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……んー。
ま、こんなモン、か。
[呟いて、かたり、と置くのは古風なデザインの万年筆。
その横には濃いブルーのインクで綴られた、一見すると暗号のような構想メモ]
大体まとまってきた、し。
……気晴らしに、散歩にでも行くかあ。
[呑気な口調で言いながら、独り暮らしのアパートを出て。
ふらり、宛てなく歩き出す**]
それでね、両手いっぱいのシロツメクサを抱えたまま振り向いたその子は……
こぉんな顔をしてたんだってさ!
にゃはは、びっくりしすぎだよ。
[友人のビビリ具合に爆笑した後、満足した少女は顔に張った濡れティッシュをふき取った]
[風に混じって、子供達のはしゃぐ声が聞こえる。]
いつの時代も、こどもって元気ね。
こどもは風の子元気な子、だっけ?
[頬を撫ぜる風に肩を竦め、
雑貨屋の引き戸を開ける。]
こんにちは。お婆ちゃんいますか?
[「すみれちゃんかい?」
耳慣れた声と共に、奥に見え隠れする姿に、
頷き、かるく会釈する。
昔はよく通っていた店も、
いまではあまり訪れる機会がなくなっていた。]
節分に使うお豆の注文、お願いしたいの。
*子供会用の*
[かん、かん、と乾いた音を立ててアパートの階段を降りる。
下まで降りると、羽織っていたジャケットのポケットから紅い小箱を出して、更に中から白い煙草を一本取り出し。
鈍い銀色の、愛用のライターで火を点けた]
……ん……あ、大家さん、どーも。
[紫煙をひとつ、吐き出したところで大家の視線に気がついた。
に、と笑って、ひら、と軽く手を振る]
え、やだなあ、夜逃げじゃあないですよ?
次の締め切りまでは、まだ余裕ありますし。
……落としたりしませんよ、そんな何回も。
[また書けなくて編集さんから逃げるのかい、という大家の問いに。
頭を掻いて浮かべるのは、苦笑い**]
[皺む手で書き留められる注文書は、
老いた歳など感じさせない。]
まだはっきりした量は判らないから、
大まかな数でお願いしていくわね。
はっきりした数は明後日か…、
遅くても二十六日には判ると思うから。
[次の来店する予定日を告げ、
来たついでにとジャムパンをみっつ、購入する。]
[お釣りと手提げ袋を受け取りながら、
年寄りお決まりの質問には、軽くくちびるをゆるめ]
そうねぇ。でもわたしの場合、
相手を探す所からはじめないと。
[紡ぐのは、思ってもいない、やさしい常套句。]
あ、そうそう。
おばあちゃんなら憶えてるかしら?
[かわす言葉も常套句なら、
否定する言葉も常套句。
慣れるやりとりを、軽く抑えて尋ねる。]
駐在さんとの間にある空き地。
あそこって昔、何か建っていたかしら?
[取り敢えずの注文を済ませ、
再び、真冬の道へと歩き出す。
時折強く吹く風に混じり、
何処からとも無く薫る、紫煙の残り香。
鼻先をくすぐられ、思わず身を竦めた。]
さむいなぁ…。
[悴む手でマフラーを引き上げて。
家までの道を、ゆっくりと辿った*]
―駐在所―
はい、天丼1つ。
[駐在員の前にあった机の上に弁当の包みを置く]
たまにはサラダも頼んでくださいね。
[節介を焼くような物言いで駐在員に言うと、彼は少し困ったような顔をした。
受け取った金額に違いがないことを確認すると]
毎度ありがとうございまーす。
またよろしくお願いしますね。
[そう笑顔を向けて乗ってきた自転車で駐在所を後にした]
[弁当屋へと帰ろうと自転車をこいでいると、車輪が何かをはじいた感触があった]
あれ?
[と思うも、よくあることで特に気にはとめない。
その正体が[ダーツセット]とは*気づかないまま*]
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