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……首輪を外す方法、か。
本部に解除ボタンとかあったりしねーのかな。
人にとり憑けたら乗り移って操作出来んのに。
[そうしたら残った奴らを助けられるんじゃないかと考える]
首輪の構造、見れてねーしな…。
下衆を、これ以上この世にのさばらせるのは癪だ。
[悪戯するつもりのようなリウには、連中を即刻この世から消し去りたいと言う意思を向ける]
……帝国が、本部。
あり得ないことじゃない、な。
行ってみるか、ヤスナリ。
[試せるなら、と同意するヤスナリに声をかけた]
奴らを苦しませてやりたいのは俺もだ。
けど、これ以上俺らみたいな奴を増やしたくない。
[またこの『ゲーム』を、と言うリウに頷いて見せた]
分かった。
そんじゃ探って来る。
[了承の意を向けると、廃校へと意識を向ける。
ヤスナリも来ると言うのなら、共に本部となっている*廃校へと*]
[意識を向けるだけで辿り着く、本部となっている廃校。
上空に現れると同時に廃校目掛け箱が落とさるのを見た]
…立ち入り禁止区域なのにここに箱が落とされるのはおかしくねぇか?
中じゃねぇからセーフっつーことなんかね。
……もしくはそれすらもハッタリか。
[訝しげに言いながら身体は溶け、目的の場所で再構成される]
/*
あれ、サヨの描写でそう思ったんだけど、こっちで確定したことになっちまったな。
すまねぇサヨ、手間かけた。
霊能者が表に残ってないと出来ない技だった。
気を付けねぇと。
連中にとってはあくまで『ゲーム』だからな。
どう行動するかも楽しみの一つなんだろ。
それにここには武装してる連中も居るからな。
首輪を爆発させるだけとは限らない。
[ヤスナリに言葉を返して、示された先を見る]
あそこ、か?
誰か居るのは確かかな。
[行くか?とヤスナリに視線を向け、次いで意識をその部屋へと向ける]
[文字を追えど詳しいことは書かれておらず。
けれど可能性と言う光明は見えて来る]
勝敗が決しても生き延びられる可能性はあるんだ…!
調査中ってことは、まだその改善はされて無いってことだよな。
あの首輪も、外せる可能性が残ってる!
[光明にやや興奮気味に声を発した。
それだけ騒いでも煙草をふかす男は気付いたようすもない。
けれど直ぐに興奮は冷めて行き]
……問題は、その方法が分からないってことだな。
動き回るんだから動体感知システムはついて無いはず。
携帯からの投票集計の後に該当者の首輪を爆発させてるんだから、手動じゃなく自動プログラムで動いてる可能性が高いかな…。
首に着けるくらいの小型のものだから、ケーブルじゃなくデジタル処理かも知れない。
となると、ロックも物理的なキーじゃなくデジタルロックなのかも…?
[ぷつぶつと呟きながら考え込む。
仮に推測が立てられたとしても、生存者に伝える術は無いのだが、考えるのを止められなかった]
首輪全体をショートさせるのは、多分拙い。
電気信号で起爆させてるなら、その衝撃で爆発しかねない。
ロック部分だけをショートさせるなら、あるいは。
[それもまた難しい手段かも知れないけど、とも付け加え。
考えながら男の頭を殴りつけるヤスナリを見た]
ああ、外せる可能性は残ってるってことだけでも、伝えられたなら。
今の状態を変えられるかもしれない。
[視線は遠く対峙する生存者へと向く]
[視線を向けていた先に丁度リウが現れ]
っと、そうだ、装置が無いかはまだ見てなかった。
首輪が爆発する前にロックを解除したって言う事例は、見つけた。
[リウにも例の書類を示し、同じように周囲を窺う]
[何だか湯気が出そうなまでに頭を抱えるヤスナリを見て]
あー…でも全部推測であってロックがデジタルだって確証は無いけどな。
ただ、起爆に関しては十中八九電気信号だと思う。
無線だと結構範囲は限られるし、手動でやるよりは自動プログラムを作って携帯を通しての電波受信で起爆スイッチを入れた方が早い。
だからそこさえ突かないで首輪を壊せたりするなら…外れるのかも知れない。
……やるにはやっぱり構造見ないといけないだろうけどさ。
[言葉にしてもどれも推測の域を出ない。
確証を得られぬまま時は過ぎて行く]
その資料を見せるにもブレーカーを落とすにしても、俺らじゃ無理だよ。
触れないんだから。
[リウの言葉には小さな溜息が漏れた。
何も出来ないと言うのが歯痒い]
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