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お互い様によくぞいらしたな。
次のバスを見るまでよろしく楽しもう。
多少の縁と聞きかじったぞ。
[そう言いつつも重たそうに頭を振ると*腰を降ろした*]
[草団子を見ると、目を輝かせて]
わあ!美味しそうです。
[名前を呼んでも良いか?という問いには]
良いですよ!
どうしてだか、とても嬉しい気持ちになりますね。
えっと。貴方のおねーさんだったですか?
その、面白いお人は?
[団子をもぐもぐしながら]
うん?
んー……どうだろう。
でも、きっとおいらたちのことをよく知って居てくれた人なんだよ。
遠慮って文字が辞書に無いんだって、アンねーちゃんが言ってた。
[美味しそうに食べるパオリンに、次から次へとご馳走を手渡した*]
あっはっは。
それは、私とは正反対の人ですね。
[と言いつつ、ご馳走を頬張る姿には、遠慮の欠片も無かった。……と、一息ついて、少年をつくづくと見つめると]
あちらで、良い出会いがあったのでしょうね?
だからここに来られたのだろうから。
[ピョンとはねた、スイの寝癖をチョイチョイ引っ張ると]
貴方も行くのでしょう?向こう側へ?
いつまでもここには居られないはずなのです。
……私にも、よくはわからないけれど。でも。
ここは長居をするところでは、きっと、無いでしょう。
[ふと、ヌイに視線を送って]
あの人は、あやつが来るまでは、待つと言っているですが。
[心配そうに呟いた]
あやつは、早く会いに来てくれると良いですね。
こんなに待っているのだから。
[『よろしく楽しむですよ!』と言いながらヌイの隣に腰を下ろすと、草団子をポチポチ*つまんでいる*]
おぉ?団子が食べてみたいですか?
[赤ん坊の顔を覗き込むと]
歯が生えているでしょうか?食べられますか?
ふむ。
舐めてみますか?
[草団子を一つつまむと、そっと赤ん坊の唇に触れさせた]
よしよし、です。
良い子、良い子ですよ。
[歌うように呟いては、あやしている*]
>>+24
うちでみんなに会えたんだ。家族の中に居られて幸せだった。パオリンもミナツちゃんもヌイもスグルにーさんも居たんだよ。
パオリン……そっくりって言うか、まんまだよね。
[>>+25 パオリンに寝癖を引っ張られてけたけたと笑う]
痛い痛いーっ。ごめんなさい。
うん。おいらは行くよ。みんなが居たから、行ける。
[パオリンにつられてヌイを見る]
来るよ……きっとね。
それに、こなかったら迎えに行けばいい。バス乗り間違えてるかもしれない。──おいらたちみたいに、どこかに立ち寄ってるのかもしれないしね。
>>+27>>+28
ミナツちゃんの分も草団子有るんだよ……そうそうそれ。
ほかにも有るよ……ローストビーフ食べないだろうし、どうしようかな。
パオリンもそうやってると、かーさんみたいだね。
[幸せそうに目を細める……が、何かの声に気付いたかのように遠くの空を見つめた]
なんで……ユウキさんの声聞こえるんだろ?
[照れくさそうに笑って、冗談のように続ける]
……家族だから?
[誰かに語りかけるかのように言葉を紡ぐ]
おいら、ユウキさんのこと……とーさんのこと、大好きだよ。すごい頼ったし甘えたし、頭なでてくれてた。わがまま聞いて貰ったのも、嬉しかった。おいら、ユウキさんがとーさんでよかったよ。たくさんたくさん救われたよ。
[ぽろぽろと涙をこぼすが、拭いもせずに続ける]
叶ったけど……足りない。胸が痛いよ。
とーさんの欲しいものは何だろう。
おいらは……悪いことをしたから、自分の代わりに家族に幸せになって欲しかったし、笑って欲しかったよ。でも……本当は寂しくて寂しくてしょうがなかったんだ。子供みたいに甘えたかったんだ。
だから──。
[ずっと遠い遠い記憶を、懐かしむように思い出しながら]
ずっと長い間を、一人で過ごしてきました。
家族と離れて、とてもとても寂しかったのです。
なのに今は、安らかな気持ちです。どうしてなのでしょうねぇ。
[川とは反対側の、野原の向こうに霞む彼方。おそらく自分が来たのであろう方へと目をやって。涙をこぼすスイを見れば、その肩を引き寄せる]
よしよし、なのです。おっきい赤ちゃんなのです。あはは。
[片手に赤ん坊、もう片手にスイを抱えて、幸せそうに笑って]
あ。おかーさんではありませんよ。おねーさんと呼ぶですよ?
[軽口をたたきつつ、うっとりと*目を細めた*]
[パオリンに抱き寄せられ、照れくさそうに笑いながら涙を拭う]
>>+33 >>+34
凄い大家族──12人も居るんだよ。
あのね……パオリンねーさんも家族なんだ。ミナツちゃん、ヌイさん、スグルにーさん、アンねーさんも。
パオリンねーさんに遠くに会いたい家族が居てもね、おいらたちも家族なんだよ。
一人は寂しいよね。でも、今は暖かいね。
[パオリンの頭に猫っ毛の頭をのせ、幸せそうに笑った*]
>>+36
う……わぁっ!?
[ぼんやりしているところに、
ミツキの柔らかな手でたたかれ奇妙な悲鳴を上げる。
大きく息を整えて、にこっと笑った]
驚いたよ。
どうしたんだいミナツちゃん。ん?
[すいと手を差し出す]
[ミツキの頬に指を滑らせて、ふと遠くを見やる]
──みんなも、こころのこりが無くなったら来るのかな?
[冥銭が足りないなど思いもよらず]
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