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神様やあい。
[ぱん、ぱんと手を鳴らしても、返る声は無い。
ため息をついて、境内の木陰に座りこんだ。]
呼んでおいて、来たらほったらかしなんて、無責任なんだから。
[相手は人とは違う理を持つ存在。
責任を問うたところで意味は無いと分かっていたけれど、人としては文句の一つも言いたくなる。]
瓦すごい割れた!
まぁ肘うちで鍵壊したもんなぁ……。
何をどう間違えてこんな乱暴者になったんだろう。
おとなしい優しい人をやろうと思いつつ、なぜだ。
面白い方向に行ってしまうからなのか。
面白いことを言う奴だな。
心配くらいするだろう。
親や友人や、どっかの男勝りの教師が。
消えたいのか?
[不機嫌そうにあげられた顔に、肩をすくめて]
心外だな。遺品には落とし物との意味もあるんだが。
そうか。あの子もいたのか。
萩原のこと、何か知っている風だったが。
[顎に手を当てて、考えるような素振り]
投票は誰にしようかなー。
私が投票した人は吊られないけど、心理的に投票しにくいというアンビバレンツ。
私に罰があたって神隠しは、すごい有りそうです。
死亡フラグアピとかしてみようか。
『私、東京に戻ったら結婚するんだ』
『もうすぐあなたの誕生日ね、プレゼントは内緒よ(はーと)』
『文句があるなら、子供じゃなくて私でもさらえばいいんだわ』
最終しかフィットしない。
ニキ可愛いよニキ。消えたいとか私の前で言えー。
委任先はギンスイと迷ったりもしています。
ちなみにプレーチェではない理由は、私に委任された場合にランダムになるからです。
ま、文句を言っても仕方ない。
あたしに出来る範囲で、帰り道を探すか。
光野さん、誰かに会えたかなぁ。
[結局、神隠しにあっただろう人には誰も会えなかった。
こちら側にいる人なら救えるかも知れないけれど、自分の手が届かない場所に居る人はどうすることも出来ない。]
もしかしたら、会えるかもって思っていたのにな。
[遠い昔に、消えてしまった人を思って少し笑ったとき、声(>>+38)がして振り向いた。]
永嶋さん?
[居ることは知っていたけど、彼が自分を見かけ、声をかけていたこと(>>+32)には気づいていなかったから、目を瞬く。]
[ゆりかごの中にいるような、ぼんやりとした心地で頭を撫でられていたが]
ひゃうっ!
[間抜けな悲鳴を上げ、デコピンされた額を撫でさする。
怒られたい。無自覚の甘えを見透かされた気がして、顔に熱が上った]
……お手伝い?
[額をさする手を止め、きょとりとザクロを見返す。
彼女の言葉の意味をわからないなりに考えて]
私に、できることがあるなら。
[彼女をじっと見つめた後、こっくりと頷いた]
…嫌われてるから誰も心配しない、親もいないし。
[淡々と言った。]
消えたい…のかも。
そうかもしれない、分かんないけど。
[首を傾げて次の質問に答える。
消えてもいいとは思ってはいたが、消えたいとは違うような気もして。]
――――――…。
あの子…人が好きなんだろうね。
わたしと違って。
[なんとなくそう呟いた。]
ふうん。ま、珍しいことでもねえか。
[同じような境遇の青年は言います]
分かんねえなら、もう少し考えるんだな。消えたいとか、消えてもいいなんて考えてる奴が幸せになれる程、世界は甘くは出来ちゃいねえ。
[そうでない奴が幸せになれるわけでもねえが、と自嘲します]
人が好き、ねえ。そういや、そんな感じもしたな。
初めて言葉交わした時にも、謂われのない礼を言われた。阿呆かと。
あんたは人嫌いか。まあ、人なんてそういい生き物でもねえからな。
自分のことは、好きか?
[何となく空を見上げます]
[相手の姿を認めると、自然とその手首に目がいった。
蛍川の女が言っていた言葉が脳裏に蘇る。
彼女の言葉が本当かはわからないけれど、自分なら、一緒に落ちるより自分が踏みとどまって引き上げたいなと思った。]
永嶋さんがこっちに居て良かった。
あっちの世界に戻る方法を探そうと思うんだけど、熱中症は、大丈夫ですか?
[どことなく浮かない顔の男に、そう訪ねた。]
私にもよく分からないんだけど……。
[狐と鬼が争い、神の呪いで神隠しが起きている。
ヨシアキから聞いた話、鬼子母神の神話などを『自信が無い』、『わからない』を要所に取り入れて説明する]
狐や鬼や神様にどんな思惑があるかなんて知らない。
だけど、戻る可能性があるのならば、神様を脅してみるのはどうかしらと思ったの。
大事なものを取られたら、返してくれるんじゃないかってね。
さっき本殿から、これを取ってきたから…次は、鬼の所に行ってみようかなと。
[胸元から小さな包みを取り出して見せた]
バチが当たるならこっち来いって思うのよ。
―――――…幸せ…。
[地面へと再び視線を落とした。]
――――――…。
人は嫌いだけど幸せであってほしいとは思う。
だから関わりたくない。
自分のことは――――…。
[言いかけた言葉を飲み込む。]
どうしてそんなこと聞くの?
あなたは…人が嫌い…?
[質問に質問で返すも、視線は地面に落ちたまま。]
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