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-自宅-
[明かりの無い居間のテーブル。]
っ…
[涙を流し笑いながら、座っていた]
ぅぅぅ
[テーブルの下、手の中の携帯が鳴る。]
[其処に表示された父の名。
帰ってきたのだと、すすり泣いた]
[送信ボタンを押した後、そっと店を後にした。
目の前で誰かが消えるのをまた見たくなくて。
道をとぼとぼと歩いていれば、人がいる気配。
見れば通りをいつものように人が歩いているのが見える。]
元の世界…?
[立ち止まりしばし考えて、彼と初めて会ったあの公園へ気付けば駆けていた。
彼が戻ってきているかはわからないけれど。]
[震える携帯に涙をこらえ、出る]
…はい
[声をきいた父は最初、涙に触れようとはしなかったが、しばらくの会話の後に腫れものにさわるように触れた]
…大丈夫
[それでも言葉を紡げば余計に心配したか。明日はなるべく早く戻るといい、電話を切った]
[どこかで携帯の音。
外へ出て行くミナツ。
ふと手元の携帯の画面を見た]
…あ。
[メールが、ぽつりぽつりと届く]
……。
[なぜか涙が出てきて、それを振り切るように
店を駆け出した]
かーちゃん。
…かーちゃ…ん……っ!
[戻ってきた人の流れ。
時が戻ったと確信を抱き、団地の下に立った]
−藍住中央公園−
[はぁはぁと息を切らせて公園の入口に立つ。膝に手をついて公園の中を見るも、彼の姿は見えない。]
いない…。
[彼が戻ってくるのかも戻ってこないのかもわからないままで。
携帯に電話をしてみようと思うも、ジュンタの携帯は自分が持っていて]
………。
[公園の中へ入り、すとんとベンチへ座り天を仰いだ。]
[切った携帯の画面を見つめ。
そうっとキーを操作し、送信フォルダを開く。
其処に残る最後のメール。
あの人の名が、其処にあった。]
[暫し見つめ、閉じる。
保護はしなかった。やがて、あの時の雪の様に。新しいメールにおわれ、溶けきえるだろう]
[見上げた団地の窓にはぽつぽつと明かりが灯っていて
息をのんで階段を駆け上がった]
…ばんっ!
[玄関の扉を勢いよく開けて、中へ駆け込めば]
『伝悟っ!あんたどこ行ってたのっ!』
[ずっと逢いたかった姿がそこにあった]
か、かーちゃ、ん…うええっ…っ、ひっ…ぐっ…
[そこから先は言葉にならず。
ただただ懐かしい温もりに顔をうずめる]
『…伝悟?どうしたの?あら、アタシのケータイなんか持って…』
[困ったような声を上げる母親にただ、ただしがみ付いて。
ずっと我慢していた涙は止めることは出来なかった**]
[俺はどうしたんだろう。確か麻婆豆腐を……いやいや、そうじゃない。そうだ、俺は一度天に還ったんだ。そして、気がついたら………]
なんでここやねん……
[公園の樹の上で寝ていた]
[自室へ向かう足取り
いつか、彼がくれた名刺を思う
それは鞄の中にまだあるだろうか]
[あれば意地でもそれを手掛かりに彼の墓までたどり着いてやる。その時はあの世界のみんなを誘いたい。]
ありがとう
[鞄の中、小さな長方形の白に告げて*ほほえんだ*]
[下に降りようと見下ろせば、そこにはあの人の姿があり。そっと近寄れば、前に彼女が絵を書いていた場所へ。]
やぁ、黄色い人。
まだ俺の事は覚えてっかい?
[かけた声は、彼女に届くか*]
[しばらくの間そうしていてもやっぱり彼は現れなくて。]
戻ってこないのかな…。
きっと向こうでアンちゃんに会ってこっちに戻ってきたくなくなったんだ。
[涙が一筋流れる。
ベンチから立ち上がり]
家に帰ろうか…。
[そうぽつり呟き、ジュンタの携帯を見て]
ジュンタのばかー!!
[そう叫んで、公園を後にしようと入口へと足を向けた。]
/*
ダメだったらごめんなさいごめんなさいと言いながら、中身が耐えきれずはみ出ました。(でろ
皆さん、お疲れ様でしたー!
ましろん、待ってなくてごめんね。(土下座
―数日後・実家―
[ささやかな葬儀もおわり、遺影の前で手を合わせるメガネの少女。]
「…お兄ちゃんの、バカ。」
[茶の間のテレビが告げるニュースは、乗るはずだった飛行機の墜落事故。]
「ほんと、バカ。」
[畳に落ちる、透明な滴。
線香の煙が僅かに*揺らいだ。*]
ましろ>……みつきさんだったのか(びっくり
いや、体が一番大切なんだぜ。
しっかり休むんだぜ!
村立て様>はじめまして……ではないんですよ。
多分、何度もご一緒しています。
俺の思い違いでなければ………(目そらし
美夏ちゃん>お噂はかねがね、会えて光栄っすー!
いや、ジュンタの背後なんてもうなんか………
「嫌っこの男軟派すぐるっ!」
とか思ってたんっすけど。
なんだかんだで好きになってもらえて良かったっす!
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