[1] 絞り込み / 発言欄へ
[投票の…矢先はむかいの文字…
別に憎かったわけじゃない、殺そうと思ったわけでもない。
けど一つ出た結論は生きるためには、必要だと思った。
彼の気持ちは痛いほどわかる。
けれどその決断は重く、受け入れる気持ちになれず、返ってきた反対の言葉にいつしか、疑心暗鬼となって根源を屠る。]
……。
[メールに届く内容は、どこか見ていて悲しく。
たった今助け合おうと手を差し伸ばしてくれた人は死んだ…
震える手でメールに『今から行くね…』とだけ書くと、パタンと折り畳んでポケットにしまう。
足はJ10へ向けて進んだ]
イマリちゃん……どこにいるのかな?
[横断歩道の真ん中で佇み待つ自分]
―横断歩道―
[歩道にイマリは来てるだろうか
途中にお楽しみBOXから[つぶ餡]を手に入れたものの待つのはやはり不安が襲う。
二度三度振り返り彼女を見つけたなら少し怯えた目で顔を見て語りかける。]
…イマリちゃん…助け合えば生き残れるの…?
私…どうしたらいいのかな…
[今にも泣き出したくなりそうで、けれど不安は募って…涙の雫は頬に垂れて伝う]
待って…?
[傷だらけの手足と青いチーフに懸念して、抱きつこうとする体を押し戻す。
触れた手はひやりと冷たく恐怖を覚えて警戒しながら後ずさり。]
ご…ごめんなさい…
でもその傷……どうしたの?
[武器もなく距離を離して逃げられるようにするもののイマリに不気味さを感じて様子をみる。]
強いとか…そんなのじゃない!
アンちゃん…、うう…
信じ…られない…
[名前のあがった級友は誰かに殺されたとは思ってた……投票の前に死んだのだからとそう考えて彼女の傷だらけの肌を見れば…りゅういちろうなのかイマリなのか殺したのはどちらかわからない。]
むかいくん…りゅういちろうくんを殺せば終わるって言ってた…
ちゃんとむかいくんのこと、信じればよかった…
[手を広げても素直に怖く、泣きそうになりながら感情が溢れそうになる胸を抑えてまたずさり、]
来ないで…人殺し…
[1] 絞り込み / 発言欄へ