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[昨日の夜にあったことが
何もなかったかのように目を覚まし、畑に向かう。
そこに咲いているのは、相も変わらず褪せた色の花]
……昨日も寒かったしね。
これ以上はどうにもならないのかな……。
早く暖かくなればいいのに。
『堰』を越えられれば。
[それは、遠い昔の戒め]
ここから、出られる。
[封じられたナニかの渇望は、現状を忌避する少年のこころと結びついて]
……なんにもない、ここから。
[歪んだ共生は、互いを浸食しかけていて]
……だから……。
[空間を共有する声が届かない今、存在は願いにのみ傾倒してゆく]
/*
なんとなく、書いておいてみる(なんとなくって。
しかし、上手くまとまるんだろうか、コレ(とおいめ。
赤でのお互いの設定とか、全然あわせてないもんなー。
オレは思いついたらぽんぽん放り投げてたけど。
ばーちゃんの設定は、結局よくわかってないオレorz
[走って、叫んで、辺りを見回して。あんころ餅屋の手前で、足を止める]
ヌイ……と、セイジ!?
[憔悴した様子のセイジ。珍しく襟の付いたシャツ姿のヌイ、二人の傍らに立つ人影]
……ボタン、婆ちゃん?
婆ちゃん、じゃよなあ……?
[呟きに返る声はない。
だから、ナニかは笑わない]
……別に、静かでいっけど。
[呟くのは、少年なのか、ナニかなのか]
いつもと……かわんねぇし。
[店先からは少し離れて、「3人」を見ながら、両手で耳をおさえ]
ああ、またじゃ。また、合うとらんラジオの音……。
ボタン婆ちゃんの、声が、聞こえん。
この……キンキンする音、何じゃ!
/*
や ば い 。
見事にポイント抑えられてるー!
うわあああああ、どーしよ、どーしよ。
[くろねこ、鍋のなかでごろごろちう]
『もうひとつ』 『いるわ』
『お社の力が』
『うふふ』 『くやしいから』
『どうするつもりかしら』 『うふふ』
『あのひとが』
『アンも』 『だいじょうぶ?』
『ふふふ』 『セイジを』 『プレゼント』
[耳を苛む、何かの声]
[家に戻ると、父親がヌイにサマーセーターを渡していた。
そこで初めて、自分の身に起きている異常に気がついた。
誰もキクコがいないかのように振舞っている]
あれ、どうして?
私、ここにいるのに。
[そこで気がつく。
自分の体が透けていることに]
――え?
私……どうなっちゃったの?
[耳を抑えたまま、小さく叫ぶ]
やかまし……!
……あ。
[雑音混じりの声をかき消すのは、ヌイの静かな、低い、問い>>44]
そうか。
そこにおるのは、ボタン婆ちゃんで、そんで、別の何か、じゃな。
タカハルも、その何ぞわけわからんもんに……。
ネギヤさんを消してしもうたのも、そいつらか。
セイジが聞いた声は、それを教えてくれよったもんか。
『堰』の先へ。
……縛から、自由に。
[零れるのは、ナニかがずっと願っていたこと]
……ここから、外へ。
[続くのは、少年の抱く幼い願い]
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