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[一際大きく列車が揺れ目を閉じ衝撃をやりすごす。
目を開ける前。座席の感覚が消え、ふ、と身体が宙に浮いた]
…いて
[無感動な声。あたりを見渡せば其処は[コピー室]――]
コピー機…ってことは
100年前ではなさそうだな
[頭を掻いて立ち上がる。
扉に手をかけ、深呼吸]
…迷子にも、ほどがある
[{3}年前、いや、その起点が何時かというとよくわからないが、暫く前。扉や窓、あらゆるものが時空を超えてしまう体質に変化してしまった]
もう慣れたし…どうしようも ……ない!
[気合を入れて扉を開ける。その向こう、広がった世界に息を飲み――**]
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