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化粧師 ンガムラは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[アンはまだ、帰ってこない。
ロッカとケンも、帰ってこない。
そして、ザクロと、モミジも]
……、
[また、夏が来た。
今年も、祭は行われた]
……
[からり、からり。
涼やかなビー玉の音が、蝉の合唱に紛れて揺れる。手にしたラムネが立てるそれを聞きながら、青年は木陰に置かれた長椅子に座り、白く灼けた風景を眺めていた。首からはやはり、カメラを提げて**]
あーあ、
「招かれないように気をつけて」って言ってた傍からこれだし…。
[揺れる視界に、総てを悟ったのか。
謳うような声は、それでもどこか安堵の色。]
――知らないならいいわ。
[くつり――。
悪戯を企む悪い笑みを浮かべ。
素っ気ない言葉で返す。]
ただ、もう一度…
見たかっただけだもの。
[「コエ」に送られる「代償」に。
添えられる「代花(価)」は、あまりにも美しかったから。]
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祖母モミジ 48年前神隠し(25歳くらい)
母カエデ 49年前出生
娘モミジ 21年前出生(母28歳)
こんなもんだろうか。[何してる]
お婆ちゃん生きてたら(死ぬ確定かい)73歳。
いいとこ。
化粧師 ンガムラは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
そうだね、今日は妙に蒸し暑いから。
カキ氷…アイスキャンディーでもいいな、冷たいものを食べたいね。
うん?あっち?…あぁ、本当だ。
ダンケ兄さんに…化粧師の、お兄さん。
……ううん、ごめん。
やっぱりまだ駄目みたいで…少しあちらの長椅子で休んでるよ。
すぐ戻ってくるから、皆この辺りで遊んでいてくれるかい?
…ふぅ。
──…おや?
シンヤ君じゃないか。
久しぶりだね、卒業式以来かな?
…と、ごめん。
少し暑さにやられたみたいでね。
隣、座らせてもらうよ。
…シンヤ君。
君は今年のこの祭り、楽しみだったかい?
僕はね、嫌だった。
アンもいない、ケン君もいない、知っている人も知らない人も、いなくなってしまった人がいるのに、何でって。
また今年も誰かいなくなるんじゃないかって、怖くて。
あの言い伝えに縋ろうと思ったけど、結局駄目だった。
兄さんが案内してくれるって言ったのに、僕は、怖くて逃げてしまった。
皆を返して欲しいと願いたかったのに、その代わりに誰かが死なせるなんて嫌で。
皆返して欲しいんだ。
でも、また誰かがいなくなるのも、もう嫌なんだ。
僕はただ、皆がいる日常を取り戻したいだけなのに。
なんで、それを叶える術が見つからないんだろう**
/*
なんかすごく眠くて起きてられる自信ないのでpt使いきってしまtt
シンヤ君いないのに勝手に横でぐちぐちしててすまない。とてもすまない。
そして投票どうしよう…兄さんにするべきかなぁどうかなぁ。
デフォはンガムラさんなんだが。
しかし何で僕最終まで残されたのだろう…
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