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[総てを賭して、
杖持ちの書士が村の滅びへ身を傾けたように。
蛇を連れたひとりの遣い手も、総てを賭して、
奪われる落胆と苦痛に満ちた死を長引かせ…
裏切りの結末を救われず陰惨なものへと傾ける。
冒す危険を、片割れは止めようとしたか否か*]
[藻掻くほどのちからも失ったビャルネの右腕が
誰の何へと反応したものか――ぴくりと動いた。
彼のひくつく指先が、虚空をさまよい赤を落とす。
或いは、ただかき集めようとしたのかもしれない。
流れ出すいのち、やらぬと宣されたとどめ、望み。
然しその指は、宙へ何か文字を記そうとする態とも、
その場にいる何者かを指さそうとする態ともとれて]
――…
[蛇遣いは、賭けの結果を見出そうとする面持ち。]
手遅れ。 そうかもしれん。
だが、――村もそうかね? 違うだろ。
[呆と言うカウコへは肩越しの応答。ビャルネの
折れ砕けた腕を握り、意識を保たせようとする。]
…レイヨ、ビャルネに―― 否、
[車椅子を軋ませる青年の名を呼びかけ…やめる。
彼の家、卓へ薬草扱うらしき設えは見ていたけれど]
ウルスラ先生、居るかね?
気つけ薬か何かを――――
あ、ッ…
/*
個人的に、「様子見」は
置いてきぼりなPCを出さないように
発言を自重しつつログを精読する時間です。
皆さまはどうお使いなのでしょうかとエピ用に。
[背に受けた、イェンニの恨みがましい視線には
気付かずも―――確信と必要を持って長引かせた
断末魔とその赤は不満をそのままにさせたろうか。
もはや骸となったビャルネに詫びて触れるレイヨの
横顔をしばらく眺めていて…やがて吐息を漏らし]
戻ることが必要なら…そうするといい。
[運ぶ手助けに関しては、黙して被りを振る。
必要なのはこの場で雪を掘って埋める人手であり、
レイヨがその作業に適しているとは思えずに――]
…どうだろうかな。
機会をお前から奪わずにいたかったのは、確かだ。
[ビャルネの肺から抜けきらぬあたたかい空気が、
かぱ、ぐぱ、とまだ喉の刺創を泡立たせている。
しばらく見詰めていたが…イェンニを振り返り、]
彼――… カウコかね。それともビャルネ?
[尋ねながら、両方だろうかとも含む。
妹分の後ろへ獣医たるウルスラを見つけて眉を下げ]
…先生。
ビャルネは妙なことを言ってはいたが――
――うむ。
イェンニにそう告げたと…あたしもあの後聞いた。
[潔白。まじないかどうかも知れぬそれ。
イェンニの言をついで、ウルスラへも伝える。
"あの後"、は彼女と自身、
そしてビャルネの三人で話した後を示していて]
どう思う、先生。
あまり口にせぬ方がよいかね…
或いはまじない師が死んだかもしれん、とは。
…村の中まで狼がうろつきだすと、
家から出られず孤立する者が出てしまうぞ。
ドロテアの代わり――と言ってやるな。
長老さまも仰っていたろう、代わりはいないと。
[老爺の唯一の慰めだろう言を思い起こしながら、
イェンニを窘める。血を舐める所作は窘めぬけれど]
…カウコに、か。
ビャルネが殺されたのは…あたしの所為だろうな。
[胸裡へ確かめるよう、零す。ビャルネの杖を持ち]
あたしはカウコへ、あたしを潔白だと
言ってくれてる者が居るとは言ったが…
ビャルネがそうだとは、教えなかったんだ。
[偽りなき感慨のままに、白蛇に触れつぶやく。
冷える屋外――それはまた動かなくなっている。]
まじない師の可能性を見ていたら、
カウコは白髪頭を殺さなかったかもしれん。
その"ひとつだけ"は…ああ。
一緒に聞いた。
[狼使いに味方する者、その一人の存在。
蛇遣いが、ウルスラと共有すると知る情報。]
あれについては、口外してないがね。
恐怖にかられた皆が、自分こそその「一人」だと
思い込んでしまうときが…恐ろしいからな。
[詳細は口に出さぬまま、ウルスラの瞳へ視線あて
彼女の見解が知りたいと求める態で目配せをした。]
否、…
ビャルネが言っていた「白」は
あたしだな。――"トゥーリッキ"。
[ウルスラの確認へは、つと自らを示し訂正を。
この地に住まいする折に、長老が伝承から取って
名付けした――――蛇使いのこの地での呼び名。]
それをイェンニが聞いたのさ。
他に聞いたやつがいるかどうかは…わからん。
…そう、言いふらせないからな。
だが先刻… ビャルネに他を尋ねようとして
促したから、他へ勘づかれてる可能性もある。
/*
…みそちゃさんのキャラは、
常に 役職[みそちゃ]でいいと思う。
この村には狂信者がふたり、ではないのが味噌です。
カウコは長老さまの元へ向かったのだろう。
質す場は、あるだろうよ。
[見遣ると紅い、イェンニのくちびる――
蛇遣いは、ぐず、と鼻先に音を立てる。]
…寒いな。脱ぐと寒いだろうな。
[然し声に迷いもなくて、纏う毛皮に手をかける。]
白髪頭の、むくろは――
こればっかりは、男手に期待というやつだ。
[妹分の言を掬って問いかけるウルスラを見遣り、
その遣り取りが終わるのを待つ。脱いだ毛皮を
ビャルネの身体へと詮無くも風に晒されぬようかけ]
ん… 先生がそう思うなら、
他へ話すに止め立ても出来んか。
――わかった。
[何がわかったとも添えず、ふると身震いをした。]
[不穏にも拗ねめいた言を残して去っていく妹分。
手を焼く態で見送ったあと、蛇遣いも歩を巡らせる]
狼遣いに、味方する者がいたとして――
先生、それはイェンニではないと思うと
詮無いがあたしから言わせておいてくれ。
あんなだが、理は通るから
ビャルネもあたしのことをあれに話したのだろうし。
[白蛇の頭を片手で抱え込みながら、
ウルスラの瞳へどこか頼み込む面持ちで口にした。]
…ああ。
先生に話せて――少しばかり安心したよ。
はっきりしているのにはっきりしないことを
胸裡へ持って置くのはどうにも落ち着かんのだ。
[男たちを呼びに行くウルスラへ礼を添えて、
自らも防寒着の換えを取りに住まいへ戻りゆく。
まだその場へマティアスが残って居たなら――]
… 何故、ひとりで見に行こうとした?
[声をかける。後で訊かせろと含める態で*去り*]
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