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この結果が偽りであるなら……
恐らく、また別の者が名乗り出るだろう。
虚偽なる報せを暴かんと。
[マティアスの言葉を聞くと、
客観的な推測のように言って]
……
[静かに、揺れる炎を見つめ*]
[カタリ。
マティアスの杖が立てる音に其方を見やった。その雰囲気から、察するところはあっただろうが――男は動かずに。ただ、小さく頷いて、外へ出ていく姿を見送り]
……
[足音が聞こえなくなってから、炎に向き直る。それが燃える音と呼吸音が微かにするばかりの静寂。いずれ、新たな死がもたらされた事が知れれば、男は恐らくまた、任に赴くの*だろう*]
[長老のテントに最初に戻ってきたのは、カウコだっただろうか。誰であれ、何があったのかと、問うような視線を向けただろう。説明がなければ、改めて言葉で問い]
……そうか。
[ビャルネの死について聞いたなら、浅く頷いて]
……
[現場の確認だけを済ませると、質問を重ねるよりも先に、長老に一礼をしてから、テントを出た]
……嗚呼。
[微々たるものから、徐々に濃く感じられるものになってくる、血の臭い。現場に辿り着くと、溜息を吐いた。白い雪を染める赤。それを零している、ビャルネの体。その場に誰かがいたなら、視線だけを一度向けて。既に生気が失われた体に、ゆっくりと近付き]
……、
[傍に落ちているナイフを一瞥してから、死した姿を無言で見下ろした。目に、焼き付けるように]
[男の胸のうちには、生前のビャルネの姿、彼を殺したというカウコの姿、――まじないが出来ると言っていたレイヨの姿。そのようなものが、浮かんだだろうか]
……血を以て。
悲しきかな。しかし。……果たせるかな。
[呟き、瞑目する。やがて戻ってくる姿があれば]
……埋めるか運ぶか、するのならば。
手伝おう。
[そう申し出るだろう。伝達はその後でも良い、とは、言外に。他に進んでやろうとする者がいれば、あえて押し切りもしないだろうが。
男の紅い衣は――
血に濡れたとしても、目立たない**]
/*
仮投票しておこう。
レイヨに投票したら悲しい感じになるから……。
あとダイイングメッセージを作ってみる。
微笑と迷いつつ。死に際に笑うの好きだな自分。
まあ、意外と生存終了するかもしれないけどね!
……目立った方がやり易い事が多い、というのはある。
しかし、そうだな、……
[トゥーリッキに返す言葉は、是とも否とも言い切らない、確かな理由は語らないもので。近くから調達してきたスコップで雪を掘りながら。その手に持たれた飾り杖を一瞥し]
知らせるなと言うなら、知らせるまい。
[一つ目の頼みには、すぐに応え]
……嗚呼。
そうしようとしたならば、止めよう。
居合わせられれば、の話だが。
[二つ目にはほんの僅かな間を置いて応える。矛先を向けるかもしれない、などと言われても、顔色は変えず]
……
[スコップの縁に足をかけ、半ば凍ったような雪を掘り進めていく。トゥーリッキの呟きは聞こえたか否か。どちらにしても、淡々と作業に勤しんで。
トゥーリッキが去った後、現れたレイヨには]
……わかった。
その事も共に、伝えに行こう。
[一旦手を止めてその姿を見る。告げられた内容には目を細めてから、頷き、伝達の旨を了承した。
それからまた、作業に戻り――そのうちにビャルネから少々離れた場所に出来上がる、人間が一人入る程度の穴。ビャルネの体を抱え上げると、穴の中にそっと横たえた。その時の男の瞳は、どこか寂しげでも、同時に優しげでもあったか。寒さで既に固まりかけたビャルネの手と手を、胸の上で組み合わせるようにして]
[瞼が開いていたなら、それも閉じさせてから。スコップで雪をかけ、ビャルネの体を埋めていく。傍にあった血痕は早くも薄れかけていただろうか。穴を埋め終えると、その上に小さくビャルネの名を記した。程無くして消えるだろう、仮初めの墓碑。微かに赤が混じった、指による痕。石を一つ、横に置いておき]
……嗚呼。
[コートに幾らか付いた血は、やはり目立たず、多少の臭いを纏うばかりで。斑に赤で染まった白い手袋のみを変えに、小さな己の小屋へと戻った。その後、男は改めて任に向かう。ビャルネの死を、彼が無実だと言う者がいるという事を、伝達する任に**]
[声をかけられて立ち止まる。イェンニの姿を認め、その話を聞いた。ビャルネの件を仄めかされると]
ビャルネは、埋めてきた。
[そう、簡単に答え]
理を考えれば、恐らく。
思うところがあったのだろう。
疑心であれ、保身であれ。
疑心も保身が含有するものではあるが。
[カウコの事に話が及ぶと、ぽつりと返してから]
狼らへ受け渡せば、時間稼ぎにはなるだろうが。
出来るものなら、死は二度もたらされるべきではない。
[イェンニの赤みを帯びた指先を見ながら、感情に染まらない声色で告げる。やや緩慢に瞬きをし]
私ではない。それ以上は、言わない。
その者が直接に伝えない限りは。
あるいは、その者が死んでしまわない限りは。
[言えないではなく言わないと。己の意思を含む行動]
綺麗事。……違うな。
これはただの私欲だ。
[イェンニの言葉に、表情と声色は変わらずも、返した内容は何らかの心情が過ぎるものだった]
犠牲の可能性を減らすためだ。
嗚呼。力と血を以て、深奥を暴かん。
[続けた言葉は普段と変わらず。確認には頷いて、踵を返す。止められなければそのまま歩き出し]
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