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[遠のく意識。
次に気がついたときには
見えるはずのないものが見えるようになっていた]
……ビャルネかい?
[そこで確認する。
自分が既に*この世のものではないことを*]
[名前を呼ばれて振り返る。
そこにはナイフを手にした使者の姿があった]
…アルマウェル?
[危険を察知したのか、じりと後ずさる]
[突然腕を掴まれる。
思ったよりも強い力で振りほどくこともできない。
それでも悲鳴は上げず気丈さは保ったままで]
謝るくらいなら、最初っから
やるんじゃないよ。
[アルマウェルを睨みつけるような視線を送る。
しかし、ナイフが閃き血を零し始めたのは
その直後だった。
何が起きたのかも理解できず、
その刃だけが脳裏に焼きついたまま意識を手放した]
[ビャルネの言葉に苦笑いを浮かべて]
そんな簡単に離れられるんだったら、
とっくにそうしてるよ。
ましてや、死ぬかも知れないとあってはね。
結局、狼遣いはどこに紛れてたのかねえ。
現実、いまだにこうやって
村の辺りを彷徨っているわけだからね。
我ながら未練がましくて嫌んなるけどさ、
結局終わるまでは成仏できないんだろうね。
この調子だとさ。
[どこか他人事めいた物言いでこたえる]
そういえば、カウコは狼にやられたんだね。
その前は狼に動きはなかったみたいだけど
いよいよあいつらが「本気」になったのかねえ?
そうだね。
こんなことになってちゃ、他にやることもないし。
[諦めもついたのか、
あっけらかんとした口調で言い放つ]
元々本気…動けない事情ってのも謎だね。
好きなように操っている以上は
最初から食欲なんて関係はないんだろうけど。
…少なくともヘイノの死因は狼とは無関係、か。
[視線はヘイノ宅にある亡き主の死体と
車椅子に乗った訪問客に注がれる]
…おや、新しいお仲間が来たようだね。
[肉体を失った者がこちらに来るのを
見つければ、いつものように
*手をあげて挨拶に代えた*]
……イェンニか。
根拠なんてないけど、あの女は――
危険な臭いがするね。
[やや緊張した面持ちで、
マティアスとイェンニのやり取りを眺める]
まるで、現実に生きている感じがしないんだよ。
そんな事を言ってたのかい。
[カウコの語るイェンニ。
彼女は想像していたよりも――]
赤が好きなのは勝手だけどさ。
殺してくれて有難うとは、……ない話だよ。
いくらこんな状態とは言えさ。
狼遣いでなくても、いずれは
同じ運命になってた気がするよ。
[ビャルネの呟きが不意に聞こえた。
ふ、とする必要のない息を漏らしてそれに答える]
村を出たかったなら、好きに出たら
良かったんじゃないのか?
少なくとも、それを理由で村を滅ぼそうなんて……
私には、理解できないね。
[カウコの言葉には軽く頷いて同意を示す]
まさか、余所の人間がみんな
あんな感性でもないだろうしね。
命が失われるのが好きな割に、自分から
手を汚そうとはしないってのもアレだね。
何のために、何がしたいのかも――分かりゃしないよ。
最終的には、村を丸ごと
狼に食らいつくさせるモンだとばっかり思ってたけどね。
でも、実際はああいう感じで
ただただ終わりのない殺戮を繰り返しているのかもねえ。
ここよりも平和な世界があることを祈るよ。
[そう言うとイェンニの方を示しながら]
……どうやら、大義名分なんてなくても
やる気だったみたいだよ。ほら。
あれが大義名分と言えるのかどうかも
私には分からないけどさ。
好きに願えばいいじゃないか。
願うだけならタダだし誰も損しないよ?
どっちかというと、カウコの顔だと
何を願うのが妥当なのか興味あるけどね。
[帽子を被る仕草についからかう口調になってしまう]
生かす意味……気付かないだろうね、あの調子だと。
正直、あれだけやりたくて仕方がない
「殺し」の意味にも気付いてないんじゃないかって思うよ。
……そういえば。
イェンニは妙にトゥーリッキを慕っていたようだけど。
もし死んだら、理解できるモンなのかねえ。
[不意に零れた疑問が口から*洩れた*]
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