情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[さくり じゃらり
雪を踏む。ビャルネの杖が鳴る。]
狼にあやつられているかもしれんと
感じるのは…厭かね。
[対たる者へ、いつかの言をなぞるように問う。]
――いっそ、おおかみになれればと思うかね。
帽子の男…
…骨鈴の――…お前の名を。
お前自身が認識する音で、
…聞かせてくれるといい。
それも、あたしが憶えておくよ。
[それ"も"と口にする蛇遣いが、
儘に憶え攫いゆく*ものとは*]
―― 自身の住まい ――
…師というものを、初めて持った気がする。
[あたたかな部屋。替えの防寒着の袖へ腕を
通しながら、蛇遣いは感慨のままにつぶやく。]
生ける師と、死せる師と。
あたしは恵まれているらしい。
[あたたかくとも、吐息は室内でもやはり白い。
結い髪の下へ手の甲を差し込んで、毛皮の襟元へ
挟まれた髪束をばらりと広げ――背へと垂らす。]
いまは… 死せる師と共にゆこうか。
[蛇遣いが惨劇の場へ留まっていたアルマウェルへ
声をかけたのは――レイヨが>>73場へ戻る前のこと]
…そのいろ。
お前が選んで身につけているのかね、赤マント。
それとも――やはり役目柄というやつなのかな。
[ビャルネを埋めるにしても運ぶにしても、相手は
作業中だろう。蛇遣いは、首元の大蛇を抱きながら
アルマウェルの手元へ視線をあてて低く声を零す。]
ん… なんだな。
見つけてほしそうにみえるんだ。それだけさ。
[右手には、奇妙な球体を螺旋状に下げた飾り杖。
ビャルネの持ちものだったそれを――佇む蛇遣いは
地へつかず、前後の間合いを取る態で携えている。]
このあと、お前は役目があるんだろうがさ。
あたしにはまじない師が誰だかということは
知らせてくれるなよ、頼むから。
――探すべきを間違えたくはない。
あとは、そうだな…
あたしがカウコのようなことを
やらかしそうになったら、止めてくれ。
[知己の名を出す折は、苦い面持ち。横目に見遣り]
止めてくれなくて、後でやらかしたと判ったら…
次はお前へ矛先を向けるかもな。
[そのあとは、暫くアルマウェルの作業を見守る。
先刻己がかけた毛皮へ、ビャルネの血染みが浮く…]
…そうして、容易に己を出せぬ使者は。
この村が喰い尽くされてしまったなら
…どこへその知らせを運ぶつもりなのだかな…
[独り言めく呟き。死せる者はもう血を流さない。
生ける者はしろい呼気を風に流して、やがて離れ*]
[――蛇遣いは、長老のテントを訪ねなかった。
惨劇の場へ居合わせたか居合わせなかったか、
記憶に定かでなかったヘイノとラウリを訪ね…
それぞれへ、僅かばかりの差し入れを届けた。
ストーブの上へかけっぱなしだった芋と鱒の塩煮は
食べ頃より少し煮詰まっていて…まあ食えるだろと
常から食に関して大雑把な蛇遣いは言い訳めかす。]
…後で、アルマウェルが来ると思う。
[別れ際に添える意味合いは、それぞれが知る――]
まじない師が卦を出していたのは、
どうやら赤マントを見立てたいうことらしい。
[名を出した使者について、片割れだけへ添えたこと]
ビャルネの嘘がまことになるとも限らんし、
あたしは今のところ手を出す気はないがな。
[携える書士の杖は、水平に手にして在れば
しゃらとも音を立てることはない。縋らぬ杖。]
"49"、…まだ戻らんかね。
[――やがて訪ねる、マティアスの小屋。
長老のテントへ向かうと別れたきりの彼は不在か、
戸口の厚い引き布越しに、 あん と声がする。]
…
そうだな。奴ではない。
だが腹が減っているというわけか。了解した。
[別段声に出す返答する必要もないことを呟いて、
蛇遣いはマティアスの留守宅へと躊躇わず入りゆく*]
/*
村側勝利で考えつつも、
じゃあ村側勝利でひどいのってどんなのだろうと
延々と考え続けてますとまりません。
レイヨは吊り損ねたなあ。
吊るのが残酷かなと思ったのですけれど。
カウコは生存敗北がおいしそうですけれど、
しかしそれだと他キャラの見せ場が薄くなる予感。
難しいむずかしい。
/*
マティアスはまだ設定小出しのご様子。
じっくり話してみるまでわからない。
イェンニは下手すると今日吊りかかるかなあ…
惜しいなあ。
アルマウェルはSG希望なのでしょうか。
積極的には陥れに行けないのでどうしたものか。
ウルスラ先生は中〜終盤での喰い。
ここは生前襲撃描写、且つGJされたくないので
今夜カウコ喰いに行きます。
そしてヘイノの人とラウリの人の
お心とリアルがご平穏であることを祈ります。
―― マティアスの留守宅 ――
[世話を任された橇犬の仔、その毛並みのいろを
マティアスが知っているか否か蛇遣いは知らない。
飛び出してきた毛玉をちらと見遣ると、そのまま
足元へ纏いつかせてマティアスの「家」へ入った。]
…寒いな。
[呟く蛇遣いの足元で犬がしたん、したんと跳ねる。
媚び強請るすべは、生をうけて間もない者の本能。
浮かべる嫌悪もないままに、蛇遣いは燐寸を探す。]
…っ、 熱…
[ ――じゅっ、
とちいさな音がして、蛇遣いは低く声を立てる。
火傷した右の小指を反射的に庇うその様子にか、
あんあん と鳴いていた犬は耳を立てて立ち尽くし]
なに、…大事ない。
…それよりも、部屋があたたまるのと
お前の同居人が戻るのとどちらが先かね。
[小さな火傷を詮無く己で舐めながら腰を下ろす。]
[胡座の膝上へ、ぽんと人懐こく乗ってくる仔犬を、
蛇遣いは撫でない。右手を腿へ軽く載せて無視する。
しばらく好きに嗅ぎ回らせて舐めさせて、ストーブに
柔い火が回るのを眺め――何をするでもなく寛ぐ。]
……
[そのうちに仔犬が最前の火傷を舐めても…儘に。]
[ぴと、][ぺろり]
[心配げな舌使いが、懐こい円らな瞳が、生焼けの
人肉の味を知りゆく熱を帯びるに時は…長くない。]
――痛。
こら、噛むのはいかんぞ。
笛が吹けなくなると困る。
[まだ尖らぬ牙を立てた子犬を窘めると、
無邪気そうないきものは我に返るよう。
次いで――戻り来たマティアスの姿に
振り返って あん と高い声を上げた。]
おや、戻ったか。
盗るものは…無いかね?
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了