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[重力に逆らい浮遊した寄せ集め達が動きを止める。血臭の匂いが強く漂って来たからだった。そして、呟いた、のは、]
お腹が…空いた、なあ。
[個々の物体が互いに隙間を埋めるように咬み合い、何らかの形を作ろうとしていた物は、其処で、ぼとり、ぼと、と地面に落ちる。]
熱気と騒ぎ
[既に軽業師の熱も気配も遠ざかっている。一度認識した熱は、その熱の高さもあって、どちらの方向へ向かったのかは分かっている。]
[一度、忘却の彼方に消え去っていた容と記憶は、レーメフトという旧友との出逢いに拠って、忘れ掛けていた自意識を呼び起こしていた。]
俺が、炉、を起動した……―――。
[呟きは僅かに意識を感じさせる音。
生き延びる為、他者を喰った>>0:6弊害は、記憶の混乱とどれが自分の意識で在るのか不明瞭になる事。]
[赤黒く濁る禍々しい空の色も、其れを背景に、白の翼を広げる有翼人の姿も、見えない。
唯、幾十もの熱の塊が群れ、集う気配を感じる。]
「天使」 「おお生贄を」 「……!」
「救済」 「有り難い」 「浄化だ!助か」
[飛び込んで来るのは様々な音。
有翼人に気付いた者から伝播したのだろう。讃える音が大きく、狂騒の態すら為していただろうか。
胸元に血糊がこびり付いたまま、蹌踉めくように歩んでいたが、]
………?
[足が止まる。また、匂い。]
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黒と銀なのでは。
え、狼同士、なの?
違ったら偉い事になるようなならないような。俺とベルンハードを繋ぐ銀狼って意味、になる、のだろう、か。
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無茶振りは設定であって、口調まで無茶振りだとは想定してなかったんだよな。今回は省エネなのでOKだけれど、これだと方向性が実は優しい性格、になるかもしれない。ううん。
……………………。
[自分より背の低いものが、近づいてくる。
遠慮ない様子で此方の様子を探っているようだ。]
お前、が、
[膝を付き、逆に相手を見上げるような姿勢で]
――――――――――――…完成品?
俺は…… 実験体
0331号 マティ、ウス。
[ふつり、と沸き起こるものがあった。何であるのか、分からないものが。―――感情が。]
何故、こんな所に居る。
お前等はっ―――…
[音にして、それが激昂めいている事に初めて気付き、語気が自然にやわらいだ。]
楽園に居るのだと、聞かされた。
[そこに負の感情は含まれていないようだ。]
――――……、うん。
[風が、男の前髪の下に隠された徴の一部を露にして、去っていった後、―――男は申し出に頷いた。]
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よくぞ、このフラグを折れましたな。(にっこり)
[切り刻んでみたいという、想いが湧き上がる。
怒りでも憎悪でもなく、相手に対する好奇心と接触欲。同胞に似た者への、空腹感。
男の意識には登らないが、如何実験の内容が反映されたかの確認に似る物。]
良いよ。
喰べる?狩る?
[布で両眼が隠されているのだから、最初からベルンハードの顔は見えない。匂いと熱と音と気配と、感覚の総てで知覚するだけ。
ふらっと立ち上がるが、直ぐに両眼の事は察せられるだろう。促されながら、ベルンハードに続く。]
ああ、
[口元には、初めてベルンハードの匂いを嗅いだ時と同じ笑みが、小さく浮かんでいた。]
うん。大丈夫。
[舌先が、犬歯をなぞる。]
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