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[周囲の目など気にする事も無く、弓槻がいる別の車両へと向かう。
これから友を殺さなければいけないと言うのに、何故か心は弾んでいて――無意識の内に笑みがこぼれていた。
この扉を隔てた先に、弓槻が居る。
まるで、ここが現し世との境だと主張しているかのような扉に手をかけ、その境界線を壊す。
弓槻の姿は、櫻木の遺体の前にあった。
うずくまるその姿を見降ろしながら、声をかける。]
状況的にどうしても要素が取れなくて、でも言葉の端々に違和感があって、それをハッキリと疑う要素と取れなかったのは六花の弱いところなのね。
じゃあ、わたし…死んだの?
[やはり実感が沸かない。
けれど]
…ぐすっ。
[泣きじゃくりながら、須藤の胸に飛び込む。]
あいたかった、の。
もうあえないかなっておもってた。
六花ね、驚いたりしないのね。
ずっと、どこかでもしかしたらって思ってたのね。
でも、信じたかったのね。信じたかったの…。
[席を立ち、隣の車両へと消えていく寺崎を振り返らずに言った**]
/*
そうそう、弓槻!
黄泉たんずはお前に対して怒ってもないし責めるつもりもない。
散々自分を責めたんだろう?
もう十分だ。
だから、自分を許してやってくれ。で、墓下やエピに顔出してくれると、先生嬉しいぞー
独りでこんなところに引きこもっちゃってさぁ…
前から暗いとこはあったけど、やっぱりその性格は変わって無いみたいだな。
…それとも、逃げれば誰かが追って来て、救ってくれるとでも思ってた?
期待なんてしない方がいいよ。
誰もお前の方を向いてくれる人なんて、居ないんだから。
死んでもお前に自由は無いよ。
残念だけど、君はもうここから逃れられない。
[ああ、それは自分もだけど、と自嘲気味に付け足して]
[学校の廊下での出来事をふと思い出す。
人見知りは克服したんだと、笑っていた姿を。]
ああ、そうそう。
あの時だって、櫻木さんに良いところを見せようとして、虚栄してただけだ。
おかしいと思ったんだ。
いつもお前の周りには、誰も居ないのに。
自分から話しかけていくなんて出来ない奴が、克服できてるようにはとても見えなくて。
/*
近藤さんはコハルちゃんがいるからいいけど、俺なんて上でも下でもぼっちやで・・・。
もうしょうがないから、2日目に墓下で近藤さんと桃るしかないのかと、覚悟したほどやで・・・!←
あははっ。どうせ今のクラスでも浮いてるんだろ。
[そうやって嘲るような口調から一転して、囁くように優しげに、次の言葉を紡ぎ出す。]
―――でも大丈夫。
僕が側に居れば、周りに溶け込めているような気分になれるよ。
…まあ、僕の周りに寄って来るやつらは、お前に興味なんて、ないんだけどね?
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