う]
[ため息をつくホズミの肩を、一度、二度と叩いて]
雷神様のせいなら、オレが後でけっ飛ばしてやるから。アンのこと、頼むな。
[また後で。ホズミの言葉に、しっかりと頷く、約束。
一度ケンの身体を背負い直すと、診療所に向かおうとして]
あ。
……ま、いいか。後で。
[ポケットの白い貝殻に一度視線をやったが、そのまま*走りだした*]
― 診療所 ―
[よくそんなところで寝られるなとか、いい加減起きろとか、そんな言葉で目が覚めた]
……なんか、寝た気がしないよ。
[待合室のソファの上。
あたりまえだろうとか、髭を撫でるドウゼンが呆れた顔をしてた。寝癖の頭をぽりぽり]
なあじいさん。人って……不老不死になりたいもんかな。いや、なんでもない。
[真面目な顔して言った。
白い貝殻を見て]
これ、アンの、だよな。結局、なんだったんだか。
[漏れる、嘆息。
ドウゼンに礼を言うと診療所を出る]
オレの夢ならどうとでもするんだが。
そうだな、オレが女だったら、事件解決する可能性もあったな。
[ホズミの冗談には、小さく笑って。冗談らしく、妙なしなを作って見せた。せくしーぽーずらしい]
……御輿? そんなもの、ついてたか?
[思い返そうとしたが、記憶の映像は常にピンぼけだった]
確かめてみるか。アンが大事にしていたなら、なんか理由があるのかも。
御輿、蔵だったか?
[診療所から蔵に向かう]
確かにこんな山奥で貝殻っていうのも、なんだろうな。アンは……貝殻返しにきたのかな。
[ぶつぶつと、思考を垂れ流しながら、蔵へ]
……お?
[蔵は、開いていた。それも、少し意外だったけれど]
傘?
[入り口に立て掛けられた傘は、見覚えのある、色。一度、ホズミを振り返って。
反射的に足音をひそめてしまうのは、何故だろうか。足音が消えるわけでもないのに]
って、おおお?
[探している物と、探している者が、同時に見つかって、思わず声を上げた]
ロッカ、なにやってる、危ないぞ。
[御輿の上のロッカに駆け寄った]
[とりあえず二人して息をひそめていたのが台無しだ]
待て、待て待て!
[ぽい、とホズミの方に白い貝殻を投げて。
落ちてくるロッカをキャッチ……尻餅土つきつつ]
痛たた。お前、此処でなにしてた。
[ぜはーと息を吐いて。ロッカを抱えたまま、むしろ小脇に抱えたまま、聞いた]
生きてるだろうが。
[ぺちりと頭を叩きつつ]
宝探し?
ずいぶん古そうな木箱だな。なにが入ってるんだ?
[ロッカの示すところ、近づいて顔を近づける。錠前の鍵穴を指でなぞる]
大事なもの?
[ロッカの言葉に首を傾げる]
アン、なにも覚えてなかったんじゃなかったか?
[開けるべきか、そもそも開けられるのか、わからないが。
問うような視線をホズミとウミに向けてみて]
確かめる、か。
[眼鏡をずりあげる。
二人それぞれの答えとウミの反応、は自分にはよくわからないけれど]
ふむ。
[鍵穴を覗く。
錆びついている]
鍵がなけりゃ壊すしか……ん?
[ロッカとホズミが白い貝殻を試すようで、場所を空ける]
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