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[屋上から人が、ひとり、またひとりと消えていく。
それでも、そこから立ち去ろうとしなかったのは
―――4thで。]
この、狸が。
[交わした約束を思い出す。
世界が好きか?
勝ち残りたいか?
お互いの返答は、共にイエスだった。
協定なんてものは、さして気にしていなかった。]
[12thの言う、陣営、というものが違った相手。
それに気づきはしていた。 のに、]
勝負の世界から来たってのに
随分と、姑息な手を使いやがって。
それが 頑張ってる世界出身の
する事かよ、ったく。
……、は。
聞こえなくて良かったぜ。
これは唯の愚痴だ。
負け犬の遠吠えって奴だよ。
[はん、と鼻を鳴らしてから
言いたい事を言えば、4thから顔を反らした。]
[―――それから、
空に太陽が高く昇るまで
暫く屋上に1人でいたけれど、]
野郎が死体の傍で黄昏てるとか
絵にもなりゃしねぇ。
[何も出来やしない。
その不甲斐なさが、足を止めていて。]
…7thも死んだ、って
言ってたな。
[同じ境遇の彼女は、なにを思っているのか。
しかも殺した相手が、2ndとなれば、なんとなく放置できない気がして]
[5階へ降りると、知った顔も見えたけれど
今は、と7thが殺された場所へと向かう。
そこで、壊された端末。
外傷のない7thの死体と、彼女の魂があった。]
傷ひとつない、か。
マシロなりに 考えたのかねぇ。
[羽織っていた茶のコートを、
7thの上にばさりと掛けて]
泣きたい時は泣いとけ。
俺はすぐに消えるから。
[そう7thに言えば、じっくりと見る事はなかったこの世界のショッピングモールを鑑賞するように歩き出す。]
[5階のフロアを眺めながら歩いていると
仲のいい家族連れが手を繋いで歩いていた。]
……。
[言葉はなく、ただ、内側が締め付けられた。
ゲームは続いている。
けれど、もう、自分は――。]
…、ったく、脱落者の扱いは放置かよ。
カミサマ。
[家族連れから視線を、声がする前へと戻す。
その姿は、あの柱の上で見た女性のもので、]
…、ったく。
ようやくお迎えか?
[コートを脱いだ、白のシャツ。腕を組みながら、見下しながらナオへ問う。]
…あんだけ苦しい思いが 夢でした
で、済まない事くらい解ってる。
[ただ、思い出したように痕はないのに
首元に手を添えて、一度なぞる。
表情は、感情が入り交じり複雑なもの。]
―――
[死んだ、と告げられる言葉。
短く瞼を落とし、口を横に引き結んだ。]
[すぐに目を開くと、ナオが上を指差していて
天井を見上げるがそこには何もない。
「神の座」と聞けば、最初のあの場所かと思い至る。]
…見守る権利は、まだ、あるって事か。
[口髭を揺らし、口元を緩める。]
[右手を重ねられれば、緩く指を曲げて握る。
さすがにその仕草に乗じて手を撫ぜるなどはせず、]
――― …ッ
[何か呪文のようなものを唱えたと思った次の瞬間、
最初の場所――水の流れる柱へと移動していた。]
これは、…
[瞳を開き、映し出される映像に目を見張る。
無数の目にすべての参加者が監視されているかのようで、]
ここで見てた、ってわけか。
[はぁ、と息を吐いて、くしゃりと帽子でべたんこになった
後頭部を手で掴むように撫ぜる。]
…、気分なんて全然よくねぇよ。
[上手くできている。そこにいる人たちの声も聞こえる映像だ。
4thが自分を殺した理由には、納得が出来ない部分もあったけれど
納得せざる得ない部分も含まれていて]
だから、 迷いがないか
再確認しにきやがったのかよ。
…、言葉数が少なかったのは
どっちだよ。 狸。
[また、気付けば4thに悪態をついていて。
そんな自分に気付いて、溜息を吐く。]
…茶。
[ぽつ、とナオに呟いて、もう一度]
気分転換に、美味い茶をよこせ。
[どこか拗ねたように茶を*要求した。*]
[8thセイジが、9thデンゴに伝えられなかった
何かを、伝えようとしてくれるのを見れば]
案外、律儀だな。
…、でも、まぁ、今更な話だけどな。
…神だろうが そこに個があんなら
そいつの我儘が 全てだろ。
[やさしいかみさま、と言う2人の会話に独り言を挟み]
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