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オレが、カゼガミサマを護れるなら護ろう。
ずうっと兎の中に居て、望ちゃんのそばにいるのもかまわねェが──だが──オレも、望ちゃんも、貘君も──確か、タカハル君か、彼も──あっち側には連れて行くな。頼む。
そうだ、な。
しばらくしたら、行く。
[ぎゅっと顔の前でクロスした手を握りしめ、
ふらふらと立ち去ろうとするタカハルを見送った]
…………。
[こみ上げる物を堪えるように、動きの鈍る体を引きずり、
管理棟の方へとゆっくり歩いていく]
これだけの人間を連れてったんだ……。
[──死んだら、カミサマのところに行くのよ──]
死んでからならいくらでもそっちに行く。
オレの知り合いだって、友人だって、カミさんだってそっちに行っちまってる。オレだって棺桶に片足突っ込んでる。
だが、生きてる間は──ダメだ。
[もし自分が、カゼガミの手を取れば、テンマのようになるのだと知れた]
[たとえ皆が守れるのだとしても、何かを得られるのだとしても、あんな辛い顔をして誰かを傷つけるのはごめんだった]
オレは……栗田君の言うことを信じてなかった。天馬君に酷いことを言った。
綺麗事だけで、いろんなことを忘れてるし、何もしてねェ。
口先で「すまん」と詫びるだけなら、簡単だ。
(人を殺すのを躊躇うのに、神なら──兎ならいいってか……最低だな)
[髭の三つ編みに触れた。心の中で自嘲しながら続ける]
カゼガミサマ。あんたはしらねぇかも知れないが──昔、ここの村人がどれだけカミを思っていたか、証拠を見せてやる。
[半分以上はハッタリ。しかし断片的な記憶から閃く予感がある]
[ゆるりとニキとチェロに手を伸ばし*神社へと誘う*]
[いつもの2倍か3倍の時間をかけて、ふらふらと管理棟へ。
管理棟の扉を、全身の体重でよりかかるように開けた]
………………。
[茫洋とした、疲れた目で中を見る。
ドウゼンやニキの姿を認めると、すっと目を細めて]
…………… オッサン 死んだよ
[ぽつりと低い声で、それだけ報告する]
…………っ!!!
[白い兎が目に入れば、思い切りそれを睨みつけ、
掴みかかろうと走り寄る。
が、たどり着く前に思い切り椅子に蹴躓き、
ガタンと派手な音を立てて、うずくまる]
ああ、死んだよ! 死んださ!
親父も、ペケレさんも、ビセさんも、皆皆殺してオッサンは死んだよ!
これで、満足かよ! 契約ってなんだ!
人の命を、こんな簡単にっ 簡単にっ!
[ガンと思い切り机を殴りつけ、声を張り上げて。
ただ、ずるずると息を切らせて座り込む]
[肩で短く浅く、息をして]
なぁ、せんせ、二木さん。その兎、元凶なんだろ?
そいつ殺せば、終わる?
[ぎらりと光る目で兎を睨みつけていた**]
[疲れ、ストレス、絶望に弱っている私の心の中にチェロが隙間から入り込もうとする。感じるのは孤独と寂しさ、それに強い人間への恐怖と生への渇望。兎の感情が私を包み込む]
これが.....チェロの世界?
[私は起き上がりチェロを抱き上げる。これは私の意志ではない。私の意思とは関係なく体が動いていく。そして兎を睨みつける獏にむかって私の口が開く]
獏.........テンマを殺したんだね....
[抵抗することはもう出来なかった。兎は私の心を支配したのだ。あとはもう動く人形。チェロの話したいようしたいよう体が動いている]
テンマは君だけは助けてって何度も何度も花達に......ボクにお願いしてきてきたよ....
それなのにテンマを....
テンマは君を護るために力を使っていたのに......
ボクを殺すの?
かつて山を降りたときの猟師のように......
ボクはただ......一緒にいたかっただけ....
それなのにどうして...?
ニキ......
愛しいボクのニキ.....
君は死なせない.......
ボクを殺そうとあなたが望むなら
ボクは君を連れて行くよ
山に一緒に還ろう......
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