情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[男は上空から村を見下ろす。
他の魂らしき気配に言葉を添えず、ただ見下ろす――
その顔を覆う包帯は無く、
とても見目良いとは言い難い男の素顔が晒されている]
…今更、とも、なんとも詮無いが―
そう思えるのが義理だと確信無い程には、棲み良い村だったな…
[それからゆっくり下降する。
透ける自身の体も、それ以外も、視界そのものが久しい男に大した違和感を与える事は無く]
…ああ、だがやはり―
あながち間違いでも、無かったのだな。
[全員殺して終えば良いと思ったのは本気で。
大恩ある長老のこの村を護る事にすべてかける男に、残る「容疑者」達が映る*]
姉様……?
[ゆっくり、ぞわりと顔を這う指をうっとり見詰め
次第に狭まる世界に惜し気は見せない
閉じた眼窩に広がる赤い世界は甘すぎるほどの傷みと恍惚 ]
私の世界なんて狭いのに そんなもの 美味しくないわ…?
[世界が彼女の口の中で蕩ける間、思いを馳せるのは……]
[たゆたう意識はそこで途切れる。
生死の狭間、聞こえる声に命を感じなくなったのは
残された半分の世界が色を失ったからか
赤だけを望んでも色亡き世界は灰色で]
あかぁい…あかぁい……
それ以外は、いら ない……
[自ら殺めた男の声も
杖に音色奏でる男の声も
赤恋うるを伝えた男の声も
秘密を語った女の声も*]
誰も、誰も私に赤をくれない
なら、もういらないわ
貴方達なんて、もうイラナイ
綺麗ゴトも世迷ゴトもこの村も
赤くないものは皆イラナイ
[狼の唸り声に目を細める。
今まさに崩れそうだった―最も男がその事実を知ったのは今だというのは皮肉でしかないけれど―レイヨの小屋から、崩れる音。
温度感じぬ冷たき雪の動き]
…――おこがましい、か…?
[自身に浮かんだ感情に、微に困惑した態で
行く末を、見つめて居る*]
/*
いろんな意味で間を取りました。
且つ、まぞい。<使者状態確定
どうかな。だめかな。
村勝利でなくていいの…?
芽は残しておきたい…
[蛇と狼を遣う者と車椅子の男の会話に
僅かに眉が下がる]
病、か。
全然気づけなかったねえ……
もし、少しでも気づけたなら。
もっと違うことになれていたのかね?
[為される事に、けれど視線は逸らさず。
ただ、帽子をぎゅっと深く。]
見えずも見えるその景色。
松明が、火矢が、そこかしこに見えようか。]
見届けるまでは、死んでも死にきれねーわな。
[もう、何も出来ない体。見ることしか出来ぬ。
それでも――]
今も俺は、無力だとは想ってない。
[ドロテアには聞こえようと聞こえまいと、呟き。]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了