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ふむ………こんな透け透けじゃぁ牌も握れねぇよなぁ………
あぁ、打ちてぇなぁ………
[なんとなしにマシロを追いかけながら呟き]
[切れる息は空へと昇る。
兄は今、何を思っているだろうか。
そもそも死者は何かを思っている、なんてこと考えること自体が生者の思い違いかもしれない。]
…………………。
[携帯にぶら下がる2つのビー玉。
顔の前に持ってこれば、それが揺れた。
1つを覗けば青い世界。
これは、きっと息苦しく生きる己の世界。
もう1つを覗けば。
澄み渡った、けれど不明瞭な世界。
これは、兄の世界なのだろう。]
[透明なビー玉の中の世界。
そこにいる人間は、ただ1人きり。]
見つけた…、やっぱりね…。
[ビー玉の中にいるのは。
学生服の少女ただ1人きり。]
…………………。
[あとは無、ただ。]
…………………。
[深く吐いた息は白となり*空へ昇った。*]
[デンゴが眠ると言ったなら、押入れから布団を探し出し、敷いて寝かせるだろう。
少年が寝ている間、眠る事もできずジュンタの携帯を握りしめたままで。
ふと思い出す。雪が天へと戻っていく中、彼が自慢できるかもと言ってムービーを撮っていたのを。]
勝手に見てごめんね。
[もうそこにはいない彼にぽつり謝罪の言葉を呟き、フォルダを開いていく。
一番上にあるムービーを再生すれば、変わらぬ彼の声が聞こえて]
元の世界に戻ったら自慢するって言ったくせに…ばか…。
[ぽつり呟く。]
死者の想いを還せば…戻ってくるんだよね?
[そこにはいない彼にそう問い掛けた。]
/*
いきあたりばったりすぎるぜぇ…。
あと投票も占いもデフォがズイハラさんなんて、どんだけですか。
らんだもの神様はおじさんがお好き(笑)
-回想・コンビニ-
[何故、どうして。]
――っ、
[繰り返し、溢れる思いは温もりを
感じられない彼の体に触れ、凍る。]
――、
[何故、彼で在ったのか。
何故、温もりを、感じ無いのか。
何故、彼はそんな言葉を紡ぐのか。]
[思いを堪えきればせず、涙となって流れ。
其れを隠すように俯き、黙り込む。]
[ズイハラは何か言葉を紡いだろうか。
其れに対し、答える余裕を持ちはしなかった。
塞ぎ込むように、両膝の間に顔を埋め。]
――。
[黙り込む。]
――。
[彼は自分に危害を加えたりするだろうか。
……それなりであれば、彼を恐れもするのだろうか。
…しかし、危害を加え、果てに殺されるとしても。
一度に抱えすぎ、麻痺気味の心は黙り込むだけ。]
……。
[その体勢のまま。時折、鼻を啜る音が響くか。
数時間の時を、コンビニの其の場所で過ごした。]
-回想・了-
[気がつくと立っていた歩道橋からの景色は、どちらが空でどちらが地上かわからない]
どうして?
[繰り返す時に意味を見出したがる気持ちが、同じ問いばかりを繰り返す。
何もかもループして、始まりも終わりもわからない]
…もっと早く、逢えてたらな。
[長い沈黙のあとに、こぼれたのはそんな言葉。]
[長くは居られない。
けれど、連れて行くなんて出来なくて。]
なんで…だろうね。
[目を伏せる。
聞こえるざわめき、遠く救急車のサイレン。
アスファルトの固い感触と、肩へと舞い降りる冷たい雪。]
[手の中の携帯は、赤い飛沫に汚れている。]
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