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…それは、自分の意志…
では、無さそうだな?
[引き結ばれた口元に、言葉。
なんとなく察して、眉を顰める。
そして地上ではまた、死者がひとり。
広がる染みの赤が、やけに目に焼きつく]
[かくして、コハルの世界も崩れ去る。
だが、その光景にさしたる感慨はない。
気になることはひとつだけ。
さがすものは、意外と簡単に見つかった。
割れた額に入った写真の中で微笑む親友の姿。
その額に巻かれた黒い布地と、
粉々になった位牌]
結局……間にあわなかったんだ。
ごめんね……。
[それだけで何も濡らさない涙は流れる。
コハルの感じた罪悪感は、ただ*それだけ*]
[身体に受ける2回目の弾丸。
それは確実に自身の額を貫き。
受けた衝撃と一緒にその上半身は床に倒れ。
自身の目には何も見えなくなる。
荒く、小さくしていた呼吸音ももはやその音を出す事もなくなった]
ゼンジのおっちゃんが望むからじゃなくて。
…オレ様も、アンタを残したいから。
[目をやるのは、肩から血を流す5th。
コハルが銃声に倒れたのは、視界の端に見た。
であれば、残るはただ1人―――…
結局全然接点の無かった相手…フユキへと
刃を向ける]
[そう、フユキは、
あんなの苦しい中でも、
とどめを願うわけではなく、
生きたい、と言った。
男は、そのフユキを殺したくはなかったが……。
銃弾はその額を撃ち抜く。]
[撃ち抜かれた右肩からこぼれる赤色は、既に服の布地を濡らして、指先から滴り落ちようとしている。
腕が動く気配は無い。恐らく、野球を続けることも叶わないだろう。
それでも、失われたものはきっと、他の誰よりも軽い。
響く銃声は二つ。
立ち上がる動作のさなか、その一つが太腿を掠めた。
切り傷の一つを開いて、血が流れる。
それもまた、流れた血の量に比べれば、遙かに少ない。]
…………。
[私は、一つ、大きく息を吐いた。**]
すいません……フユキさん……。
[男は、フユキ倒れた身体、
その額の傷を髪でせめてと少し隠して…。
いや、それでも血はとめどめもなく、フユキの顔を赤色に染めていく。
そう、きっと彼の世界が、そうなっていくように。]
[放った銃弾が、本当に5thへ至るかなど分からなかった。
ただ、己の望むままに人の良い青年へ銃を向ける。
それは正に、”鬼”に相応しい振る舞いであったろう。
銃を撃った衝撃を堪えきれず、よろめいた。
果たして彼に命中をしたのか。
確かめようと、一歩二歩と足を踏み出すのだが、]
────クルミ!?
[もう一発の銃声>>5が、空気を振るわせた。
それへ悲鳴のような声をあげ、彼女を振り返る。
彼女は無事のようだった。
ショートパンツから伸びた足に、赤い血が流れ落ちる。
改めて見れば彼女の肩も、
むしろ全身が斑に血に染まって見えた。
きっとコハルの血も、混じっているのだろう。]
大丈 、夫───…
[声を掛け、歩み寄る視界が揺らいだ。
倒れこんだと認識するまもなく、床が近くなる。
傷口を押さえて、彼女の元を目指そうと床に拳を握った。
右手首に嵌る神の日記が、
哂うように微かに震えたようだった──**]
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